昼休みに、何気なくスマホで株アプリを開いたときのことだった。
連日の暴落を見せているサンバイオ株の株価がどうなっているのか気になり、見てみると...。
「あれ??先週の金曜日と同じ株価のままだ...」
そんなはずはない、あれだけ暴落が続いていて、そしてまだまだ下げ止まる雰囲気が皆無だった株が本日無傷ですむはずがない。今日もそこそこ下げると考えるのが妥当だろう。
しかし、画面の表示上は株価が動いてはいない。
これはまさか...いや、そうに違いない。
サンバイオ株は値下がりしていないわけではなく、値段が下がりすぎて買い手がいなくなってしまっていたのだ。
つまり、売買が成立していない状態なので、その日の取引価格の株価が表示不能となっていたのだ。
これは、サンバイオ株に物凄い額の売り注文が入っているが、誰も買い手がいないということを意味している。
ということは、サインバイオ株を保有している投資家は売りたくても売れない状態となっていると言っていいだろう。
あの時と一緒や...。
おいらは思わず身震いをした。
皆さんは、ドラギショックという言葉をご存じだろうか?
今はもう使われていないかもしれないが、ユーロ圏の中央銀行ECBの総裁であるドラギ氏がギリシャショック後に何か発言をすると、対ユーロでの主要通貨の為替が激しく動いていた際に生まれた言葉だ。
つまり、ドラギが発言すれば為替相場にショックが起こるという意味だ。
先日、おいらのFX爆損体験談の記事を書いたが、FXのアプリをスマホにダウンロードしていると、「ドラギ総裁が〇〇〇と発言」みたいなニュースがガンガンアップされる。
そして、その発言前にポジションを持っていた場合、ドラギ君の発言が自分の予測通りだったらいいのだが、真逆だった場合は速攻でポジションを損切りしないといけない。
しかし、ドラギ君が発言した後は値動きの幅がでかすぎて、一瞬売買が成立しないということがあったのだ。
あれは、本当に焦る。
通常、為替取引というのは主要通貨同志のペアになると参加者の数が半端じゃないので、取引が成立しないということはあり得ないのだが、実際にそういったことが起こっていた。
そして、取引が成立しないとどんどん損が膨らむので、一瞬のことではあるが本当に怖かった。特濃のしょんべんを漏らしそうだったんだよ(半もらしだった)。
ただ、瞬間的にそういう状態が起こるだけで、しばらくすると売り買いが成立するケースがほとんどだった。
なぜなら、参加者が圧倒的に多いので、誰かはこっちの注文に対して応じてくれるからだ。
一方、サンバイオ株の場合は参加者がそこまで多くないうえに、売りたい人が圧倒的に多いので、完全に取引が成立しない状態となっていたのだ。
そのため、「買う」という人間が現れない限り、保有者である投資家は永久に株を値下げして売らないといけないという悪夢のような状態が完成していた。
「エグすぎるだろ...」
そう言って株アプリを閉じたのだが、最終的には50000株ほどの出来高があり、前営業日の株価から35%OFFの3710円で取引が終了していた。
これはもう、おいらの想像を超えている...。
サンバイオ株の圧倒的な下落に呆気に取られていると、とあることに気が付いた。
なんと、おいらが保有している高配当株であるアサヒHDが6.75%も下落していたのだ。
アサヒHDは配当性向を50%に上げたため、配当利回りが急上昇していたのだが、決算を見るとヘルスケア部門の売上高が落ちたせいで、減収となってしまっていた。
それを嫌って株価が下落してしまったのだ。
「6%下落って、すでに配当利回り超えとるやんけ...」
一瞬そう思ったのだが、サンバイオ株のエグすぎる下落を見ていたため、特に何も感じなかった。
ただ、やはり高配当株ではあっても業績がよくなければ普通に株価は激下がりするな...と思った。
最近、オリックスもそうなんだが、おいらが保有する株が次々と悪決算を発表しているんだが、おいらが呪われているのだろうか...。
すでに、配当利回りではおっつかない程下落してくれてるんですけど。
ただ、あれだけ死亡しかけていた米国株の含み損がすでに消えかけているので、もう放っておこうと思う。
アサヒHDもメイン事業の貴金属部門は増益なので、多分そのうち株価は戻すだろう。
そう思うことにした。
ところで、サンバイオ株のPTS株価を見てみると、さらに35%ほど価格が下落してしまっている。
もう、こうなってくるとメチャクチャすぎるので、最終的にどうなるのかの予測が全くつかない。
3桁までいってしまうのか、それとも意外とリバウンドで戻すのか...。
予測が本当につかなさすぎる。
投機的な取引が得意な人はここでサンバイオを買ったりするんだろうが、おいらは怖くて絶対無理だな。
この値動きは、おいらの想像の幅を完全に超えてしまっているからね。
もしかしたら、勇気を出して取引に参加すれば大儲けが出来るのかもしれないが、おいら的には全くお勧めできないね。マジで投入したお金が速攻で1/2になって返ってくる可能性があるからね。
年初来安値を本日更新している銘柄を買うのであれば、おいらなら伊勢丹HDを買うかな。
すでに売り飛ばしてしまった銘柄だが、3桁になったらPBR的に普通に安いと思うんだがどうなんだろうね?
まあ、おいらが買ったらまたすぐに株価が下がってしまうんだろうが...。
それにしても、やはり株価が寄り付かないという現象は非常に怖いね。
上がりすぎで値がつかないのであればいいんだが、逆だと本当にシャレにならない。
持ち株がそうならないように願うばかりだが、なるとしたらその筆頭は三機サービスだろう。
サンバイオ級とまではいかないだろうが、ザ・小型株なので、何か悪材料があれば普通に1日で15%くらいは暴落してしまうだろう。
それがいつなのかは全く予測がつかないが、そうならないように祈るしかない。
今日は、久しぶりにドラギショックが起きまくっていた頃に買った本を読んで眠ることにする。
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