ああ．．．出会いが欲しい．．．。
夕暮れ時に近くの公園を散歩し、夕日を見ながらそう呟いて途方に暮れる。
なんで、こんなことになってしまったのだろうか？
もうアラフォーになる年齢に差し掛かっているというのに、まったく結婚の「け」の字も聞こえてこない自分に絶望を覚える。
周囲の友人たちはとっくの昔に結婚をしてしまい、すでにマイホームを買っていたり、子供が3人もいたりする奴もいる。
「パパ～、今日の夕ご飯はママが作ってくれたハンバーグだよ」
「おお、そうか！ママ特製のデミグラスソースのやつな！」
彼らの家ではそんな心温まる会話が繰り広げられているはずだが、自分は薄暗いワンルームマンションの一室で、ノートパソコンから発せられるブルーライトに照らされながら黙々とブログを更新している。
きっと、顔は死神のようになっているはずだ。
「僕もママが作ったハンバーグが食べたい」
そう呟いてはみたが、ママも子供も部屋にはいないので、コンビニで買ってきたレトルトのハンバーグを電子レンジに入れて温める。
「さすがはママ、デミグラスソースの出来が完璧だ！」
そんな悲しい声が、誰もいない部屋に響き渡る。
．．．。
嫌じゃああああああああ！！なんかこの話嫌じゃああああああ！！
書いていると段々と吐きそうになってきたが、実際おいらはもうアラフォーに差し掛かっている年齢にも関わらず独身のままだ。
本当かどうかは知らないが、35歳を過ぎると出会いの機会が激減するため、おいらの年齢で独身だと一生独身だという可能性が非常に高いらしい。
統計上年齢別の未婚率がどんどん上昇していることを考えると、早い段階で結婚しておかないと結婚難民化することは明白であり、おいらはすでにその状態に陥ってしまっているというわけだ。
<出典:内閣府・未婚率の推移>
もうね．．．マジでやばいんだよ。
この記事でも書いた通り、アラフォーの年齢になってくると婚活パーティーにも年齢制限によって参加できない場合があるので、本気で出会いの場が激減してくるのだ。
おまけに、会社ではハゲのアラフォーのオッサンなど誰も相手にはしてくれない。
「今度、スノボみんなで行きましょうよ」
「いいね、それ！！」
飲み会の場で楽しそうにはしゃいでいる若手たちを、悲しげな目で見つめながら不味い酒をすするのは毎回のことだ。
「へへ、ええんじゃい。僕には米国株があるんだから」
そう言ってスマホでIBMの株価を確認してみると、信じられないくらいに暴落している。
．．．。
こんな感じで、独身のアラフォー男性は出会いの激減に伴い、生涯未婚であるという危機に瀕している場合が非常に多い(はず)。
アラフォーのオッサンについては、以上の通り出会いの場自体が激減してしまうため、将来的に独身のままでいる可能性が非常に高い。
そして、アラサーの女性についても、30歳を超えると段々と結婚するのが難しくなってくるという情報をよく見かける。
「もう、本当に絶望的」
「段々どうでもよくなってきて、わき毛も剃ってません」
「婚活パーティー行きまくっているけど、全然いい男がいない」
こんな感じで、中々出会いがないせいで、もはや結婚を諦めている方も多いようだ。
しかし、客観的に見ていると出会いがないというよりかは、相手を選びすぎているケースが多いような感じがする。
「年収は1000万円以上で、安定した職業についている人」
「公務員で真面目で、年収も悪くなくて、顔もまあまあイケメンな人」
そんな感じでかなり選り好みしている人が多いと思うのだが、そういう有望株たちはすでに20代後半までに結婚している場合がほとんどなので、きちんと現実的なところに目を向けた方がいいように思う。
それに、30代前半の同年代の男であれば、多少年収が低くても将来的にまだ伸びる可能性は高いので、人を選べば後々「これで良かった」となる可能性も高いように思う。
20代後半の男でも未婚でそこそこ有望なのが残っているケースはあると思うので、そういう身近なところに目を向ければ案外いい出会いもあるかもしれない。
また、話に聞くところによると婚活サイトでは、アラサーの女性は結構需要があるらしいので、そういったサイトに登録してみるのもいいだろう。
積極的に動けば、アラサーの女性は婚活パーティーの年齢制限にもあまり引っかからないし、普通に出会いも需要もあると思うんだけどね．．．。
一方で、おいらクラスのアラフォーのオッサンになってくると、マジで需要自体は無いと考えた方がいいから、本当に状況は絶望的である。
しかも、頼みの綱の婚活パーティーすら年齢制限により参加が出来なくなってしまっているというエグさ．．．。
真面目な話、このブログを読んで下さっている20代や30代前半の男性は、株のチャートなんか見て歯ぎしりしている暇があったらとっとと結婚相手を探した方がよっぽど有意義だと思う。
株はいつだって買えるが、若さという財産は金では絶対に買えないからね。
はっきり言ってこの年まで独身だと、永久にママが作ったデミグラスハンバーグを食べることが出来ない可能性だってある。
それだけは絶対に避けないといけないので、とりあえず社内で狙っている後輩の女性社員であるA子にラインを送ることにした。
最近、A子は彼氏と喧嘩をして落ち込んでいるようなので、心が弱っていれば誘いに乗ってくるかもしれない。
ふふ、ナイスアイデアだ。
ー明日、夜空いてる？メシでも食いながら話したいことがあるんだけどー
ピロリン
ー無理ですー
速攻で断られた。
株で夢をかなえよう
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