サラリーマン投資家が月15万円の積立投資をやって感じたメリット
「うわあ、この猫可愛くない...」
「そうね、もうこの子は大きくなりすぎてるから、横の猫ちゃんにしましょうか」
ペットショップで売れ残った猫を見るたび、私は心が痛くなる。
ゲージの中で窮屈そうに身を屈め、不細工な顔に背一杯の愛嬌を浮かべてこちらを見つめている猫を見ると、そこに自分の姿を見出してしまうからだ。
「うう、うぐぐ、チャオチュール買ってやりてえ」
昼休みにペットショップをのぞいて私と同じように売れ残りの猫に同情しているサラリーマンが最近大量発生しているという。
そんなサラリーマンたちの間で最近積立投資が大ブームだという。
「ひっひひ、将来はFIREして猫と一緒に暮らすんだい」
そんなささやかな夢を叶えるために月々定額の投資信託を貯金がわりに積み立てる投資家が増えているのだ。
そんな彼らが何に投資しているかというと、大体のケースでは市場平均に投資をするインデックスファンドだ。
米国株や日本株、世界株式などの指数に投資をしてコツコツと資産を築いていこうというのが彼らのスタンスだ。
そんな投資信託の積立投資に、実は最近このかぶまくらも取り組んでいる。
今回はそのメリットとデメリットについてお話しようかと思う。
積立投資に最適な投資信託は?
さて、個別株投資が大好きな私かぶまくらが何故投資信託の積立投資をしているかというと、昨年資格試験等の勉強等で忙しく、コロナでお金も使わないので月々余るお金の中から一定額は投資に回しておきたいと思ったところからスタートした。
「いまさら積立投資て...」
そうは思ったが、ただ現金が積みあがっていくのではリターンが全くないので試しにやってみることにしたのだ。
金額はとりあえず月々15万円で、ファンドは下記の通りだ。
・e-MAXIS-Slim米国株式(S&P500)に10万
・e-MAXIS-Slim全世界株式(オール・カントリー)に5万
そもそも私はドル建てのETFであるVOOにも相当額を投資しているのだが、なぜか同じS&P500に投資をする投資信託をセレクトしてしまっている...。
いったい何故か?
それはね、米国株が本当に好きだから♡
あと、残りの5万はとりあえず一番スタンダードな全世界株式。
この組み合わせが、一番上下の振れ幅が小さく、尚且つリターンも大きくなると考えている。
理由は世界の株式市場の中で歴史的に米国株式市場が一番成長していて、全世界株式が一番分散が効いているから。
全体を3とすると、成長の大きそうな市場に2を振り分けて、一番安定している市場に1を振り分ける感じだ。
個人的にだが、積立投資をするにはこの比率でこの組み合わせが一番よいと考えている。
積立投資最大のメリット
では、実際に積立投資を自動引き落としでやってみたメリットだが、最大のメリットは「時間を使わなくていい」だろう。
まさに、これに尽きる。
個別株の場合は毎日株価が気になってヤフーファイナンスや決算短信を深夜まで見てしまうが、積立投資は自動引き落としを設定したらそれで終わりなので、マジでやることがない。
なので、アホみたいに株に使っていた時間を別のことに使える。
資格の勉強をするもよし、彼女と遊ぶもよし、ペットと戯れるもよし。
つまりは人生の時間をより有意義に使えるようになるのだ。
一方で、デメリットもある。
それは、株中毒の患者にはこんなものは絶対に耐えられない。一番株式投資にハマっていた頃の自分であれば、間違いなく速攻で解約して個別株を買うだろう。
それくらい、面白くない。というか、定期貯金と同じレベルの感覚ですらある。
そして、短期ではほとんどお金は増えない。
個別株であれば短期間で株価が20%~100%のプラスになることがあるが、投資信託の積立投資ではそんなことは起きない。
ただ、その一方でメチャクチャ資産が減るということもあまりないだろう。
これが、実際に積立投資の自動引き落としを設定してみた感想だ。
忙しいサラリーマンや、あまり株式投資に時間を割きたくない人にはよい投資の方法かもしれないね。
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