スポンサーリンク

配当金生活にぴったりの米国株ETFが下落しすぎて配当利回り6%に

誰か...この雨を止めてくれないか。

決して降りやむことのない、下落の雨を...。

本日、ついに日中の取引時間中に日経平均が18,000円台に突入してしまい話題となっていたが、本当にここ最近の下落は手加減というものを知らない。

日本株、米国株、それからベトナム株に中国株、どれも毎日、毎日、それはもう永久に下落するのではないかという勢いで株価が下がってしまっている。

と思ったら、なんと本日は日経平均が反発し、おいらの保有株軍団も全銘柄が上昇していた。しかし、うーん、ハッピー!!とはとても思えない。

絶対、明日また下げるでしょ、この調子だと笑。

さてと、下げに下げまくっているのは日本株だけではなく、 米国株も一緒なのだが、暴落は何も個別株に限ったことではなく、当然のようにNY証券取引所に上場するETFたちも下落しまくっている。

そのため、米国を代表するETFであるS&P500連動型のVOOの配当利回りが以前までは1%台だったのが、今では2.2%となっており、普通にまあまあの配当利回りまで上昇している。

そのほかにも、JNKというハイイールド債を集めたETFなんかは、激しく下落した結果、ETFにも関わらず5.9%程度の超高利回りとなっている。

おいらが株を始めた2016年頃は、配当利回り3%でも高配当株に分類されていたように記憶しているが、今では4%を超える配当利回りの銘柄がゴロゴロしている。

まあ、個別株の場合は業績が悪くなってしまったら配当金など一切保障はされないが、銘柄分散の効いているETFであれば、配当利回りが著しく下がってしまうということは中々ないだろう。

ハイイールド債はジャンク級の債券、つまり信用度が極めて低い債券で、ハワードマークスが好んで投資を行う資産でもある。

確か、2017年頃に読んだハワードマークスへのインタビューでは、ハイイールド債はまだまだ魅力的と語っていたように記憶しているが、現在はどういう感じの見立てなのか気になるところだ。

その記事で、「米国株はまだ買いだ」とハワードマークスは語っていたが、その時の株価がちょうど2万ドル程度だった。

それが少し以前は、確か「8回の裏くらい」と語っていたので、恐らく今はもう9回の裏が終わったくらいなのではないだろうか。今では、ハワードマークスの見方が変わっている可能性があるけどね。

米国株ETFの中でも特に配当利回りが高く、配当金重視の投資家に人気なのが、優先株式を集めたETFであるPFFだ。

優先株式とは、議決権に制限を与える代わりに配当等を優先的に受け取れる株式のことだ。そのため、通常は優先株式の方が配当利回りが高く、そのため優先株式を集めたPFFは値上がり益は期待できないが、高い配当利回りを得ることが出来るのだ。

PFFの配当利回りは数か月前までは5%台だったが、今では6.4%まで利回りが上昇している。

6.4%の配当利回りがあれば、税金等を考慮しても手取りで4%以上の配当利回りなので、相当な利回りだ。

ただ、ブラックロックのホームページでPFFに含まれる銘柄を確認すると、そのほとんどが金融で占められており、組み入れ銘柄上位10位中、金融以外はヘルスケアに属するBDXという銘柄と、公益に属するSREだけだ。

金融に属する銘柄が多いということは、金融危機や株価暴落の局面に価値が下がりやすいということを意味する。直近の株価下落で金融セクターの下げが目立つように、PFFもこういった局面には弱いという特徴を持っていると思う。

2016年の世界同時株安の際も、やはり大きく下げているからね。

ただ、相当な数の優先株式が詰め込まれているので、どれだけ凄まじい暴落が起こったとしても、分配金が支払えなくなるという可能性はほぼないのではないだろうか。

そういった意味では、全く値上がりを期待せず、純粋に分配金を受け取ることを目的とする投資家にとっては最適な金融商品だと言えるのかもしれない。

PFFの経費率は0.47%程度なので、VOO等のインデックス型ETFに比べれば見劣りはするが、日本の同じような高配当ETFと同水準なので、決して高いという程のものでもないだろう。

ところで、おいら自身はPFFとVOOを比べた場合、投資するのであれば絶対にVOOの方を選択する。

何故かというと、PFFはひたすら高い分配金を維持するために優先株式を詰め込んでいるETFだが、VOOは米国株式市場に上場する優良銘柄を詰め込んでいる株式なので、資産価値自体は圧倒的にVOOの方が保有期間に比例して上昇していくと思うからだ。

その証拠に、PFFの株価はリーマンショック後に上昇してからずっと横ばいだったが、VOOの株価は直近までずっと上昇し続けていた。

そのため、高配当なのは魅力的だが、資産形成を確実に行っていくという意味ではVOOの方が優れた金融商品だと思うのだ。

まあ、ウォーレンバフェットが個人投資家は資産をS&P500連動型ETFにぶち込みなさいと言っているので、やはりVOOやSPY等のインデックス型ETFが資産形成には最も適しているのだろう。

しかし、そんな投資の最適解であるはずのVOOやSPYでさえ、直近の暴落では凄まじい下げをみせており、長期チャートを見ると設定依頼最悪の下げ幅であることが確認出来る。

そして、PFFはといえばこちらもリーマンショック以来最悪と言ってもいい下げ方をしている。

...。

ほな、何を買ったらええねんという話になってしまうが、インデックス投資のVOOの場合は、やはり暴落の時にも積み立て投資を継続するのが正解なんだろうね。

そうすることで、市場が正常化してまた上昇基調になったときにリターンが最大化出来るのがインデックス投資の肝だろう。

一方で、PFFの場合は分配金を目的に買う人がほとんどなので、配当利回りは高ければ高いほどいい。

なので、下落していく速度と配当利回りを天秤にかけて、「長期で保有したら大丈夫かな」というレベルの配当利回りに達したら買うというのが正解なのではないだろうか。

まあ、おいらの場合は「長期で保有したら大丈夫かな」という配当利回りでエクソンモービルを買ったのだが、全然大丈夫じゃない状態になっていることを考えると、どのあたりが大丈夫な位置なのかは、中々判断がむつかしいところだと思うが。

今の壮絶な下落状況だとPFFもVOOもクソもないが、PFFの場合はあくまで債券のように配当利回りを意識して買うべきETFだと思うので、買う時の基準価格は重要だろう。

ということは、こういった壮絶な下落局面にこそ、仕込んでおいた方が後々高い配当利回りの恩恵を受けることが出来るのかもしれない。

今の状況で買おうと思う人は、あんまりいないとは思うが...。

かぶで夢をかなえよう

※Jリートが資産をディフェンスしてくるという謎現象に喜んでいるかぶまくらさんを勇気付けたい方は、下記のボタンを猛プッシュして欲しい!!また、「もう配当利回りとかどうでもいいです」となっている方も猛プッシュしてくれ!!その他の方は、押さなくてもいい。

にほんブログ村

サラリーマン投資家ランキング

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

関連コンテンツ