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【ひふみ投信】超人気投信のひふみ投信は社会変化に投資をしている?

超人気投信のひふみ投信は社会変化に投資をしている?

「ひふみ投信」といえば日本を代表する投資信託で、投資を実践している人であれば誰でも聞いたことがある投資信託だ。

投資信託は様々な種類の株式や債券を集めている金融商品で、1口1万円からなどの少額から投資を開始出来るため、若者を中心に人気がある金融商品だ。

そのため、多くの人が投資信託に投資をしており、最近は金融機関でも投資信託の販売に力を入れている。

ひふみ投信はテレビ番組での宣伝効果もあって、投資対象として検討している人や、すでに投資をしている人もかなり多い。

ひふみ投信の初期の特徴は、厳選した小型株を大量にポートフォリオに組み込み、それらの株の上昇によって巨額のリターンを投資家にもたらしていたことだ。

小型株の場合、時価総額が小さく発行株式数も少ないため、一度お金が流れ込むと爆発的に株価が上昇するケースが多い。

そのため、小型株を多くポートフォリオに組み込んでいた「ひふみ投信」の基準価格は、それらの小型株の爆発的な上昇によって大きくプラスとなったのだ。

ひふみ投信の基準価格の変化

ひふみ投信の基準価格については、少し以前までは年々上昇し続けていたが、最近では日本株式市場の低迷とともに基準価格が下落している。

なぜかというと、すでに「ひふみ投信」は資金規模が巨大になっているため、小型株だけではポートフォリオを組むことが出来なくなっているからだ。

つまり、ひふみ投信は同じ名前ではあっても期間の経過とともにその特徴が変わってきているということだ。

投資信託の価値というのは、その中に含まれている株や債券等で判断するべきなので、ひふみ投信に投資する際は今現在、中身がどんな感じになっているのかを確認しておいた方がいいだろう。

ひふみ投信の基準価格はこれまでずっと上昇し続けてきたわけだが、以前のように小型株を大量にポートフォリオに組み込めなくなった現状では、東証一部に上場するような大型株を組み込むしかない。

そのため、パフォーマンスを向上させるためには、いくつか工夫を加える必要がある。

ひふみ投信は当然、投資のプロ集団が運用しているので、常に工夫を加えた運用を実施している。

ひふみ投信は社会変化に投資をしているのか?

ひふみ投信の現在のポートフォリオを見ると確認してみると、上位銘柄は下記の通りとなっている。

・協和エクシオ(電気通信工事)

・ネットワンシステムズ(ITネットワーク構築)

・アマノ(就業管理システム等)

・INTUIT INC(会計ソフト・オンラインサービス)

・VISA INC-CLASS A(クレジット決済)

これらは、ひふみ投信が実際に投資を行っている企業で、ポートフォリオの上位10位に入っている銘柄たちだが、特徴としては社会のIT化や就労環境の変化等、大きな社会変化から利益を得るタイプの企業だと思う。

また、ビザについては日本人であっても誰もが知っている企業で、社会のキャッシュレス化の波に乗って世界中で利益を上げ続けている。

小型株が大きな利益を上げる場合、今まで注目されていなかった社会的ニーズをマクロ的な観点で掘り出し、それに対して価値を提供することで大きな利益を上げ、その結果株価が上昇するケースが多い。

例えば、今では超巨大企業であるアマゾンも最初はインターネットの本屋というニッチな分野から出発し、社会的なニーズを掘り出しまくることで信じられないくらい利益を出し、世界の時価総額ランキングで上位に食い込むほど株価を上昇させてきた。

しかし、大型株の場合は小型株のように1分野だけではなく、事業ポートフォリオを拡散させて安全度を高めていることが多いので、1事業だけが成功していても会社全体としては大きな利益が上がらない。

ただ、ビザに代表されるように、社会的な変化の会社全体のビジネスの方向性がマッチすれば巨大企業であっても大きな利益を上げていくことが可能だ。

そのため、ひふみ投信は現在こういったタイプの企業に投資をしているのかな?と思っている。

小型株をポートフォリオの中心に据えるのは、資金の規模を考えるともう不可能だと思うので、社会変化に投資をする、というのはかなり論理的な投資方法だと思うね。

株で夢をかなえよう

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