12月権利月の日本たばこ産業ことJTへの投資について
高配当株への投資については、今更ぐだぐだ言う必要もなく、配当金という果実をより多く手に入れることが可能な投資方法なので、インカムゲイン好きの投資家たちに非常に人気がある投資方法の一つだ。
そんな高配当株だが、配当基準日に株を保有していないと配当金を受け取ることが出来ないという点が見逃されているケースが多い。
例え高配当株を保有していたとしても、配当基準日に株式を保有していないと、目的の配当金を受け取ることが出来ないと高配当株へ投資する意味がない。
高配当で人気な日本たばこ産業ことJTも、12月の配当基準日に株式を保有していなければ、配当金という株式からのクリスマスプレゼントを手に入れることが出来ない。
JTの場合は配当金を多く支払ってくれるから人気があるのだが、配当基準日に株を保有する忍耐力がなければ、配当金という果実を得ることは出来ないのだ。
しかし、配当基準日が近づくと株価が上昇するケースもあるので、その場合は株を売りたくなる衝動に駆られることも多い。
配当基準日前に高配当株を売るのか？
さて、高配当株を配当基準日前に売るのかという問題だが、個人的には配当金目的で株を買ったのであればきちんと基準日に株を保有しておき、配当金を受け取った方がいいように思う。
というのも、配当基準日前に株価が上がったり、基準日後に株価は下がったりするのだが、結局その後は適正な株価に戻る傾向が高いと思うからだ。
そして、悪くない株であればその後株価が上昇する可能性もあるので、配当金目的で株を買ったのであればホールドしておいた方が後々のリターンは高くなるような気がする。
というか、配当金投資の場合はそもそも配当金という安定した不労所得を得るのが目的なので、せっかく買った株をすぐに売っていては本末転倒になってしまう。
なので、配当金目的で高配当株を買ったのであれば、基本的にはホールドが正解だろう。
うまくいっている人は、株価が少し上がったからといって本来その株を買った目的から逸れるような売買はしないケースが圧倒的に多いからね。
JTの場合は配当利回りが非常に高く、配当金を得てその配当金を再投資することでリターンが最大化される可能性が高いので、やはり配当金目的でJT株を買ったのであればホールドしておくべきだろう。
インカムゲインが欲しければ株式を積み上げる必要がある
株式投資というと、株価が上昇することによって得られるキャピタルゲインに焦点が当てられがちだが、実は配当金や株主優待といったインカムゲインも得ることができる。
そして、安定しているのはどちらかというと、やはりある程度計算ができる配当金や株主優待といったインカムゲインだ。
インカムゲインのよいところは、自分自身は何もしていなくても、ただ株式を保有しているだけで定期的な収入を得ることが出来るところだ。
しかし、インカムゲインをより多く得るためには、株式を売るのではなくむしろ積み上げていく必要がある。
株式をどんどん積み上げていくことで、株式の総数が膨れ上がり、そこから生まれる配当金や株主優待品の量も膨れ上がっていくので、やはりそれらをより多く得たいと思うのであれば、売りたい所を我慢してずっと株式を積み上げていく必要があるのだ。
そして、気が付けばそれらから生み出される配当金が家賃を支払えるレベルになっていたりする可能性があるので、配当金生活を目指す場合はやはり安易に株を売ってはいけないんだろうね。
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