コロナ倒産で大暴落したレナウンが4円まで下落して終了
最近、コロナ倒産という不気味な響きのする言葉をニュースで聞いたり、新聞やネットニュースでよく見かけるようになったが、実際のところ本当に新型コロナによる倒産が増え続けている。
帝国データバンクによると、すでに現時点で263件もの企業が新型コロナの影響で倒産しているのだが、潜在的なコロナ倒産予備軍はこんなものではないだろう。
メガバンクなどから巨額の融資を引ける大企業はまだ耐久性があるかもしれないが、すでに中小企業の資金繰りは相当厳しい状態になっていて、事業事態は崩壊してしまっているのだが融資などの借り入れで何とか存続しているゾンビ企業も出現しつつある。
最近のコロナ倒産で最もインパクトが大きかった企業は、なんといってもアパレル業を運営していたレナウンだろう。
レナウンはその昔「レナウン娘」のCMで一斉を風靡した企業で、結構多くの人がその名を聞いたことがある老舗企業だ。
そして、レナウンは東証に上場する企業なので日本で証券会社に口座を開いていれば誰でも株を買って投資することが出来たのだが、そんなレナウンがコロナ倒産により株価が大暴落し、最終的には4円という驚異的な株価で最終取引を終了した。
これからさらにコロナ倒産が増加する理由
レナウンがコロナ倒産により株価が大暴落してしまい、最終的には4円で取引を終了してしまったのは以上述べた通りなのだが、今後はレナウンと同じように資金繰りが悪化して倒産する企業が大量発生してくるだろう。
というのも、日本の景気は新型コロナウイルスが流行する以前からすでに悪化していて、10月の消費税増税により個人消費は落ち込み始めていたからだ。
そこにきてこの新型コロナショックなので、すでに財務状態が悪化してフラフラだった企業たちはもう倒産を選択するしかないところにまで来ているのだ。
日本の大企業の場合は内部留保が多く、何とか耐えることが可能なケースも多いのだが、財務状態がもともと悪い企業の場合、新型コロナによってキャッシュが入ってこな状態になってしまい、手元の現金がすでに枯渇状態になっているのだ。
緊急事態宣言の解除によりすぐに以前のような経済が戻ってくるかというと、はっきり言ってまったくそうではない。
そのため、何とか持ちこたえている企業も、以前のような経済環境が戻ってくることを諦めてギブアップしてしまう可能性が高くなってくるのだ。
そして、最終的には事業継続だけではなく倒産を選択してしまうのだ。
この現象は恐らくだが、7月頃からさらに加速し始めるのではないだろうか?
地銀などが融資をして何とか企業を持ちこたえさせているが、それにも限界があるだろうな...。
企業の入れ替わりが激しくなる可能性がある
今現在、新型コロナによりどんどん事業環境が変化してきており、今まで必要とされていたものが必要とされなくなり、その代位として新しい企業が別の形でその事業に代わるサービスを提供している。
例えば、外食産業がダメになったため、宅配チェーンのドミノピザの業績が伸びたり、持ち帰り可能なメニューが豊富なケンタッキーの売り上げ高が増えたりしている。
そして、外食の選択肢が減れば減るほど、さらにこれらの宅配チェーンや持ち帰り可能なファーストフードチェーンの売り上げは伸びる可能性がある。
ほかにも、最近ビデオ会議のZOOMが驚異的に業績を伸ばしているのだが、その代わりに会議室を提供している企業や、オフィスビルを運営している企業の売り上げ高は落ち始めている。
このような感じで、何かが落ち込むとそれを補完するための何かが台頭するのが資本主義社会の常だ。
そのため、今後の株式市場でも、「ダメになった企業を補完する企業」を探せるかどうかが成功するかが重要になってくるのかもしれないね。
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