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【不労所得】高配当株であり人気優待株でもあるKDDIの株価は復活するのか

以前、おいらに不労所得である配当金と株主優待品を与えてくれる予定だったKDDIを売却したという記事を書いたが、その後KDDIの株価がずるずると下落をし、現在は以前おいらが買った配当利回り4%の状態となっている。

そのため、配当金や優待品を貰える3月末でもあるということを考慮し、買戻しを検討している。

KDDIが現在売られている理由は、政府の携帯料金引き下げの圧力や、今年いよいよ携帯事業に本格参入する楽天との競争が業績を引き下げるリスクがあるからだと思う。

総務省が今秋までに導入する予定の「通信料金と端末代金の完全分離」につき、楽天の携帯事業子会社を除外すると発表していたので、恐らくだがKDDIやNTTドコモ、そしてソフトバンクの顧客が楽天に流れる可能性は高い。

特に、電波が届きやすい都市部では楽天モバイルのユーザーが相当増えるのではないだろうか。

その辺りの事情を市場は見越していて、KDDI株を売りまくっている機関投資家たちにより、今月が優待と配当金の権利月であるにも関わらずKDDIの株価は下落し続けている。

KDDIのような大型株の株価が一方的に下げる場合は、投資ファンドや銀行等の機関投資家たちが売りまくっている場合がほとんどだからね。

さて、そんな感じで高配当株であり優待株であるにも関わらず売り込まれているKDDI株だが、今後の株価はどうなっていくのだろうか。

おいらは、以前までは楽天が参入してきたとしてもKDDIの携帯事業の基盤は盤石だと思っていたが、前述した「通信料金と端末代金の完全分離」から楽天モバイルが除外されたことにより、少し雲行きが怪しくなってきたように思う。

「通信料金と端末代金の完全分離」とは、通信プランの料金と携帯端末の購入料金を明確に差別化することを指す。

例えば、iPhone等購入する端末によって適用される割引が優遇されるといったケースがあるが、そういった場合顧客はプランの内容を把握しにくく、結果として顧客に不利となっている可能性がある。

そういったケースを防止し、携帯市場をより競争のある市場にして、ユーザーの負担を減らすといった目的で「通信料金と端末代金の完全分離」を国は目指している。

そのため、大手キャリアはこれまでのように携帯端末の料金と携帯料金をゴチャ混ぜにしてプランを複雑化して利益を稼ぐことが難しくなってくるのだ。また、それらのプランで解約を防いでホールドしていた顧客の引き留めも難しくなってくる。

一方で、楽天の携帯事業子会社である楽天モバイルは「通信料金と端末代金の完全分離」から除外されるかもしれないので、もしも本当にそうなれば、大手キャリアの顧客が楽天モバイルに流れる可能性は高いだろう。

KDDIは不労所得の代表的存在である配当金と、オリックスと同じくカタログから好きな優待品を選べる優待投資家好みの優待制度を用意しているが、それでも株価が下げ続けているというのは、やはりそれなりの意味がある。

要するに、KDDIのこれまでの好業績を支えてきた寡占市場という基盤が崩壊してしまうリスクにさらされているんだよね。

なので、今は配当利回りが4%と高配当だが、今後も同じ水準の配当金を維持したり、これまでのように増配を実施できるのか投資家たちから不安視されている。

最近株価が回復しているタバコ株には、必殺技である値上げがあるが、KDDIやNTTドコモなどの場合、「値下げ」を政府が要請しているのでシェアを拡大するしかない。

しかし、日本は少子高齢化で人口が減っていくし、楽天が携帯事業に参入するという事情を考慮すると、ここからシェアを大幅に伸ばすということは至難の技だ。

そのため、KDDIはこれまでのように寡占市場に頼ったビジネスモデルを維持することが出来ず、将来的に業績が落ち込んでしまう可能性はあるだろう。

そんなKDDIだが、おいらは最近株価を注視している。

今年に入ってから「買ったことのある株を再度買う」という謎の行動パターンが完成しているので、何となく気になっているのだ。

参天製薬の株価がきちんと上昇してくれれば利確して買ってもいいと思っている。

保有期間は短かったが、KDDIに愛着が湧いてしまっているんだよね笑。

ただ、以前買ったときよりもKDDIに対する投資家心理は悪化していると思うので、配当利回りが4.5~5%程度となったら買いを検討するような感じになると思う。

KDDIと同じく高配当株のオリックスと同じパターンになっても嫌だしね...。

しかし、昨年から続く政府側の発言を見ていると、携帯事業のうまみ自体はかなり薄れていきそうな感じがする。

政府側とすると、もはや社会インフラと言ってもいいスマホの資料を下げることで、国民の経済的負担を何とかしたいという意図があるんだろうが、携帯キャリアもまさかここまで政府がマジになるとは思っていなかっただろうね。

KDDIなんかは先を見越して携帯事業以外の分野を育てようと、かなり先行投資をしているが、一時的に利益は下がってしまう可能性があると思うね。

これまで寡占市場によって利益を得ていた企業たちが、寡占市場が崩れたときにどういう感じでビジネスを展開していくのかは興味深いところだ。

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