お金が欲しいから配当金を支払う高配当株を買うのは正しいか
「お金」というのは凄まじい魔力を秘めている媒体で、お金が欲しいという気持ちはこの資本主義社会で暮らしている誰もが持っている共通した想いでもある。
そのため、人々は不労所得という言葉に魅かれて、配当金を支払ってくれる高配当株を買ったり、賃貸収入を得ることが出来る不動産を買ったりするのだ。
お金は資本主義社会を流れる血液のようなもので、お金がないと我々は飯を食うことも出来ないし、家賃を支払うことも出来ない。
そのため、お金が無いという状態をイメージするだけで人々は恐怖し、お金に心を支配され続けるという悲惨な状態を受け入れることとなる。
なので、どうにかそういった恐怖を緩和しようと想い、高配当株を買って配当金という不労所得を得ようと試みたりする。
しかし、単に「お金」が欲しいからと言って高配当株などの不労所得を得るための資産を買うべきなのだろうか?
例えば、今すぐに遊ぶお金が欲しい、毎日の生活が苦しくてままならない、などの理由があり、切羽詰まっている状態で不労所得を生み出す資産を確保しようとするのは正しいと言えるのだろうか?
その場合、個人的にはまず生活を安定させることを優先するべきだと思う。
高配当株を買う場合は将来の所得を増やすのが目的
高配当株を買う場合、「今すぐに使うお金」を増やすのが目的ではなく、配当金を再投資したり、株式自体の値上がりを通じて「将来の所得」を増やすのを目的にするのが正しいと思う。
というのも、不労所得を得るためにはそれなりのリスクを背負う必要があり、高配当株に投資をした場合でもやはり失敗をすることはある。
業績が悪化して大きく配当金の額が減ってしまったり、その企業が倒産して株式が紙屑になるリスクもあるのが株式投資だ。
その一方で、うまくいけば配当金が増配していき、株価も上昇していく可能性がある。
そういった感じでリスクとリターンが混在しているため、「今すぐに必要なお金」を得るために高配当株を買うのは間違った選択になり得るのだ。
万が一買った直後に株価が暴落してしまえば、一瞬で資産額が減ってしまい、「今すぐに使えるお金」が無くなってしまう可能性がある。
そのため、「今すぐに必要なお金」が優先される場合は、まずはそれを確保することの方が重要だ。
生活を安定させたうえに投資は成り立つ
自分の考えでは、投資とは一発逆転を狙う種類のものではなく、コツコツと積み上げていくことで初めて利益が積みあがっていく種類のものだと思っている。
実際、自分自身も一発逆転的なものを狙ってやってみたFXでは悲惨な目にあってしまったのだが、一攫千金的なものを狙うとどうしても投資方法に無理が出るのだ。
レバレッジをかけて運用をしてみたり、エキスパートでもないのに1銘柄に全資産を集中させてみたりして失敗したりするのが、大体のケースでのパターンだ。
そのため、まずは生活を安定させて「安定的に投資が出来る環境」を整える必要がある。
生活を安定させるというのことは、それつまり「収入>支出」の状態を確保することだ。
「収入>支出」の状態を確保して生活を安定させ、定期的に投資資金を捻出し、その資金で高配当株なんかを買いながらコツコツと資産を積み上げていく方が、より長い期間投資をすることが可能だ。
コツコツと積み立て投資をしながら、熟練してきたら集中投資をしてみたり、高配当株ではない成長株に投資をしてみたり、そうして失敗と成功を繰り返しながら資産を積み上げていくことが重要だ。
そのためには、やはりまずは生活を安定させることが重要だ。
何事も切羽詰まった状態でやるとロクなことにならないので、余裕を持って投資をする際には副業でもなんでもして、まずは「収入>支出」の状態を完成させることが自分としては最も重要だと思う。
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