株の配当金は配当利回りが高いときに買った方が多く受け取れる
株の配当金は投資家本人は何もしなくても手に入る不労所得で、株を保有しているだけで自動的に振り込まれてくるお金だ。
配当金の場合は、株式を発行している企業で社員たちが汗水流して働き、その結果生まれる利益のうちから支払われる所得なので、株を保有している投資家自体は何もしなくてもいいのだ。
何もしなくても自動的に振り込まれる所得というのは、配当金や不動産からの家賃などがあるが、そういった所得は「リスク」というものを背負うことによって手にすることが出来る。
一方で、リスクが高まり株価が下落する局面では、配当利回りは高まっていくため、投資妙味のある株が非常に多く出現するようになる。
というのも、配当利回りは「配当金÷株価」で割り出される指標だからで、この利回りが高ければ高いほど表面上の投資妙味は高いと言える。
なので、現在のようにコロナショックで株価が下落しまくっている局面では、配当利回りが高い株が次々と登場するようになっている。
そういった場面で配当利回りが高い株を買うと、当然のことながら配当金をより多く受け取ることが可能なのだが、実際のところは躊躇してしまうケースが多いだろう。
株価が下落しまくっている石油株を例に配当利回りについて考える
現在、株価が暴落しまくっており、配当利回りが極限まで上昇している銘柄の筆頭は、なんといっても石油株を差し置いてはないだろう。
石油株は石油価格が徹底的に下落しており、ついに1バレル50ドルを割り込んで49ドルに突入してしまっている影響で、株価が下落しまくっている。
特に、超巨大石油企業のエクソンモービルについては洒落にならないほどの下落を演じており、すでにその株価はここ10年での最低株価まで下落してしまっている。
その圧倒的な株価の暴落は他の追随を許さず、その徹底的な株価の暴落により、なんと配当利回りは6%を突破してしまった。
そう、まさかの配当利回り6%オーバーの驚異的な超高配当株と化してしまっているのだ。
この配当利回りは、現在の日本の定期預金の平均的な利率の600倍にも相当する利回りだ。
なので、もしかしたら「エクソンモービルすげー!!すげーよ!!」と興奮してエクソンモービルを買ってしまうかもしれない。
ただ、その場合は石油価格の下落が一時的なものなのか、この状態が継続して石油企業の業績が傾きまくり、ついには配当金が減配されてしまわないのか、という点をよくよく考えてみた方がいいだろう。
というのも、コロナウイルスによる経済の影響については、現在ようやく本格化してきたような段階なので、石油価格への影響はそれなりにある可能性が高いと思うからね。
高い利回りとリスクの関係について
高配当株の場合、その価値の源泉はその高い配当利回りにあるのだが、一方で配当利回りが低くなれば株価の価値の源泉を失ってしまう可能性がある。
というのも、配当利回りが高い銘柄を買う場合は、より多くの配当金を貰いたいのでそういった株を買っているケースが圧倒的に多く、配当利回りが低くなってしまえば株を売ってしまう可能性があるからだ。
そして、株を売ってしまう人が激増すると、当然のことながら株価が暴落してしまうことになる。
配当利回りが極めて高い株を買う場合、その高い配当利回りが維持出来ない、というリスクが最も警戒すべきものだと言える。
なので、そういったリスクを加味したうえで、今後景気が悪化しても配当金の支払いに不安がない銘柄を仕込むという選択をするのが最も賢明だと言える。
せっかく高配当株を仕込んだと思ったら、減配で株価暴落だわ配当金はもらえないわ、で本当に踏んだり蹴ったりだからね。
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