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【配当金】安定して高配当で投資家に配当金を支払ってくれるJリートの平均利回りが下落

最近、Jリートの価格がぐんぐん上昇し、以前までの不人気具合が嘘だったかのように平均価格が上昇している。

日本株式市場の方は昨年の下落局面のダメージから回復しきれていないが、高配当で有名なJリートの方はまさに絶好調で、これまでの高値を更新する勢いで株価が上昇しているのだ。

一体なぜここまでJリートが好調なのかは不明だが、Jリートはこのブログで以前書いたように毎月分配型投信の販売停止の影響もあって株価が下落していたとい背景があったが、ファンダメンタルズ自体は決して悪くはなかった。

Jリートが支払ってくれる配当金は、保有する建物の賃料や、不動産の売却益が原資となっている。

現在、日本の不動産市場はバブルとまではいかないまでも、かなり活況を帯びてきているので、必然的にJリートが得る利益幅も大きくなっている可能性が高い。

また、それと相反して借り入れコストである金利についてはJリートに有利な低金利状態が続いているので、インカム資産としては非常に魅力的な状態となっていたのだ。

そのあたりが見直されたのが、最近Jリートが好調な理由の一つなのかもしれない。

そんなJリートだが、平均価格が上昇したため逆に利回りの方は下がっている。

これは、以前からJリートを保有していた投資家にとっては嬉しいことだが、これからJリートへの投資を検討している投資家にとってはあまり嬉しいことではない。

なぜかというと、Jリートは配当金を得るために買うインカム資産に分類されるので、配当利回りの高い状態で買って長期保有した方がリターンが大きくなる可能性が高いからだ。

逆に言うと、利回りが下がり続けるのであれば、それはJリートへの資金流入が過熱しているということを現していると思うので売却を検討するべき場面なのかもしれない。

現在のJリートの平均利回りは4%弱なので、まだまだ配当金目的で保有するのも悪くない水準だが、これが平均利回り3%付近になってくると微妙だと思う。

なぜかというと、利回り3%程度の高配当株であれば個別株でもザラにあるので、配当金を目的にするにしてもキャピタルゲインも併せて期待出来る株式への投資の方が有利になるケースもあると思うからだ。

Jリートは計上した利益のほとんどを配当金として投資家に支払うので、内部成長が限られているケースが多い。

なので、配当性向が低くて高配当な株に投資をしたほうが、株価の成長に伴うキャピタルゲインを得られる可能性が高いと思うのだ。

そんな感じのJリートだが、株価が下落しまくっていた今年の年初もそうだったが、日本株が総じてダメな時も以外に粘りを見せることがある。

そのため、日本株や米国株と並行して投資をするのは悪くないように思う。

先日、米国株のことを書いた記事でも述べたが、異なる値動きをすることのある資産を同時に保有すると資産価格の保全効果があると思うので、いざという時に身を守ってくれる可能性がある。

投資家にはあまり好かれない日本円にしてもそうで、おいらは最強のディフェンシブ資産だと思っているので、株式や債券と併せて日本円を多めに持つというのも実はそんなに悪くないと持っている。

今の時代はネット証券で様々な国の株式が買える時代なので、世界同時株安等で外国資産が安くなった時にそういった資産を買うことが出来る。

そういった場面ではほぼ確実に円高になるので、安くなった資産を価格の高い円で多めに買うことが出来るのだ。

米国株を買う場合、ドル転してドルを持っておくという方法もあるが、予測外に円高に振れることも結構多いので、円を手元に残しておくのも一つの方法だと思う。

話は逸れたが、そんな感じでメイン資産とは異なる値動きをする可能性がある資産としてJリートを保有してみるのも検討する価値はあるだろう。

ところで、近年は日本のマイナス金利が影響し、円建債券で魅力的な利回りの水準のものを個人投資家が買うことはほとんど出来なくなっている。

企業間でそういった債券の募集が行われても、人気がありすぎて即ソールドアウトとなってしまうケースも多い。

したがって、おいらのような個人投資家が債券への投資を検討する場合、米国株式市場に上場している債券ETFやネット証券で買えるドル建て等の既発債を買うしかない。

出来れば、円建ての債券があれば資産運用の選択肢が増えるので望ましいんだけどね...。

クラウドファンディング等の新しいインカム投資方法もあるが、利払いが停止してデフォルトしそうな案件があったりするので、まだまだインカム投資の選択肢としてはリスクが高めのような気がする。

配当金が目的のインカム投資の場合、いかに広く分散して高い利回りを得るかが鍵となってくると思うので、円建ての安全資産である債券があればな...と思うことが多い。

そう考えると、銀行の定期預金の利息が普通に3%くらいだった時代というのは、ある意味恵まれた時代だったんだろうね。

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