高配当なタバコ株JTと配当金生活を目指す場合の注意点
配当金を得てその収入で暮らす、いわゆる配当金生活に憧れる投資家は非常に多く、そういった投資家に人気があるのが配当利回りが高い高配当株だ。
高配当株とは、大体配当利回りが3~5%程度の株式を指すのだが、現在その水準をはるかに上回る企業群がある。
タバコ株はもともと配当利回りが高いことで有名だが、現在のタバコ株の配当利回りは異常とも言っていい水準まで上昇している。
例えば、日本を代表する企業であるたばこ高配当株のJTなどについては、配当利回りが8%超という超高配当な状態となっている。
その理由は、日本国内のたばこ市場が縮小していたり、葉巻タバコの出荷量が減少していたり、新型コロナウイルスにより世界的にタバコ需要がさらに縮小しそうだったりと、四面楚歌状態にあるためだ。
そのため、投資家たちはタバコ事業を展開する同社株を敬遠し、その結果として株価が下落して配当利回りが異常に上昇しているのだ。
また、それは他のタバコ株に関しても同様で、ブリティッシュ・アメリカン・タバコ、フィリップ・モリス、アルトリアグループなどにしても非常に厳しい事業環境にさらされている。
配当金生活にタバコ株は必要なのか
配当金で生活をする配当金生活を実践する場合、重要になってくるのは配当金の継続性という点だろう。
というのも、配当利回りが一時的に高くなっている状態であっても、次の年に減配したり無配になってしまったりしたら意味が全くないからだ。
配当金生活に突入するということは、その後の生活を配当金で賄っていくということなので、必然的に安定して配当金を受け取る必要がある。
そのため、配当利回りが一時的に高いだけの銘柄では、ポートフォリオに入れる価値がないことになってしまう。
なぜなら、一時的に配当利回りが高い株の場合、配当金が途切れてしまって配当金生活に影響が出てしまうからだ。
そういった観点で考えると、タバコ株には連続増配株が多く、保有しているだけで配当金を増やしてくれてきた実績を持っている。
そのため、配当金生活をする際には非常に頼りになる株のように思える。
ただ、それは「今まで」そうであったというこで、これからも同様に配当金を支払ってくれるという保障はない。
そのため、自分自身の頭で今後タバコ株が配当金を継続的に支払うことが可能かを考える必要がある。
配当金が継続的かを考える重要性
なぜ配当金が継続的かを考える必要があるかというと、配当金目的で長期保有するのであれば「継続性」というフィルターをかけないと、自分が意図していたのとは別の株を買ってしまうことになりかねないからだ。
タバコ株に限らず、配当金目的で株を買う場合は、「どの程度まで配当金が継続的に支払われる可能性があるのか?」という点をきちんと考えておく必要がある。
そして、少しでも違和感を感じるのであれば、その理由を自分自身できちんと調べてみることが重要だ。
人に言われたり、株雑誌などで見た銘柄をそのまま買ってしまい、その後に株価が暴落したり配当金の支払いがストップしてしまえば、もはや悔やんでも悔やみきれない事態になってしまう。
配当利回りの高さだけで投資を実施する危険さについては、下記の記事でも書いている。
自分できちんと考えて買った銘柄であればまだ納得は出来るが、そういったアドバイスや媒体をあてにして買った銘柄で大損をしてしまったら、もしかしたら後悔のあまり投資をやめてしまうかもしれない。
なので、株ブログや株雑誌を見て銘柄を発掘するのも悪くはないかもしれないが、最終的には自分できちんとその銘柄の事業や利益推移を確認して株を買うことを個人的にはおすすめしたい。
なんと言っても、投資するのは自分の大切なお金だからね。
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