全国に緊急事態宣言発令で高配当株は大暴落するのかについて
ーねえ、笑って？－
もしも、古代シュメール人たちが参加するオークションに、人間インテリアとして箱の中に入れて出品されたなら、自分であれば冒頭の画像の少女のような歪んだ笑みを浮かべるかもしれない。
シュメール人て誰やねん、という人のために一応説明をすると、シュメール人とは歴史の教科書にも出てくる人類最古の文明であるメソポタニア文明を作り上げた謎の民族で、その起源も不明で、さらには突然歴史上から姿を消した、という謎まみれの人々のことである。
グーグルなどで画像を見ると分かるが、目がめっちゃ大きくてかなり怖いルックスをしているのだが、一説には宇宙人じゃないのか？とまで言われている。
そんな感じで謎すぎるうえに、さらいは目がめっちゃ怖いシュメール人の前に出品されたなら、「これからどうなるねん」といった感じで恐怖で「笑って」と出品者に言われても歪んだ笑みを浮かべるしかないだろう。
なぜかというと、人間というのは未知の状況に追い込まれると、もはやどうしていいのか分からなくなり、歪んだ笑みが浮かぶことがあるからだ。
安倍総理がいきなり全国に緊急事態宣言を発令した今の状況は、まさに未知の状況であり、冒頭の少女のように歪んだ笑みを浮かべざるを得ないような状況だと言っていいかもしれない。
日本企業の経済活動は最小限まで縮小することが確定
ついに、安倍総理が全国に緊急事態宣言を発令したことにより、日本企業の経済活動は最小限にまで縮小し、日本経済はほぼ確実に収縮することが確定したと言っていいだろう。
収縮というよりも、インバウンドが９０割以上減ってしまい、さらには国内の内需も緊急事態宣言により人々の自粛がさらにきつくなる環境下では激減してしまうので、ブラックホールに落ちているような状態だと言ってもいいかもしれない。
そのため、日本の株式市場に上場している高配当株たちも相当なダメージを受け、今後は配当金が減額される銘柄が激増するかもしれない。
Jリートなんかについても、商業施設やホテル系の銘柄はすでに大ダメージをくらうことが確定してしまっている。
というか、大ダメージくらいで済むのだろうか？というのが個人的な疑問だ。
というのも、今現在の状況というのはまさに未曽有の状況であり、経済が完全にストップしているような状況が１～２か月続いたときに、どのような現象が起こるのかは世界中の誰にも正確には予測することができないからだ。
国家がデフォルトをしたり、預金封鎖が行われたり、さらには株式市場が暴落するかと思ったら逆に爆上げしたりと、これから先はまさに予測不可能なことがどんどん起こるかもしれないね．．．。
現在の株価はもはや予測不可能
最近、米国の銀行が決算を発表し、トレーディング部門は好調な場合が多いようだが、そのことからも分かる通り、今現在はPERやPBRなど完全無視でマネーゲームが展開されているような状況だ。
新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからず、世界経済がメチャクチャになっているのに株価は二番底をつけずに大幅にリバウンドしたりと、まさに理解不能な値動きになっている。
それは機関投資家たちが混乱する市場で短期取引で利ザヤを抜きまくっているからなのだが、そこにAIのアルゴリズム取引、さらには日本株の場合は日銀のETF買いなども混じり合って、まさに訳がわからない状態になってしまっている。
自分自身は実体経済を色濃く反映している原油価格の動向などを見ていると、いずれ株価を上げる理由が消滅してしまい、2番底をつけるのではないかと思っているのだが、それもどうなるのかはわからない。
ここまで状況が混乱していると、自分に出来るのはもはやETFをちまちま買うか、何もしないかくらいだ。
このような市場においては、血気盛んに買ったり売ったりしても、最終的には冒頭の画像の少女のように、歪んだ笑みを浮かべるまでに追い詰められてしまう可能性があるからね。
そのさい、市場はきっと自分にこう囁くことだろう。
ーねえ、笑って？－
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