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ハードブレグジットを優しく説明するJPモルガンのCEOがヤバい

「これは、完全にレベルが違うな...」

土曜日の朝に起きて、いつものようにラップトップ型のPCを開き、ブルームバーグを見ていた時のことだった。

ブルームバーグTVでアメリカのメガバンクであるJPモルガンのCEOが、イギリスのEU離脱について語っていた。

内容を要約すると、「ハードブレグジットはヤバい」というものだった。

ハードブレグジットとは、イギリスとEUとの間で合意がなされないままイギリスがEUを離脱してしまうことで、そうなった場合、EU全域が経済的に相当な混乱に見舞われると予測されている。

ハードブレグジットとなった場合、イギリスはEUの単一市場へのアクセスが不可能となり、現在は撤廃されている状態の関税が復活し、さらに今までは自由に行き来出来ていた人や物、それにサービスや資金の移動にも制限がかかってしまう。

そのため、イギリスに籍を置く企業は関税等に関するメリットが無くなってしまうため、現在イギリス国内から他国へと本社や製造拠点等を移転する等の対策を進めている。

最近だと、掃除機で有名なダイソンがシンガポールに本社を移転することが話題になっていた。

「イギリスのEU離脱とは関係ない」、とダイソンは言っているが、多分影響しているのではないだろうか。

また、日本を代表するグローバル企業であるパナソニックの欧州本社がオランダに移転したり、JPモルガン等のアメリカのメガバンクの支店もイギリスからの移転を表明している。

つまり、世界を代表するような優良企業が続々と英国から脱出し始めているのだ。そして、ハードブレグジットとなった場合はさらにこの傾向が加速することは間違いないだろう。

こういったグローバル企業が海外に脱出すると、雇用や税金が失われてしまい、英国の力自体がダウンしてしまうため、ハードブレグジットを恐れる投資家達は、英国の通貨であるポンドを売りまくり、現在ポンドは強い売り圧力にさらされている。

JPモルガンのCEOは、ブルームバーグTVのインタビューにおいて、「ハードブレグジットの危険性について人々が認識していない」と語っていた。

「確かにそうだな...」

グローバル企業が英国から脱出しまくっている現状を見ていると、確かにハードブレグジットをした場合、EU全体に大きな影響が出るのは間違いなさそうだと思った。

しかも、イギリスのEU離脱は、元々は移民の受け入れによって職を奪われてしまった国民の投票によって決定されたものなので、イギリスのEU離脱が完了した後に他国でも同じようにEU離脱の運動が展開される可能性が非常に高いだろう。

EUと予算案を巡って対立しているイタリアなんかはその筆頭だろうね。たぶん、離脱したらイギリスよりも経済基盤が脆弱なので、国として非常にまずいと思うが...。

ハードブレグジットは金融業界にも相当な打撃を与えると言われているが、その理由は市場の混乱だ。

株式市場はもちろんのこと、想定される事態としてはポンドや国債の下落、そしてそれに連鎖して起こる混乱。

金融市場は幾重にもレバレッジを掛けた取引が行われている市場なので、実際に発生する悪影響の度合を数倍化したインパクトが市場全体に広がっていく可能性が高いと思う。

ただ、リーマンショック級までいくかというと、欧州全体の経済規模や市場規模を考えてもそこまではいかないような気がするけどね。

ところで、JPモルガンのCEOの何が凄かったかというと、おいらが凄いと思ったのはそのプレゼン力だ。

ブルームバーグのHPでその映像を見ればわかると思うが、声の出し方、ゼスチャーの仕方、話すスピードや間の入れ方、それらすべての「伝えるための技術」が超一級品なのだ。

もうね、あの映像を見た後に日本のサラリーマン役員が話をしている映像とか見てごらん。

マジで、大人と子供くらいに差があるんだよ。

まあ、JPモルガンのCEOであるダイモン氏は、4回もタイム誌によって選ばれる「世界で最も影響力のある100人」に選ばれているほどの人物なので、そもそものレベルが日本人経営者たちとは違うんだが。

それにしても、外国人経営者のプレゼン力というのは、見るたびにいつも感心してしまう。

特に感心するのが、「間」の入れ方が非常に上手い人が多い。

「間」の入れ方とは、話と話をつなげる際に一旦沈黙を入れることを指すのだが、プレゼンテーションを行う場合、この「間」に強弱をつけることでより観衆の興味を引き付けることが出来るのだ。

プレゼンテーションで重要なのは、発声の仕方やパワーポイントの使い方、それから手の位置等と言われているが、おいらはほぼ間違いなく「間」の入れ方が一番重要だと考えている。

人と話をしたり、交渉をしたりする際は、「間」つまりは「沈黙」を上手く使うことで相手により情報を分かりやすく伝えたり、交渉を有利に勧めたりすることが出来る。

なぜなら、話の間に沈黙が入ると、「この人はこの先何を言おうとしているのだろう」と相手の興味を引くことが出来るからだ。そして、「あれ、この人しゃべらないけど、どうしたんだろう?」、と不安を与えることも出来る。

そして、沈黙に強弱をつけることで、相手はよりスピーカーの話に引き込まれていき、結果としてこちらが伝えたい情報がより正確に相手に伝わるのだ。

ダイモン氏の映像は、プレゼンのみではなく、仕事で人と話をする際の話し方の参考になると思うので、ぜひ一度見てみることをおすすめする。

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