暑い、本当に毎日亜熱帯の密林を歩いている気分になってしまうくらい暑い。
ポカリスエットを何杯飲んでものどが渇くし、エアコンが中々効かないしで非常に暑苦しい毎日を過ごしている。
こんな炎天下の中で運動なんかさせたらそら子供たちは熱中症になるでしょ。すべての小学校と中学校、それに高校も即刻夏の部活動を禁止すべきだ。いや、マジで危ないよ、これは。
さてと、こんなクソ暑い一日の終わりには、少しでも皆さんのテンションが上がる話題を提供したいと思う。
ブルームバーグによれば、著名アナリストのガートマン氏が、NYダウが3万ドルに到達すると予言したとのことだ。
「またか...」
最近、中国との貿易摩擦が飽きられた頃にこういう強気な意見がよく見られる。そしてその後、再度貿易摩擦問題が復活し、株価が暴落するというBOX相場となっている。
6月はトランプ大統領の貿易戦争やんぞのパフォーマンスにより、市場環境が悪化して株価が下落していたが、7月になると企業決算への期待から株価が再び上昇基調となっているように見える。
しかし、いつまでもこんなBOX相場が続くわけはないので、どこかで株価は上か下に向かっていくに違いない。
それがいつになるのか、そして上か下かどちらに行くのかは誰にも予測は出来ないが、長期的に考えるとNYダウが3万ドルを突破するのは時間の問題のように思える。
つい十数年前、おいらがまだ投資信託を何も知らずに買っていたころ、誰もNYダウが2万ドルを突破するなんて思っていなかったはずだ。
そしておいらが個別株デビューをした2016年の時点でも、ほとんどの人はNYダウが2万ドルを突破するなんて思っていなかっただろう。むしろ、12000~13000ドルくらいまで暴落するんじゃないかと思っている人もいた。
しかし、蓋を開けてみればあっさりと2万ドルを突破してしまったので、世間の予測や市場の今の雰囲気なんかは全く当てにならないのかもしれない。
だから、意外とガートナー氏の予測通り、あっさりと3万ドルを突破する可能性もあるのではないかとおいらは思っている。
理由としては、資産を運用している誰もが、もはや米国株を買うしか選択肢がなくなっている気がするからだ。
運用額が規格外に巨大な年金基金や投資ファンド等は、その規模ゆえに中小型株には中々手が出せない。出したとしても、運用額全体に対する影響は小さなものだし、管理も数が増えると大変なので普通は中々手を出さないだろう。
しかし、米国株であれば巨大なハイテク企業でも小型株と同じかそれ以上に成長を続けている企業もいっぱいあるので、運用の対象としやすいのだろうと思う。
現在世界の株式市場を見渡して、どの国の市場が安定的かつ確実に成長しそうかと言えば、誰もが米国市場を指すだろう。
だから今、世界中から米国市場に金がなだれ込んでいる状態だと思うのだ。
NYダウが2万ドルを突破した時点で割高だと思って手を出していなかった者たちも、ついにもう我慢が出来ず米国市場に参戦してきているのだ。そして参加している者の多くが機関投資家で、簡単に資金を引き上げることが出来ない。
そのため、ドイツ銀行が破たんしたとか、貿易戦争で企業業績が極度に悪化するとか、中国の不動産バブルが崩壊して中国発の世界不況が広がるといった規格外の出来事が起きない限り、中々大きく株価は下げない可能性が高い。
今一番起こり得るのは現在進行形の貿易戦争によるリスクだが、起こるにしても企業業績等に本格的に反映するにはある程度のタイムラグがあるので、実際に影響が出るとしても時間的な猶予はあるだろう。
その間にNYダウが好調なアメリカ経済を背景とした個別企業の好決算の連続等により、一気に3万ドルまで到達する可能性は十分あると思うのだ。
なってくれればそれに越したことはないが、そうなると次は追加入金で買える株が著しく減ってしまうだろう。だから、投資家の立場とすると本当はこういうBOX相場が一番やりやすいのかもしれない。
6月末の時点では割高に思えていた株が、7月に入って市場が好調になってくると割安に見えてくる...。まだまだ相場の雰囲気で気分を左右される投資初心者だからだろう。
もっと、冷静に市場を見つめることができる両の目を養いたいものである。
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