配当金生活を実現するためには日々の節約が大切だという事実
配当金生活と聞くと、働かずして所得を得て、悠々自適な生活を送っている状態を想像する人が多いが、実際のところは配当金だけで生活をしようと思うと、かなり切り詰めた生活をしなければならない。
というのも、資産が1億円あれば配当利回り4％で年間400万円の配当金が得られるので、必要十分な生活費を得ることが出来るが、なかなか億超えの資産を築ける人というのは少ない。
4%の利回りは、経済的独立をする際の資産運用利回りの標準的数字だそうだが、それだと頑張って5000万円貯めても200万円の配当金しか得ることはできない。
200万円からさらに税金を差し引くと180万円ほどになるので、月15万円しか使うことが出来ず、結構切り詰めた生活をしないと生活をしていくことはできない。
そのため、配当金生活を目指していく過程において、可能な限り「節約」する能力を身に着けることで、いざ配当金生活に突入したときに経済的に破たんしないように準備をしておく必要がある。
配当金を増やすためには固定費を減らすことが重要
配当金収入で暮らす、いわゆる配当金生活を実現するためには、固定費を減らしていくことが極めて重要だと言える。
というのも、配当金を生み出す株式という資産を買うためには種銭が必要で、その種銭を貯めるためには固定費を下げることが最も有効だからだ。
一番大きなのは家賃で、もしも家賃が高額な場合、少しランクを落としてでも家賃金額を下げると驚くほどお金は貯まっていく可能性が高い。
また、携帯代、それから無意味に継続してるジムなど、削減しようと思えばできる費用についてはどんどん削減していった方が、種銭に回せるお金は増えていく。
そのため、一度自分自身の支出を点検してみて、不要な固定費については削減していくという取り組みは極めて重要だと言えるだろう。
固定費の場合は惰性で支払っているものも多く、その気になれば大きく費用を削減できる可能性があるからね。
節約は楽しまないと続かない
ところで、節約というのは楽しまないと決して続くものではないということは、多くの人が実践して知るところだろう。
というのも、食事代や日々の経費などをいつも制限した状態で生活をしていると、強いストレスを感じるケースも多いからだ。
そして、ストレスを感じると結局はその取り組みを継続することが出来ず、「今くらいはいいっしょ、パーッといこう」という感じで浪費をしまくってしまう可能性がある。
そうなってしまっては本末転倒なので、可能な範囲で楽しみながら節約をしていく必要がある。
節約を楽しむためには、自分なりのマイルールを作り、そのルールを守れた際には軽いご褒美を自分自身に与えてあげることが必要だ。
例えば、自分自身が決めたルールに従って節約をすることが出来たらなら、週の終わりにビールを1本飲める、という感じなどでOKだ。
そうして自分なりのルーティーン的な流れを作ると、節約が習慣と化して苦痛を感じることがなくなるどころか、そのルーティーンをこなさないと気持ち悪くなり、努力しなくても節約ができるような状態を作り上げることが可能だ。
そうした状態まで自分自身を慣らすことができれば、配当金生活を実現するための種銭もスムーズに貯まっていく可能性があるだろう。
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