投資の失敗でうつ状態になるほど資産が激減するリスクについて
「ほいよー!!また今日も資産増えたああああ」
人間というのは都合よく出来ている生き物で、例えば資産運用で株式投資をしていて、資産が運よく増えるとこのような雄たけびを上げたりして、自分のことを天才投資家だと錯覚することが多い。
「明日もトレードよ!!そいでお金増やすんよ!!」
よ、大将!!
株で資産を少し増やすと、そう声をかけてやりたくなるほど威勢が良くなる人も多いのだが、そういった人々が資産が激減するような事態に遭遇してしまうとこうなってしまう。
「み、み、みいいいいぎゃああああああああああ!!」
そう、さっきまで威勢よく資産の増加を誇っていた大将が、まるで処女のような悲鳴を上げながら泣き叫ぶのだ。
資産が減る勢いが凄まじければ凄まじいほどその声は大きくなるのだが、コロナショックの時などは多くの投資家が処女のような悲鳴を上げていたものだ。
かくいう私もそんな投資家の一人で、
「みいいいいいいいぎゃうおあああああああああ!!」
と、大声で泣き叫びながら日本株を損切したりしたものだ。
このようなリスクは最近のような好調相場では軽視されがちなのだが、あまり甘く見ない方がいいだろう。
どこまで資産が減っても大丈夫なのか理解していますか?
さてと、自分自身が保有している資産が爆下げすると、人がどのような感情を抱き、どのような行動に出るのかは歴史が証明しているのだが、果たしてあなたは自分自身がどのような行動に出るか、どのような状態になるのか、シュミレーションは出来ているだろうか?
大体の人が自分自身はリスクに強い、と考えているわけだが、実際のところコロナショックやリーマンショック級の暴落が発生すると、完全にパニック状態になってしまうケースが多い。
そして、パニック状態になって損切をして涙を流すくらいならまだしも、本当に資産の激減によってうつ状態になり仕事にも支障が出るケースもある。
数百万、数千万と、持っている資産の規模によってそれはまちまちだが、自分が保有する総資産の50%以上が吹っ飛んでしまうと心理的ダメージを受ける人は多い。
昔よくあったはなしで、素人が先物取引に手を出して一家離散にまで追い込まれるというパターンがあったが、今では誰でも株式市場で大博打が打てる時代なので、本当に要注意だ。
それで勝てればいいのだが、もしも負けてしまった場合、半うつ状態で失ったお金のことを考えながらブツブツと呪いの言葉をつぶやきながら一生を過ごすことになるかもしれないのだから。
リスクコントロールを徹底しよう
今現在、株式相場は絶好調で、NYダウは過去最高値を更新し、日本株も3万円台を突破したりと完全に祭り状態に突入している。
個人的には、株価はさらに伸びると思って投資額を増額しているのだが、その反面リスクコントロールが非常に重要になってくるとも考えている。
ここでいうリスクコントロールとは、自分自身の感情面も含めたリスクをコントロールするという意味だ。
そのため、自分は今完全にETFメインのポートフォリオにしており、株価が暴落した局面でも冷静に追加買いが出来るような状態にしてある。
こうしておくことで、現金比率がリスク資産の比率よりも低い状態にあったとしても、暴落局面に対応しやすい状態を作ることが出来る。
他にも色々方法はあるだろうが、リスクコントロールの方法は他人に勧められたものではなく、自分自身が心からしっくりとくる方法を取る方がいいだろう。
例えば、現金が多い方が安心できるのであれば、現金を多めに持っておいてもいいだろう。
なんにせよ、「己を知る」ことで最適なリスクコントロール方法を用意しておくことは投資において非常に重要だと言える。
好調な時ほど、気を付けておきたいね。
株で夢をかなえよう
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