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人気優待株すかいらーくで優待券を狙わずにPER1000倍オーバーの株を買った

チュンチュン、チュンチュン...。

先日の記事で書いた通り、一度は手放した人気優待株である「すかいらーくHD」の株をもう一度買い戻そうか今週悩んでいた。

理由は以前にも書いたが、大多数を占める個人株主が株主優待カード目的で株を保有しているためか、投資家たちに相当なネガティブインパクトを与えたはずの「減配+業績の悪化」を発表してもあんまり株価が下がらなかったからだ。

なので、少しでもポジティブな要素が出てきたら、逆に株価が上昇する可能性が高いのではなかと思ったのだ。

しかし、今週になってすかいらーくHDが発表したIRを見て購入を見送ることにした。

関連会社が運営する焼肉チェーンで食中毒が発生し、全店舗を閉鎖しなければならない事態となってしまっていたからだ。

事業の中心となっているガストで発生したわけではないので、業績への影響は少ないのかもしれないが、さすがにケチがつきすぎていると思ってイモを引いてしまった。

「ツキが無い」状態に憑りつかれているように感じてしまったんだよね...。

まあ、「ツキ」とかそんなこと一切株式投資には関係ないのかもしれないが、おいらは自称霊能投資家なので買う気が失せてしまったのだ。

そのかわりに、さらに不吉極まりない銘柄を購入した。

おいらが今回購入した購入した、すかいらーくHDを超える不吉さを誇る銘柄...。

それは、ホクリョウという卵を製造している企業の株だ。

この銘柄のPERは1000倍を余裕で超えており、超高成長企業として高PERが理論づけられているAmazonを遥かに超えている。

ただ、Amazonの場合は投資家たちの期待値が高いのでどんどん株価が上がった結果PERが無限に吊り上がっていたのに対して、ホクリョウの場合は超ド級に業績が悪化したためPERが上昇している。

ちなみに、おいらの買値は1株669円だ。KDDIを売って手元に入ってきた現金をそのままぶち込んでみた。

ホクリョウの事業は極めてシンプルで、ニワトリさんを大量に飼育して卵を産ませまくって販売するというものだ。

本社は北海道にある企業で、道内の卵市場でのシェアは5割以上にも達しており、さらにここ数年は本州開拓に力を入れている。

そんなホクリョウだが、昨年から続く鶏卵価格の下落によって業績が悪化しまくった結果、PERが驚異的な水準にまで上昇してしまったのだ。

ホクリョウが2月12日に出したIRによれば、当初見込んでいた当期純利益449百万円を99%以上引き下げて3百万円に修正するとのことだ。

「いや、3百万円て...」

これはもう、赤字の最終決算を出すと言っているようなものだろう。

ただ、何となくなんだが、おいらはもしかしたら早期段階で業績が回復するのでは?と思った。

というのも、鶏卵価格というのはJAのHPをチェックすると、エクソンモービルが掘りまくっている石油と同様に上がったり下がったりするものだからだ。

実はおいらは、以前にこの株を保有していたことがあるので、ある程度その辺の事情は調べたことがある。

東京、大阪、名古屋、福岡の鶏卵相場はここ数年ジリジリと下げていたが、昨年になってガクンと下がってしまっている。

なんでもここ10年での最低値を記録しているらしい。つまり、生産過剰などの理由により業者の損益分岐点を下回るほど卵相場が下落してしまっているのだ。

2016年に石油相場が記録的な暴落で瞬間的に30ドルを切っていたが、恐らくはあれと同じくらいの暴落具合だろう。

一昨年に卵価格が高止まりしたので、鶏卵業者がニワトリを大量に増羽してしまったのが原因らしいね。

ということは、増えた状態のニワトリが自然調節されれば、恐らく卵相場自体が回復することはほぼ間違いはないだろう。

ニワトリの採卵期間は色々な情報を調べてみると、恐らく1年程度だと考えられるので、増羽する前にいたニワトリたちが死亡してお役御免となり始めた時点で、出荷される卵の量に調整が効いてくるのではないだろうか。

イメージを図にすると下記のような感じだろうか。

■鳥の総数イメージ

年度 業者A 業者B ホクリョウ
2018 1月 100 200 300
2月 200 300 500
3月 300 400 700
2019 4月 600 800 1400
5月 900 1200 2100
6月 1200 1600 2800
死亡する鳥 -600 -900 -1500
生き残る鳥 600 700 1300

ザクッとしたイメージだが、2018年1~3月に増羽したニワトリが全て死亡した場合(実際は徐々に調整される)、2019年に各業者が同じペースで増羽をし続けていくと、生き残るニワトリの総数は減る。

その場合、ニワトリが減った分だけ市場に供給される卵の数も減るので、結果として卵1つあたりの価格は上昇すると考えるのが自然だ。

そうすると、他の業者と比べて比較的事業規模が大きいホクリョウは卵をそのタイミングで大量に市場に供給できるので、卵価格上昇による恩恵をモロに受けて業績が回復するのではないかと思うのだ。

おいらは鶏卵事業には全く詳しくないので完全に適当だが、何となくそう思う。

それにしても...今年はバード投資の年になりそうな予感がする。

すかいらーくHDも株価が下がるようであれば買う可能性はあるからね。

鳥をテーマにした投資はおそらく、誰もやっていないだろうから、それで成功したら「元祖バードインベスター」の称号を手に入れることが出来るかもしれない。

米国株だと...ツイッターがバード銘柄に該当するので、一度本格的に調べてみないといけないかもしれない。

なんやかんやでS&P500に採用されている銘柄なので、ホクリョウやすかいらーくHDよりも断然世間の注目度は高いからね。

あとはペット保険のアイペットでもぶち込めば完璧ではないだろうか?

さえずりのポートフォリオ...それも悪くないだろう。

伝説のバードポートフォリオを完成させてやろうかな...。

だけど...「飛べない鳥はただの豚だ」という名言が完成したら破産してしまうかもしれない。

バードポートフォリオ...悩ましいところだ。

★ホクリョウは時価総額55億円程度のスーパー小型株なので、下げる時の勢いは半端ではない。また、最悪のケースでは売るに売れないという事態が発生することもマジで想定されるので、読者のみなさんには買うことを全くおすすめしない。よい子のみんなは確実性の高いVOO等のインデックスETFを買うようにしよう。

※卵かけごはんが好きな方は、下記のボタンを猛プッシュしてくれ!!また、ニワトリを飼育したことのある方も猛プッシュを頼む!!それ以外の方は押さなくてもいい。

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