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【配当金】個人投資家の配当金戦略で気を付けるべきこと

個人投資家の配当金戦略で気を付けるべきこと

配当金戦略と聞くと配当金をコツコツと得ることで積み上げ式で資産を得ていく投資方法だと思われているわけだが、この投資方法は日本人にすこぶる人気がある。

というのも、日本人というのは基本的にはリスクをあまりとりたがらず、コツコツと利益を得ることを好む農耕民族だ。

そのため、基本的には株を売却せずに配当金をコツコツと積み上げていく配当金戦略とは非常に相性がいいのだ。

配当金をコツコツと得るということは、毎日畑を耕してコツコツと農作物を育てるプロセスに似ているため、何の苦もなく続けられる可能性が非常に高い。

投資の基本は続けることにあるので、途中でやめてしまうような投資方法というのは最終的には失敗で終わってしまう可能性が高い。

なので、日本人は相性がよくて続けやすい配当金戦略を取る人が結構多い。

しかし、配当金戦略にも気を付けるべき点がある。

それを今回は順を追って説明していこう。

配当金を支払い続ける銘柄を買うこと

これはかなり重要なことなのだが、配当金戦略を取る場合はきちんと配当金を支払い続けることが出来る株を買うことが重要だ。

どういうことかというと、配当金はその企業が生み出す利益の内から支払われるお金なので、例えばその企業のキャッシュが尽きてしまったりすると途端に支払われなくなってしまったりする。

そうすると、手元に残るのは配当金すら支払えないボロ株、という悲劇が生まれてしまう可能性がある。

なので、きちんと配当金を支払い続けられる見込みがあるのかを株を買う前にチェックすることが重要だ。

その際に確認をする必要があるのは、数年間分のEPSだ。

EPSとは1株あたり利益のことで、これと配当性向=利益を株主に還元している割合を見ることである程度は配当金を支払ってくれるのか、目途を立てる可能性があるだろう。

配当金は再投資をしよう

最後に書いておくのだが、配当金戦略を取る場合は可能な限りは手元に得た配当金を再度株式を買うことに充てることが重要だ。

これはジェレミーシーゲル先生も口酸っぱくして言っているのだが、配当金を再投資してさらに配当金を生み出す株を増やしていくことが配当金戦略の肝なのだ。

人間、配当金を手に入れるとついつい使いたくなってしまう。

私も、過去にこのような使い方をしてしまったこともある...。

しかし、使ってしまうと配当金は消えてしまうだけなので、きちんと再投資をして配当金をさらに増やす努力をするようにしよう。

以上が、配当金戦略を実践するに当たって重要な戦略だと考えている次第だ。

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