オリックスの配当金がコロナによる決算延期で減配されてしまう可能性
オリックスと言えば日本を代表する高配当株で、これまでに多額の配当金を投資家たちに対して支払ってくれてきた企業だ。
オリックスは日本の高配当株投資家たちの間では非常に名の通った企業で、配当利回りが高く、PERやPBRは極めて低い、まさに割安株の鏡のような企業として崇められてきた。
また、オリックスはその株主優待制度も非常に人気があり、優待株投資家たちからも絶大な支持を得ている。
そんなオリックスの決算が、5月11日から5月21日に延期されるというIRニュースが発表され、自分を始めたとした多くの高配当株投資家たちに衝撃を与えていた。
というのも、決算が延期されるということは、かなりの確率で業績に何か悪いことが起こっているからだと考えられるからだ。
現在、世界中がコロナショックによって実体経済は大ダメージを受けており、株価が謎に好調なので実感が湧かない投資家たちも多いかもしれないが、本当に世界経済はヤバいことになりつつあるのだ。
オリックスは世界中で事業を展開するグローバル企業なので、コロナの影響がかなり出ていると考えられるのだが、どれくらいかと言われると、ちょっと想像がつかないところではある。
オリックスの配当金が減配されてしまう可能性について
さて、オリックスの配当金が今回の決算の延期によって実施される可能性が高まっているのかどうか、という点についてだが、正直決算内容を見てみないとわからないが、すぐにはしないかもしれないが、覚悟はしておいた方がいいかもしれないと考えている。
というのも、オリックスが展開している航空機のリース事業や不動産事業、さらには金融事業などは景気の影響をモロに受けてしまう事業なので、今回のコロナによる景気減速により利益は激減することが予測されるからだ。
例え短期で持ちこたえたとしても、この状態が続けばいかにオリックスといえども持ちこたえることは困難になるので、恐らくは配当金が減額されてしまうだろう。
オリックスのIRで決算が延期されているのは、会計事務所の会計監査に時間がかかっており、とあるのでコロナの影響で会計事務所が動いていないことが影響しているのかとも捉えられるのだが、果たしてどうなのだろうか...。
一応、IRニュースにおいては業績予測に変更はないと書かれているのだが、本当にどうなるんだろうね、マジで。
コロナによる金融危機はやってくるのだろうか?
ここ最近、オリックスの決算延期は別にしても、コロナによって確実に企業業績が悪化していることが鮮明になっている。
日本を代表する企業であるユニクロを展開するファーストリテイリングが大幅な減益を予測していた通り、日本を代表するようなグローバル企業の業績が急速に悪化しているのだ。
この現象は何も日本だけではなく、米国企業についてもすさまじい勢いで業績が悪化しているような状況だ。
このような状況が続くと、銀行などの融資の焦げ付きなども続発し、様々なところで信用不安が広がっていくだろう。
驚いたのは、トランプ大統領が用意した中小企業向けの33兆円もの資金がすでに枯渇してしまったというニュースで、世界中の企業が凄まじいくらいの資金難に直面しつつあるのだ。
一方で、株価は実体経済を無視して復活を遂げているのだが、果たして現在の株価は将来の経済を反映しているのだろうか?
株価は大体半年くらい先の経済を織り込むというが、すでにここまでのダメージで、今すぐにコロナが終息したとしても、経済はほぼ確実に停滞してしまうだろう。
なのに、いったいなぜ株価がこうなっているのかは、本当に謎なのだが、これはもはやマネーゲームでしかないから、というのがその結論だろう。
今後、この実体経済と株価の剥離がどのような現象を引き起こすのかは注目しておいた方がいいだろう。
未曽有の金融危機が世界を襲うのか、それとも株価が予言するように経済は急回復するのか、なんとも言えない状況なのだが、投資家としてはその結末を見守るしかない。
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