配当利回りの高い高配当株を買うのが先か体を鍛えるのが先か？
高配当株はコツコツと積み上げていくことによって、毎年投資家に安定的に配当金を支払ってくれるため、不労所得を得たい投資家には非常に人気がある種類の株式だ。
毎月、可処分所得の中から投資資金を捻出し、それを高配当株へ投資することによって年間で受け取れる配当金の額は徐々に増加していく。
配当金というのは、最初は受け取りの額が小さくても、気が付くと大きな金額となっているものだ。
そのため、もちろんキャピタルゲインも目的ではあるが、高配当株に投資する場合は配当金をコツコツと積み立てることも大きな目的となっている場合が多い。
この投資方法は、忍耐力のある人にとってはたやすいかもしれないが、短気だったり忍耐力が無い投資家の場合は、少し株価が下がったら損切を実施してしまったりで中々続かないケースもある。
つまり、どんな投資方法でもそうだが、高配当株投資の場合はより投資スパンが長くなる傾向があるため、強い忍耐力が必要とされる。
また、その間には絶え間なく銘柄のチェックをしなくてはならない。
そういう意味では、高配当株投資は忍耐力が求められる投資方法だと言ってもいいだろう。
しかし、忍耐力があまりないという人も実際のところは多い。
そういった人におすすめなのが筋トレだ。
筋トレは継続力と忍耐力が身に付く精神的スポーツ
筋トレは、部活で運動部に所属していた方なら分かると思うが、かなり自分を追い込まなければならないトレーニングだ。
筋肉を限界まで追い込み、細胞を一旦破壊してからプロテインやビタミンを接種することにより、より巨大な筋肉を作っていくのが筋トレだが、その作業は中々忍耐力が要求される。
例えば、眠る前に腕立て100回、腹筋100回、スクワット100回を目指して筋トレをスタートしたとしても、大体の人は10回をワンセットやって、次の日からはやらなくなってしまう。
なぜかというと、筋トレは1度目はいいのだが、２度目は筋肉痛と戦いながら体を追い込まないといけないし、「今日はしんどいからやめ」といった感じでペースが不規則となり、最終的には全くやらなくなってしまうからだ。
しかし、しんどいところを我慢して筋トレを続けていくと、いつの間にか筋肉が巨大化していき、少々のことでは疲れない体が完成する。
自分のような身長190センチ、体重125キロ、握力500キロオーバーのスーパーモンスターならいざ知らず、通常の人間の肉体というのは放置すれば筋肉量が落ち、疲れるように出来ている。
自分の場合は、何もしなくても素手で金属バットを曲げられるくらいの筋肉量は常時肉体内に保存されており、恐らくは85歳くらいまでは衰えないだろうが、普通の人の肉体は年齢とともに衰えるように出来ているからね。
しかし、筋トレを継続して行っていけば、筋肉が配当金のように体内に蓄積されていき、強靱な肉体とメンタルが手に入るのだ。
そして、忍耐力のある強靱な肉体とメンタルがあれば、我慢強く高配当株を積み立てていくことも可能になっていくだろう。
筋トレが優先なのか、それとも投資が優先なのか
ここで、筋トレで先に肉体を鍛えてから投資をするべきなのか、それとも投資を優先して行うべきなのかという問題が発生してくる。
結論とすると、これらは同時並行で行ったほうがいい。
というのも、投資も筋トレも一瞬で成果が出る類のものではなく、継続して行うことで成果が出るのだからだ。
なので、腹筋をしながら銘柄を選び、拝金をしながら証券口座へ入金を実施し、腕立て伏せをしながら注文を出すくらいがベストだ。
実際はそこまで徹底をする必要はないが、実は筋肉量というのは人間のメンタルに大きな影響を与えるので、投資をする際には出来るだけ体を鍛えておいた方がいいというのが個人的な意見だ。
シンガポール在住の著名投資家であるジム・ロジャースが、ランニングマシーンで走りながら投資情報を見ている映像を見たことがある。
その当時でたぶん、ジム・ロジャースは70歳を超えていたと思うのだが、やはり体を鍛え続けることで冷静な投資判断を下す力をより長く保とうとしていたのだろう。
ちなみに、ジム・ロジャースの奥さんは非常に若くてキレイなので、自分もいつかは極限まで筋肉を膨張させ、ジムのように幸せをつかみたいと思っている。
ただ、世界最強の投資家であるバフェットとバークシャーハザウェイで共同経営者を勤めるチャーリー・マンガーは、デビット・クラーク著のマンガーの投資術に書かれているNO101で、「動かずに本を読んで深く思考した方がよい」的なことを言っているため、筋トレと投資成績には相関性が無い可能性があるということも付記しておく。
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