不労所得を得るためのマインドと浪費の癖についての考察
不労所得を得るためのマインドを育てるために重要な点は、「いかにお金を残し投資をするか」ということを常に意識することだ。
不労所得とは、配当金や家賃収入など、その人自体は何もしなくても手に入れることが出来るお金のことで、不労所得があればサラリーマンとしての給与収入だけに頼ることもなくなるので、非常に心強い。
そんな不労所得だが、配当金や家賃収入を得るためには、それらの所得を生み出す資産をまずは買う必要がある。
そして、それらの資産を買うために必要なのは、何といっても「お金」だ。
お金がなければ不労所得を産む資産を買うことは出来ず、いつまで経っても不労所得を得ることは出来ない。
そのため、まずは「お金を貯める」ということが出来るようになる必要があるのだが、これがなかなか難しい人も多い。
というのも、人間というのは欲望の生物なので、お金が手元にあればあったで際限なく使いたくなってしまうからだ。
やれ旅行に行きたい、やれ美味しいメシが食いたい、やれ自動車が欲しいなど、無限に涌いてくる欲望を制御出来なければお金など貯まるはずはない。
しかし、我々が日常的に街を歩いていると、様々な誘惑に満ち溢れており、それらを拒否することは至難の業だと言ってもいい。
コップから溢れた水を飲む想像をすることが重要
これは確か、「マルサの女」という映画の中に出てきたセリフだったと思うのだが、「お金持ちになりたければ、コップから溢れてくる水をすするようにしてお金を使わないといけない」的な有名なセリフがある。
このセリフの意味は、要は元本のお金には手をつけず、その元本が生み出すお金を使うのが金持ち、ということだ。
つまり、お金持ちは巨大な元本を持っているため、その元本(資産)が生み出す配当金や家賃収入を自由に使うことができ、その結果お金持ちはますますお金持ちになるという原理だ。
この原理は多分、誰でも理解することが出来るだろう。
重要なのは、この教え通りに元本を増やし続け、いつかその元本がお金を生み出す臨界点までもっていくことだ。
元本が生み出すお金が生活費を超えればセミリタイアすることも出来るし、セミリタイアできないまでも、かなり生活に余裕が出来るはずだ。
なので、そういった場面を想像しながらひたすら元本を貯めていき、資産を買うお金を蓄積していくことが不労所得を得るうえでは非常に重要になってくるのだ。
刹那的なものと貯まっていく資産を比べてみる
人と言うのは、前項で述べた通り誰しもが欲望に弱いもので、刹那的な快楽のためにお金を使う人というのは驚くほど多い。
しかし、刹那的な快楽を得るために使うお金と、何かを構築するために使うお金、つまりは構築されていく資産に使うお金を比べると、その価値の差は歴然としている。
ちょっと考えてみて欲しいのだが、明日あなたが会社をクビになったとした場合、刹那的に使ったお金は手元に残ってはいないが、資産を構築するために使ったお金は心強い味方として手元に残ってあなたを助けてくれる。
そう考えると、やはりいざというときに頼りになるのは、「貯まっていく資産」であることは間違いがない。
なので、コツコツと月々の収支を「収入>支出」に収め、貯金をして資産を買っていくことが重要なのだ。
地味でもいいから、毎月きちんと呼吸をするように貯金をしていけば、いつかは「コップから水が溢れ出る状態」となる可能性も高いだろう。
その状態を想像しながら、コツコツと貯金に励んで不労所得を得る努力をすることは、刹那的な快楽に身を委ねることよりも、ある意味強い快楽になる可能性がある。
そう考えると、不労所得の構築は実益を伴った趣味となる可能性も高いと言えるのではないだろうか。
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