みずほFGの株価が大暴落から40%以上も上昇
日本の高配当株には様々な種類のものがあるのだが、その中においても多くの投資家たちが保有しているのが銀行株、なかでもメガバンクと呼ばれる超巨大銀行の株だ。
みずほFG、三菱UFJ、そして三井住友FGのことをメガバンクと呼ぶのだが、これらの企業に共通していることは、保有してるだけで多額の配当金を生み出してくれる高配当株だということだ。
高配当株の魅力は、保有しているだけで配当金という正真正銘のインカムゲインを投資家たちにもたらしてくれるところで、実際に多くの投資家たちが配当金目的で高配当株を保有している。
なかでも、みずほFGは非常に人気が高い高配当株で、他の2行と比べると業績は近年苦戦していたのだが、配当金はきちんと投資家たちに支払い続けていた。
そんなみずほFGの株を保有していた投資家たちは、コツコツと積みあがっていく配当金を見つめながら幸せな気分に浸っていたのだが、今年の3月に突如として市場を襲った新型コロナショックにより、みずほFGはすさまじい暴落を演じてしまった。
今年の1月には160円台だった株価が、なんと、100円台にまで落ち込んでしまったのだ。
しかし、その後そこから復活したみずほFGの株価は40%以上上昇している。
みずほFGを配当金目的で買う場合に気を付けるべき点について
みずほFGの暴落前の配当利回りは4%程度だったのだが、下落率が40%程度だったので、投資家たちは10年分の配当金をわずか1月弱で失ってしまった計算になる。
もちろん、これは単純計算なのでこの通りではないだが、それにしても配当金目的でみずほFGの株を買った人々はショックだっただろう。
しかし、これはよく考えると仕方がないことで、経済的打撃がリーマンショックを超えると言われている現状を考えれば、むしろこの程度で済んで株価も反発してきたのだから喜ぶべきだと言ってもいいだろう。
みずほFGを配当金目的で買う際に注意しないといけないことは、同社が「金融」という業種に属しており、景気の悪化や金融ショック時に真っ先に犠牲になるという特徴を持っているということだ。
そのため、確かに高配当ではあるのだが、時として大きな株価下落があることを覚悟しておかなければならないのだ。
みずほFGの配当利回りは株価が回復した今でも5%超あるで、買いたくなる投資家もいるだろうが、この点については一応認識しておいた方がいいだろうね。
融資しまくっているメガバンクの運命は
ところで、最近は大企業がメガバンクに対して巨額の融資枠の設定を申し入れすることが増えており、様々な企業からメガバンクは引く手あまただ。
これまでの好景気では様々な資金調達方法を企業が選択できたため、メガバンクの存在感はここ数年薄れていたのだが、ここに来て存在感がぐっと増してきたと言っていいだろう。
問題は、デフォルトなどでどこまで融資が焦げ付くかだが、大企業に限っては現在の政府対応などを見ているとまだまだ耐性はあるように思える。
ただ、内部留保があまりなく、財務体力がない企業についてはもしかしたら新型コロナの第2波がきたらまず持たないだろう。
その場合、融資をしている側のメガバンクたちからそると、現在のお金を貸しまくれる環境はピンチでもありチャンスでもあると言える。
というのも、ここから景気が急回復してくれば、当然のことながら貸し出しを行っているメガバンクたちも利息で巨額のリターンを得ることが出来るが、一方で状況が予測外に悪くなってしまうと、融資した資金が焦げ付き、損失が拡大し続けていく可能性もある。
新型コロナは一旦収まったように見えるのだが、実際のところは全く収まっていなどいないので、まだまだメガバンクはリスクを取って融資をしている状況だが、久しぶりにメガバンクにスポットライトが当たっている感じがするね、最近は。
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