配当金などの不労所得を誰でも得られるこの時代は自由
信じられないかもしれないが、中世のヨーロッパでは、生姜が非常に希少な香辛料として扱われていて、羊1頭と交換してやっと手に入るほどの価値があったらしい。
生姜なんて、今ではスーパーマーケットに行けばすぐに手に入るが、そのころは栽培技術が確立されていなかったので、それほどの希少品として扱われていたのだ。
その時代には、もちろん株式会社など存在していなかったし(似たようなのはあったが)、庶民が気軽に自分の資金を投資に回すことなど、どこの国でも非常に難しかっただろう。
そのころはまだ蒸気機関も発明されておらず、産業革命もまだまだ先の時代だったので、人力によって様々なものが生産されていた。
そのため、生み出される製品の量も現在とは比べものにならないくらい少なく、マネーサプライ、つまりは通貨の流通量も現代とは比べものにならないほど少なかった。
そんな時代なので、一般庶民が余剰資金を貯めこみ、それを投資に回すということなど、ほぼ不可能だったのだ。
現代型の貨幣を無限に増やせる可能性がある「投資」は、溢れかえらんばかりの物、サービス、そして豊富に流通する貨幣があって初めて成立する。
そう考えると、我々は非常に恵まれた時代に生きているといえる。
なぜなら、誰しもが配当金などの不労所得を得るチャンスを与えられているからだ。
現代の日本人は誰でも投資が可能という時点で恵まれている
現代日本を生きる人々は、ある程度のお金さえあれば、誰でも投資ができるチャンスに恵まれている。
投資信託を利用すれば、それこそ100円からでも投資ができる時代なのだ。
そして、社会人になって少し頑張ってお金を貯めれば、配当金を生み出す高配当株を買うことだってできるし、銀行からお金を借りて不動産を買い、家賃収入を得ることもできる。
インターネットが普及してからというもの、投資の窓口は格段に広がり、今では庶民であっても様々な投資に手を出せる時代になっているのだ。
これは、よくよく考えると本当にすごいことで、生姜と羊1頭を交換するような時代に生きていた人々たちがその日を生きるのに精一杯だったことを考えると、劇的な時代の変化だと言ってもいいだろう。
その時代の人々は、投資なんてしたくても出来なかったし、そもそも大勢の人々が参加しても投資が成り立つような経済環境が確立されていなかった。
様々なものが溢れかえり、それを欲する人々がいて、そういった人々に商品を供給する株式会社があるという世界は、我々にとってはごく普通だが、中世を生きていた人たちからしたら考えられないほど豊かな世界なのだ。
今は投資のチャンスなのか?という疑問について
今は投資のチャンスかどうかという話題は、いつも経済紙や投資雑誌などで議論されている。
しかし、配当金を生み出す株式を気軽に買える、という状況下で生きている我々は常に投資のチャンスに恵まれていると言ってもいいのかもしれない。
というのも、物やサービスが溢れかえり、通貨が無限に流通しているこの社会では、常に株式に資金が流れ込む可能性があるからだ。
ほかにも、金、仮想通貨、クラウドファンディングなどなど、様々な方法で我々は資金を運用することが可能な時代に生きている。
よくよく考えると、これは非常に不思議なことで、物とサービスとお金が溢れているこの時代にジャストタイミングで生まれてきたからこそ、我々は様々な投資にチャレンジすることが出来る。
なので、マーケットの上げ下げなどはあるが、自分自身が不労所得を得るために投資にチャレンジしてみたい、と思う場合はまずは行動してみるのも決して悪くないだろう。
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