配当金や不労所得などのお金の価値も使って初めて現実化する
ここ日本において、お金とはこの世の中を上手く生きるためのツールであり、日常を豊かにするための資産でもある。
しかし、日本人はお金の機能を発揮させることなく、ひたすらにそれを貯め込むことで有名で、多くの日本人たちがお金を使うことよりも、それを貯めることに力を注いでいるのだ。
これは、配当金などの不労所得を得るための資産を買うための行動などでなく、純粋にただ現金を貯め込むという行為に陶酔しているのであれば、ある意味危険な行動だと言ってもいい。
というのも、その場合、お金が持つ機能を殺してしまったうえで、それをただ無意味に積み上げているだけの状態になるからだ。
例えば、配当金を年間数百万円得ていて、資産も億単位であったとしても、それを全く使うことなく人生を過ごしていたら、その人の人生には何の変化も楽しいこともなく、ただお金に縛られた人生が過ぎていくという悲劇を演じてしまうことになる。
それでは、お金というツールの機能を全く発揮できず、なおかつ人生を無意味に過ごしてしまう可能性すらある。
そのため、配当金生活を送るために資産を築いていくにしても、最終的にはどのような生活を送りたいのか、きちんと自分自身でイメージしておく必要があるだろう。
体験にお金を使うことが重要視されている
ところで、昔はお金の使い方と言えば、何か物を買うことがメインで、ブランド物やスマホ、それから腕時計や車など、そういった贅沢品を溢れるほど買うのがお金持ちのステータスとされていた。
ところが、最近ではだんだんと様子が変わってきていて、お金持ちの人々がもっとも重要視するお金の使い方として、「よい経験」をするためにお金を使う、という使い方が人生を最も豊かにするお金の使い方である、という風に変わってきている。
例えば、知らない土地に旅行に行ったり、視覚も味覚も満たしてくれる鮨屋やフレンチに行ったりと、これまでは刹那的とされてきたお金の使い方も、それを経験としてとらえるならば、そのお金の使い方は人生を豊かにしてくれる使い方ともいえる。
もちろん、無計画にそういった使い方をしまくるのはただの浪費でしかないのだが、「経験」としてそれを大切にするのであれば、そういったお金の使い方も有意義な使い道の一つだと言えるだろう。
一番悲劇なのは、配当金生活に突入してもまだお金に未練がある状態で、全くお金を使わないまま死んでしまう、というパターンなので、やはり適度にお金は消費に回した方がいいのかもしれない。
今後は物が減ってお金の価値が減る可能性がある
ところで、最近の新型コロナショックによって、経済がちょっと考えられないほど悪影響を受けていて、大企業の工場が稼働せず、製品が作れないというケースも結構出てきてしまっている。
また、飲食店やショッピングモールなど、様々な場所が閉められているせいで、我々が買えるものの選択肢も著しく減ってしまっている。
そのため、今現在はもしかしたら瞬間的にかもしれないのだが、お金の価値が劇的に下がってしまっているのだ。
新型コロナ以前までの資本主義社会では考え難いことだったが、お金がいくらあっても物が買えないという驚異的な状況だと言っていいだろう。
このような状況に陥ってみると、改めてお金とはただの紙くずで、それを使える安定した経済環境があって初めて価値を発揮するものだと思い知らされた。
新型コロナの影響によって多くの企業が倒産したりしているが、恐らくは本格的にコロナ倒産が加速するのはこれからだ。
そのため、我々はますますお金があっても物が買えないという、これまででは考えられないような世の中と向き合っていかないといけないのかもしれないね。
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