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【高配当株】ゆうちょ銀行は配当利回り4.5%だが暴落するのか

ゆうちょ銀行は配当利回り4.5%だが暴落するのか

日本郵政グループといえば、アベノミクス相場の超目玉と言える銘柄たちで、日本株の熱狂的な爆上げとともにIPOされたのは記憶に新しい。

しかし、その後日本郵政、かんぽ生命、ゆうちょ銀行と、見事に足並みをそろえて株価が下落している。

日本郵政がオーストラリア企業の買収で失敗して巨額の赤字を計上していたのを覚えていらっしゃる人もいると思うが、日本郵政グループは民営化されたとはいえ、まだまだお役所的な匂いがプンプンするような経営をしている。

前述したオーストラリアの物流企業であるトール社の減損処理を行った際、4000億円という超メガトン級の特損を計上したにもかかわらず、あまり反省の色は見られなかった。

ゆうちょ銀行にしても、投資信託の販売や限度額上限の改定など色々と頑張ってはいるが、各種規制のせいでどうしても民間企業のように自由な経営が出来ない。

メイン事業とも言っていい国債による運用が低金利環境のせいで利益が細り業績も悪化している。

そのため、ゆうちょ銀行の株価は下落しており、その影響で元々高かった配当利回りがさらに上昇し、4.5%という高水準まで上昇している。

ゆうちょ銀行はリスクを取り始めている

ゆうちょ銀行のメイン事業は前述した通り国債での資金運用だったが、最近では国債の比率を減らしている。

そして、リスク資産である外国株式の比率を増やしているのだが、今後もおそらくはこの傾向は続いていくと考えられる。

なぜかというと、とっくの昔に国債での運用では全く儲からなくなっており、有り余る資金を運用して利益を出すにはリスク資産の比率を増やしていく必要があるからだ。

この状況は、GPIFの運用状況とも似ており、もはや「安全」だけを重視した運用では利益が出せなくなっているのだ。

2015年に日本郵政、ゆうちょ銀行、かんぽ生命が上場した際、多くの高齢者の方が株を買い、「高配当だから年金替わりになる」という理由で今でも保有を続けている人も多いと聞く。

しかし、いくら郵政グループとはいえ、業績が悪化し続けたら減配はせざるを得ないと思うので、配当性向や利益の推移はやはり確認しておいた方がいいだろう。

ゆうちょ銀行の現在の配当性向は70%近いので、すでにかなり高い水準にあると言ってもいい。

米国企業の場合は減配をすると経営陣の首が飛ぶため、銀行から金を借りてでも配当金を支払ってくれる企業もあるが、日本企業の場合は業績が悪化するとすぐに減配を実施する。

実際、代表的な高配当株である日産自動車が業績の悪化に伴い、大幅な減配を発表していた。

そのため、いくら日の丸親方出身企業であるゆうちょ銀行でも、減配が実施されるリスクは警戒しておいた方がいいだろう。

大型IPOは失敗が多いのか?

直近で市場の話題を集めたソフトバンクもそうだが、大型のIPOは最近、あんまり上手くいかないパターンが多いような気がする。

現在は株価が持ち直しているが、市場が大きな期待を寄せていた米国企業のウーバーテクノロジーもIPOとしては完全に失敗だったといえる。

一方で、小型株のIPOの場合は驚くほどの初値を付ける銘柄もあり、以前、HEROZEというマザーズに上場した銘柄が公募価格の10倍というあり得ない額を達成したこともある。

一体、なぜ大型のIPOはダメで、小型の場合は爆発的に上がるのかというと、恐らく需要と供給のバランスが崩れやすいからだろう。

大型IPOの場合は、発行される株数もそれなりなので、大量の機関投資家たちが買いを入れないと初値で大きく株価が上昇することはない。

そして、大量の機関投資家たちが思いっきり買いを入れるほど魅力的な大型IPOは中々ない。

というのも、大型IPOの場合はすでに実力がそれなりに測定されている企業のケースが多いので、上場する前からある程度は適正値が判断しやすいからだ。

しかし、小型IPOの場合は、そもそも企業の力が未知数で、中には信じられないほどの成長を期待できる企業もあるため、「期待値」に対して無制限に買いが入りやすい。

そのため、IPOの場合は大型よりも小型の方が株価が上昇しやすいのではないだろうか。

ただ、IPO直後は株価がグズグズしていても、SGホールディングスのようにじわじわと株価が上昇していく銘柄もあるので、長期的な成長が見込める企業であればホールドしておくという戦法もいいんだろうね。

ゆうちょ銀行は暴落するのか

結論からいうと、減配すればゆうちょ銀行の株価は暴落するだろう。

ただし、3桁にはなるだろうが、株主構成の関係でメチャクチャな暴落はしないだろうという。

というのも、筆頭株主が日本郵政なので個人投資家が売ったくらいでは株価への影響は限定的だと思うからだ。

まあ、減配を実施するとかなり波紋が広がるだろうから、実際は中々やらないんだろうけどね。

ただ、最近は郵政グループがそろって株価が下落しており、何となく不穏な空気は漂っている気がするので、配当金目的で投資をする際にも一応業績チェックしておいた方がいいんだろうね。

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