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高配当株であり株主優待カタログが人気のオリックスの配当利回りが7%に
高配当株であり人気優待株であるオリックスは、その配当利回りの高さと優待内容の充実度合から優待株投資家や高配当株投資家に極めて人気が高い銘柄で、インカムゲインの利回りの高さだと屈指の日本株だと言っていいだろう。
そんなオリックスだが、これまで株主に多額の配当金を支払い続けてきたのだが、金融危機や経済危機にはめっぽう弱く、そういった際には株価が大きく下落してしまうことが多い。
そのため、今回のコロナショックの際にも株価は激下げしてしまっており、配当利回りはなんと脅威の約7%まで上昇してしまっている。
オリックスはリーマンショックの際には、本当に株価が10分の1にまで下がってしまった逆10バガー銘柄として名を馳せていたのだが、今回のコロナショックにおいてもやはり株価は大きく下がってしまったのだ。
そんなオリックスだが、配当利回りが7%なのもさることながら、株主優待カタログという株主たちにとってはきわめて魅力的な優待制度を用意しているため、多くの個人投資家たちが保有をしている。
配当利回りが7%だということは、100万円を投資すれば1年間何もしなくても7万円がもらえるため、極めてチートな投資先だと言ってもいい。
また、オリックスの株主優待カタログについては、株主を十分満足させるものなのだが、それでもオリックスの株価は落ち込み続けている。
オリックスの配当金は下がるが優待制度は継続すると思う理由について
オリックスの配当金については、現在「配当金÷株価」で算出される配当利回りが7%にまで上昇していることは前項で説明をしたのだが、コロナウイルスの問題が終息しなければ、今後配当金の額は減っていくのではないかと予測している。
その理由は、オリックスの行っている事業が基本的には「人」や「物」が動くことによって利益を生み出すタイプの事業で、景気に左右されやすい事業内容だからだ。
オリックスは最近、大京という不動産会社を子会社化したり、さらには航空機のリース事業などに力を入れたりと、比較的景気に左右されやすい事業に力を入れていた。
さらには、オリックスの主力事業である金融についても、景気の影響を受けやすい。
そのため、今後コロナショックによって企業利益が激減していく局面では、当然のことながらオリックスの配当金の額も下がっていく可能性が高いだろう。
なぜなら、オリックスの配当性向は30%程度で、利益が激減した場合に、配当性向を高めてまで配当金を維持する可能性は低いと思うからだ。
ただ、株主優待カタログについては、取引先企業の商品なんかを多く扱っているため、急にやめたりはしないように思う。
費用的にも、オリックスは優待制度の対象となる個人投資家の割合が少ないので、配当金ほどは負担になっていないからね。
世界経済の行方によってはオリックスでも利益が激減する
オリックスのようなグローバル経済の勢いに乗って成長してきた企業の場合、今回のようなコロナウイルスによる経済の大停滞は本当にダメージが大きい。
というのも、グローバル経済というものは「人」と「物」がボーダーレスで動くことによって、初めて循環するもので、その流れが止まってしまっているいま、利益を生み出すことが非常に難しくなっているからだ。
なので、今後はグローバル企業の利益が激減することが予測されるし、実際にトヨタ自動車や日産などの超大企業が巨額の融資枠を求めているというニュースも流れている。
このような事業環境下においては、金融を中心とした事業ポートフォリオを組んでおり、リーマンショック時にも黒字を確保した超優良企業であるオリックスでさえも、配当金の原資となる利益が大減少する可能性があるだろう。
これは、グローバル経済に参加する企業としては致し方ないところなのだが、今回のコロナウイルスによるグローバル経済への影響は、恐らくはこれまでのどの危機よりも強烈な気がするので、これは本当に油断できない。
株価は今、底から上昇しているのだが、普通に考えて利益は減少し、配当金の額も減っていくこと考えた方がいんだおうね...。
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