米国株が暴落すると高配当株は全滅で大暴落する可能性がある
先週、コロナウイルスによる株価の暴落により、世界中の株式市場で株価が暴落したが、ついいというか、とうとう最後の砦といってもいい米国株式市場が崩壊の様相を見せ始めている。
現状はまだまだ持ちこたえているような状態だが、これまでの米国株式市場のような粘り強さがなくなっているような感じがし、最終的な壁が壊れてしまうと一気に株価が大暴落しかねないような状態だ。
その証拠に、ずっと低迷していた金鉱株が上昇しており、安全資産の金に資金が逃避を回避していることが明確になってきている。
その中にあっては、米国を代表するような高配当株たちもなすすべもなく、コカ・コーラやペプシコ、それからP&Gといった極め付きの優良企業たちまでもが暴落に巻き込まれ、株価がじりじりと下がっているような状況だ。
今後、米国株がさらに暴落していったならば、これらの高配当株たちの株価もさらに下がる可能性が非常に高いのだが、それだけではおそらくは済まないだろう。
というのも、現在世界の株式市場の底を支えているのは米国株式市場なので、そこが崩れてしまうと世界中の株式市場が本格崩壊してしまう可能性があるからだ。
日本の高配当株の株価が暴落する理由
米国の株式市場が暴落するとどうなるのかというと、恐らくだが為替がさらに激しい円高に振れていく可能性が高い。
というのも、日本円は世界の資産の中でも安全資産という位置にあるので、株式市場などのリスク資産市場が崩壊すると、当然のことながら円に資金が流入することになるのだ。
そして、円高が著しく進行すると、日本国内の輸出企業の業績が悪化してしまうことになる。
そうなると、当然のことながら日本の株式市場は暴落し、国内の景気も悪くなるので全体の企業業績が悪化することになる。
企業業績が悪化すると、利益が減ることになるので、利益の内から支払われる配当金の額も減っていく可能性が高い。
日本の高配当株の株価は配当金がその根拠となっているケースも多いので、株価は暴落してしまう可能性が高い。
さらにこれは日本企業だけに言えることではなく、現在世界中の経済は貿易によって数珠のように繋がっている状態なので、世界中の高配当株に減配のリスクが出てくることにより、それらの株価が下落する可能性があるだろう。
そうなってしまったとき、インカムゲイン投資家としての資質が問われることになり、株をすべて売却するのか、それとも配当金を受け取るために株をホールドするのか選択せざるを得ないようになるだろう。
世界経済の悪化で真の高配当株が明らかになる
コロナショックにより株式市場が暴落している最中だが、現在はどんどん実体経済に本格的な影響が出てきている状態だ。
株式市場は未来の業績を株価に織り込むというが、実体経済の方がコロナウイルスによる新型肺炎問題により「人」と「物」の移動に制限がかかっているため落ち込み始めているのだ。
観光業や小売業、さらには製造業など、その影響範囲はどんどん拡大しており、この状況が継続されれば、最終的には様々な業種に悪影響が出ることになるだろう。
その場合、高配当株たちが減配を開始し、高配当株ではなくなる高配当株が大量発生することになるだろう。
真の高配当株がどの銘柄なのかが明らかになるだろう。
経済環境がよいときに配当金の支払いが可能になるのは当たり前の話なので、経済環境が悪化したときにこそその企業の現金製造力が問われるのだ。
自分の中では、コカ・コーラやペプシコなどは結構不況時でも業績は悪化しないのではないかと考えている。
あとは、公益株など景気がよかろうが悪かろうがある程度の利益は確保できるタイプの企業などは比較的耐性があるように思う。
どちらにしても、今後の高配当株の株価推移には注目したいところだね。
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