配当利回り5%超のソフトバンクが公募価格割れから復活中
配当利回り5%以上の株である通信会社のソフトバンクは、昨年大注目されたIPOで公募価格割れしてしまい、昨年の最悪な銘柄ランキング上位に投げ入れられそうな悲劇に見舞われていた。
配当利回りは高いがIPOで上場したにしては成長性がなく、投資家たちの目にはあまり魅力的な株だとは思われなかったのがその理由だ。
配当金は何もしなくても手に入る純然たる不労所得なので、誰もが出来るだけ多くの不労所得を手に入れたいと願っている。
一方で、成長性のない株というのはやはり人気が低くなる傾向があるので、配当利回りが5%を超えている状態のままソフトバンクは放置されていた。
しかし、最近は株価は増配の影響もあり回復傾向にあり、ついに公募価格の1500円付近まで株価が上昇している。
高配当株の場合は、株を我慢強く保有し、配当金を受け取りながら株価の上昇を待つのが投資のセオリーだが、公募価格割れした後もソフトバンクを我慢強く保有し続けた投資家たちはもしかしたら今後報われるかもしれない。
株は最初は「長期間保有しよう」と決意して買ったとしても、株価が下がるとどうしても売りたくなってしまうものなので、ある程度株価を見ずに放置しておくということも重要なのかもしれない。
配当利回りは高いがソフトバンクは成長するのか?
ソフトバンクはワイモバイル、PayPay、ヤフーなどの各子会社事業や、タクシー配車プラットフォームの「DiDi]など、様々な事業を展開しているが、やはりメイン事業は何といっても通信事業だ。
そのため、ソフトバンクが今後成長していくためには、通信事業の利益が増加していくかという点が注目される。
大手通信キャリアで寡占状態だった通信事業だが、今後は楽天が参入してくることにより、パイの奪い合いが激しくなってくるのは目に見えているが、果たしてソフトバンクは顧客をグリップし続けることは出来るのだろうか。
楽天が顧客に提供するプランはかなりの低価格であることが予測されるので、それで品質がソコソコであれば、恐らく多くの顧客が楽天モバイルの方に流れていくだろう。
そのとき、顧客をグリップするためには、ソフトバンクも同じようなクオリティで同じように低価格なサービスを提供する必要があるので、やはり通信事業自体は厳しいのではないだろうか。
海外の通信会社でも価格競争が懸念されて株価の上値が抑えられているケースが多い。
自分が保有している中国最大手の通信会社であるチャイナモバイルも、国内で厳しい競争にさらされているらしいからね。
株価全く見てないけど笑。
5G導入は通信会社の収益アップにつながるのか?
今後、5Gという新しい通信規格が各企業で導入されるが、最初の値段設定は高めになると思う。
そのため、最初の方は5Gプランに移行する人の数は少ないと思うのだが、だんだんと価格が安くなっていくにつれて、移行する人が増えていくように思う。
その際、5Gプランをより低い価格で提供する事業者に顧客は集まる可能性が高いように思う。
というのも、最近は政府の圧力により通信会社が期間縛りのプランを提供しにくくなっているので、顧客は「質・価格」という判断基準で通信会社を選べるようになっているからだ。
そのため、採算性が高いが他社よりは価格が低いという価格帯で5Gプランを提供し、顧客を取り込むことが出来る事業者が利益を伸ばす可能性はあるのではないかと思う。
ただ、一瞬そうなったとしても、結局は各社似たり寄ったりの価格帯になると思うので、あまりその状況は長続きはしないんだろうね。
最近は、KDDIにしてもドコモにしても、通信事業プラスアルファの事業展開で利益を伸ばそうとしているが、やはりそっちの方向でいくのが正解だと思う。
ソフトバンクもその点は当然していて、現在注力しているようなので、今後同社の利益がどうなっていくのかは興味深いところだ。
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