人気NO1投資信託のひふみ投信の投資先と基準価格の暴落
ここ日本で人気NO1投資信託といえば、下記の記事でも取り上げているレオスキャピタルワークスが運用する「ひふみ投信」がその筆頭に挙げられるのだが、テレビ番組でも取り上げられるほど、ひふみ投信の知名度は圧倒的なものになってきている。
ひふみ投信はリーマンショック時に設定された投資信託で、その後のアベノミクスなどによる株価回復局面において、小型成長株への投資などを通じて圧倒的な成長を遂げてきた。
その結果、基準価格は上昇を続け、一時期は設定から5倍以上にまでその基準価格は上昇していた。
そんなひふみ投信だが、最近の新型コロナショックによって基準価格も大ダメージを受けてしまい暴落していたのだが、今では株価が回復していることにより基準価格も回復基調にある。
ひふみ投信はその注目度の高さから、基準価格が暴落をするとSNS上で叩かれまくるという現象が起こるのだが、そういった現象が起こるのも、ひふみ投信が圧倒的なパフォーマンスと知名度によって基準価格を上昇させ続けてきたからだろう。
そんなひふみ投信の投資先についてだが、ここ数年で大きく変わっていることはご存じだろうか?
ひふみ投信の投資先1位は米国企業
さて、ひふみ投信の投資先については、以前までは小型成長株などがメインだというイメージが強かったのだが、今では大型株や米国株がポートフォリオの上位を占めている。
こういった投資先の変化については、ひふみ投信に投資をしている人々が激増しているため基準価格が大きくなりすぎており、もはや小型成長株だけではポートフォリオを構築できなくなっていることがその原因だと言っていい。
そのため、時価総額の大きい大型株や米国株がポートフォリオの中心に据えられているのだ。
中でも、米国株の存在感が最近は増すばかりで、ついにポートフォリオの1位が米国のグロース株であるドミノピザになっている。
ドミノピザはここ日本でも有名なピザチェーンで、新型コロナショックによって人々が家の中で自粛せざるを得ない現状を考えると最適な投資先だと言っていいだろう。
他にも、VISA、Microsoft、アルファベットなど、名だたる米国のグロース株がポートフォリオの上位を占めている。
特徴としてはやはり、ひふみ投信に組み込まれている株というのはバリュー株ではなく、グロース株が中心だということだ。
投資する先が小型株から大型株や米国株に変化する中においても、やはりひふみ投信は厳選した成長企業に投資をするというポリシーを貫き続けているのだ。
ひふみ投信の基準価格と世界経済の行方
ところで、ひふみ投信の基準価格が今後どうなっていくかについてだが、基本的にはすでに基準価格が大きくなっており、ポートフォリオに組み入れている銘柄も前項で書いた通り、大型株や米国株になっているため、今後の世界経済の影響をかなり受けることになるだろう。
下記の記事で書いた通り、刻一刻とひふみ投信の投資先は変化しているのだ。
というのも、それらの株については世界経済が大きく減速すれば業績は悪化してしまうし、米国を中心とした資本主義国家がコロナを克服して経済が力強く回復すれば業績も悪化する可能性が高いからだ。
今現在の世界経済については、新型コロナショックによって減速度合いが凄まじいことになっており、ここ日本においても「コロナ倒産」が現実として起きていて、それは大きな波になりつつある。
そして、これは日本や中国、それからアメリカだけの問題ではなく、貿易によって世界中が繋がっている現代においては、世界中の経済が数珠繋がりになってしまっているため、世界中で同じような現象が起きることになるだろう。
新型コロナショックについては確かに国を挙げて感染拡大に取り組む必要があるのだが、その結果経済が破壊されてしまうと、それ以上に悲惨な未来を招いてしまう可能性があるので、これは非常に深刻な事態だとしか言いようがないね…。
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