どうも、こんにちわ！
突然ですが、みなさんは車を保有していますか？
最近の若者は車離れが著しいと聞きます。税金はかかるわ、駐車場代はかかるわ、保険もかけなきゃいけないわ。車は金を食らう家畜のような存在だから不要と考える方が多ようです。
確かにその通りです。しかし、おいらはそんな「金を食らう家畜」を飼っております。仕事の都合上や住んでいる地域によっては、金を食らう家畜である車を飼わざるを得ない方も結構いらっしゃいますよね。
都会であれば車がなくても電車で移動できるので全然OKなのですが、交通網が整備されていない地方だと車は生活必需品のようになってしまいます。
アメリカの面積は日本の25倍ですが、人口密度は日本の30分の1です。したがって、アメリカでは都市の一部意外では交通網は日本のように発達しておらず、車が移動手段の中心です。だからあれだけ自動車が売れるわけなんですね。
さて、そんなアメリカですがガソリン車が走りまくっています。電気自動車の割合は全体でみるとまだまだほんの僅かです。
欧州では電気自動車へのシフトが顕著で、ノルウェイなんかは政府は2025年までに新車販売の100％を電気自動車にするという目標を立てています。ガソリン車を規制すると同時に、各国政府が補助金を出してまでEVを普及させようとしているので、かなり普及が進んでいるようです。
アメリカでもZEV規制という制度が導入され、徐々に電気自動車の普及に力を入れ始めています。この規制は、大気汚染の深刻なカリフォルニア州で導入されている規制で、州内で車を販売するメーカーは販売する新車の内14％をZero Emission Vehicle、つまり排出ガスを全く出さない自動車にしなければいけないというものです。
ZEVの数値が目標に届かない場合は、罰金を払うか、目標台数を一定割合超過したメーカーからクレジット(CO2削減の実績数値を係数にしたもの)を購入しなければいけないようになっています。
ちなみに、アメリカで最初の電気自動車が登場したのは1891年だそうで、最初は電気自動車の方に力を入れていたのですが、フォードが高性能なガソリン車を量産にこぎつけたことで興味が失われたそうです。
そんなアメリカで、今電気自動車産業に革命を起こしているのがイーロン・マスク率いるテスラモーターです。
それまでは、クリーンで環境にいい、というだけのイメージだった電気自動車にデザイン性と走行能力というアクセントを加えて一躍電気自動車産業の主役に躍り出たのがテスラです。
おいらも一度東京でテスラ車の実物を見たことがあるのですが、確かに異質な感じのする流線形のデザインで、近未来的なイメージというよりかはイタリア車のマセラティなんかのデザインに近いような印象を持ちました。
テスラの車両は搭載されているソフトウェアで機能をアップデートすることができ、最近では自動車線変更なんかのプログラムが追加されています。内装を見るとめちゃくちゃカッコいいですね。大き目のディスプレイに声だけで反応するナビなど近未来感満載です。
テスラモーターのラインナップは高級車が主体でしたが、最近になってモデル3という一般庶民でも手が届くくらいの価格帯の車両を市場投入しています。しかし、その生産台数が目標の５，０００台に届かず、かなり株価が低迷しています。
このモデル3が普及するかしないかが、今後のテスラの戦略に大きく影響するため、CEOであるイーロン・マスク自身も工場に泊まり込んで指示を出して増産に取り組んでいるようです。イーロンいわく、「自動車ビジネスは地獄」だそうです。
そんなテスラ車ですが、内装があんまりにもカッコいいので少し欲しくなりました。新車はとてもじゃないが買えないが、中古車くらいだったら。そう思って中古車を探してみました。
おいらが乗っているのは時価10万円程度の乗り古したボロ車です。もちろん、MDが標準装備されています。
MDってみなさん知っていますか？CDを小さくしたようなものをプラスチック製の薄いケースに入れたものなんですが、一時期はCDよりコンパクトで画期的な製品だって言われていたんですよ。しかし、iPodの登場によって見事に駆逐されてしまいました。
もちろん、テスラ車にMDは搭載されていません。
MDのない車なんて大丈夫かな？
不安な気持ちを抑え、探してみた結果、ようやくテスラの中古車を見つけることが出来ました。
そのお値段は．．．。
１０，０００，０００円！！
やはり、電気自動車はまだまだ庶民の乗りものではなかった。テスラのモデルSというモデルなのですが、価格が中古車なのに異次元すぎる。こんなの富裕層しか買えないですよね。
しばらくは異音のするエンジンが雄たけびを上げるマイカーに乗り続けるしかないか。悲しい気持ちでMDプレーヤーにMDをセットしました。
ー負けないように枯れないように笑って咲く花になろうー
MrChildrenの花が、いつになく心に響きました。
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