配当金を支払ってくれる資産を買うかわりに我慢し続ける意味はあるのか?
配当金や家賃収入といった不労所得は、資産から生み出されてくる黄金の果実と言ってもよく、それは金色色に輝く小麦などの穀物を連想させる所得でもある。
高配当株からの配当金や、不動産からの家賃収入の場合、労働所得のように社畜となって汗まみれで働かなくても手に入る収入であるため、一般的なサラリーマンたちはそれらの収入に強い憧れを抱いている。
最近は投資がややブームみたいな感じになってきているので、配当金を支払ってくれる高配当株や不動産を買うためにせっせとお金を貯めている人も多いと聞く。
毎月毎月、生活を極限まで絞り上げ、出来るだけ多くのお金を余らせることによってお金を工面し、それを投資資金に振り分けることで資産の最大化を実現させる人も中には結構いるらしい。
そういった極端な貯蓄姿勢は、時に爆発的なリターンをもたらす可能性もあるのだが、一方で大きなストレスとなってしまう場合もある。
あまりにも極端に節約をすることで、それに慣れていない人や、ある程度消費しないと気が済まない人は大きなストレスを抱えることになる可能性があるからだ。
しかし、財布の紐を緩めてしまうと、お金というのは無制限に流出してしまうという厄介な性質を持っている。
ストレスを溜めないように工夫してお金を貯める
人の人生の中で本質的に資産と呼べるものは、ずばり「お金」と「時間」だ。
資産というと、配当金や家賃収入などの不労所得に代表される「お金」にフォーカスが当てられるケースが多いが、実際にそれよりも重要なのは「時間」だ。
なぜかというと、「お金」というのは方法さえ見つければ稼ぎを増やせる可能性があり、投資のように増やすために時間をショートカットする方法が存在するが、「時間」は巻き戻したり増やしたりすることが不可能だからだ。
そのため、富豪になればなるほど、「お金」よりも「時間」を重視する。
これは非常に興味深いことで、「お金」というものに大きな執着を持っているはずの富豪たちが、「お金」では買えない「時間」を重要視しているということは、結局は「時間」が我々生きている人間が持っている最も大切な資産だということなのではないだろうか。
そんな大切な「時間」をストレスに満ち溢れさせた状態で「お金」を貯めるために過ごすのでは、本末転倒だと言える。
そのため、貯金をして資産形成の努力をするにせよ、やはり「時間」という資産をより効率的かつノンストレスで消費していく必要がある。
積み立て額を極端な金額にしないことが重要
何事も徹底的にやるのはよいことで、徹底的にやった者でないと理解出来ない領域というのがあるのも確かだが、その結果ストレスを抱えてしまい途中で物事を投げ出してしまっては意味がない。
貯金や資産の積み上げにしても同じで、極端なストレスを自分に与えた結果、「もうや~めた、来月から全額つかっちゃいまーしゅ♥」となってしまっては完全に意味がない。
というのも、資産形成は継続して取り組んでいくことで結果が出る作業だからだ。
なので、月々の収支をまずは「収入>支出」となるようにして、その後に貯蓄に回す額を徐々に増やしていくというやり方がいいように思う。
最初は月2万、それで大丈夫だったら月3万、月4万にしたらお金が使えなさすぎてストレスが貯まったなら、月3万円を継続する。
そして、収入が上がったら月4万に積み立て額や貯蓄額を上げる、などして、きちんと自分を満足させるための消費をしつつ負荷が出来るだけかからない状態で取り組んでいくことが大切だ。
ネット上や雑誌上では月々凄まじい額の積み立てをしている方もいるが、それはその人の特性や経済状況があるから可能なのであって、それを全部真似する必要はないと思う。
重要なのは、自分の資産を確実に増やしていくということなので、ストレスがかかりすぎないように工夫をしながら資産形成に取り組んでいく方が、最終的には大きな資産を築けるのではないだろうか。
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