配当利回り4%超で人気優待株なのに人気がないオリックス
配当利回りが4%を超えており、おまけに株主優待制度も用意しているオリックスだが、最近全く株価に元気がない。
配当利回りが4%を超えている高配当株の場合、メガバンク等の定期預金の利率の400倍の利回りになっているので、普通に考えればかなり魅力的なインカムゲインを生む資産となり得る。
しかし、円高、業績の停滞、株価下落に弱い金融株という特性、などのネガティブ要素からオリックスの株価は低迷し、配当利回りは高止まりしたままとなっている。
高配当株の場合は、株を頻繁に売ったり買ったりするのではなく、株をじっくりとホールドして配当金をもらうスタイルで投資する人が多い。
そのため、すでに株価が下落しており、配当利回りが高い高配当株に投資するケースも多い。
高配当株の場合は、配当利回りが高い時に買っておいたほうが、後々のリターンが高くなる可能性が高いので、今、円高などの影響で株価が下落して配当利回りが高くなっている株を買おうかと検討している人も多いのではないだろうか。
ただ、そういった高配当株を買う場合は、きちんと事業内容を分析しておくことが重要だ。
ETFの場合は別として、個別株を買う場合は、事前にきちんと調査をしておかないと、表面上の利回りは高かったが、買った後に減配等が行われてしまうケースも実際にあるからね。
高配当株の事業内容を調べるメリット
オリックスは、コングロマリットディスカウント、つまりは事業が多様すぎて正確に事業価値を評価できないというハンデを抱えている(たぶん)。
オリックスの事業は多岐に渡っており、銀行行、保険業、リース業、植物工場、不動産など、様々な領域に広がっている。
そのため、リーマンショック時にも黒字を叩き出していたのだが、企業全体としての収益性は非常に高い。
一方で、前述したようにオリックスは金融株という位置づけになっているので、金融危機の際には本当に株価が超絶下落するというリスクがある。
リーマンショック時のオリックス株のすさまじい株価下落はかなり有名だからね...。
ただ、配当金の原資はあくまで企業が生み出す利益なので、利益を長期間生み出している企業の株なのかどうなのか、という点が高配当株を買うか検討する際に最も重要だ。
オリックスの場合は、前述したように相当広範囲に事業ポートフォリオを分散しているので、よほどのことがない限り赤字を計上することはないように思う。
あるとすれば、投資に失敗したり、何かイレギュラーな事態が起きて大きな減損を計上したりとかだろうか。
高配当株の場合は、一つの事業に依存している企業よりも、複数の事業で成り立っている企業の方が一つの事業がこけてもダメージが少なく、配当金が激減するというリスクは低いような気がする。
ただ、オリックスの場合は業績が景気の影響を受けやすいので、その点はリスクがあるように思うね。
株主優待が少し楽しみだという事実
オリックスは株主優待制度を用意していて、株主はオリックスが用意するカタログから好きな商品を選択することが出来るというものだ。
オリックスの株主優待のカタログに掲載されている商品は結構豪華なので、自分はそこまで株主優待が好きではないのだが、少し楽しみではある。
オリックスは今のところは買ってから株価が下がっているので悲しい次第だが、配当金を受け取りながら毎年株主優待をもらっていれば、そのうち株価も回復するのではないかと思っている。
ただ、そう考えていても、景気後退局面になってもっと株価が下がりました!という事態も十分すぎるほどあり得るので、そうなったらテンションが下がるんだろうね...。
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