貯金がゼロ円の人は今すぐに貯金を始めないと老後難民になる
老後難民なる言葉を最近聞くようになったが、老後難民とは、要するに老後に経済的に困窮した状況に追い込まれ、にっちもさっちもいかなくなってしまった状態のことを指す。
老後難民という言葉には、老後破産などと同じように、聞くだけで冒頭の画像のように顔面を殴りつけられたような衝撃を受けるワードだ。
というのも、老後難民という言葉は、老後の生活が困窮している状態を連想させ、そこから人々が感じ取るものは「恐怖」でしかないからだ。
誰だって、体力や判断能力が弱った老後の生活が困窮していると想像すれば、恐ろしくなって体がブルブルと震えだすに違いない。
というのも、その状態で経済的に困窮しているということは、もはやリカバリーすることも出来ず、緩やかな死を受け入れることを意味するからだ。
なので、出来る限りはそういった状態に陥ってしまうことは避けたいものだが、多くの人々がそういった未来のことなどは考えずに、その日の生活を送ることに必至になっている。
それは仕方がないことで、人間誰しもがその日を生きるために必死なのだ。
しかし、必死ではあっても、多少は将来のことをきちんと考えておく必要がある。なぜなら、困ったときに本当に頼れるのは自分自身だけだからだ。
経済的なことを考えた場合、いざというときに頼りになるのは、自分が保有している資産だと言っていい。
一番分かりやすいところで言えば、それは貯金の残高なのではないだろうか。
しかし、そんな貯金残高がゼロだという人も最近はかなり多いという。
貯金をしないという選択が意味すること
最近は、30代や40代でも貯金がゼロ円という人が多いということは、このブログでも何度も取り上げているのだが、その場合、将来的な生活費が困窮してしまう可能性がある。
なぜかというと、現在年金の支払いについては将来的に支給時期がさらに先延ばしされる可能性が指摘されており、日本の人口構造と年金制度を考えると、どう考えて現状の制度を維持することが難しいからだ。
なので、年金だけで老後を暮らそうと思うと、かなりの無理が出てしまうのは明白だ。
つまり、年金だけで生活することは将来的には不可能になる可能性が高いということだ。
その場合、現実的に考えて年金収入をカバーする何かが必要になり、それを株式の配当金で賄おうとしたり、不動産の家賃で賄おうという人は多い。
そこまでのレベルで考えないにしても、最低限取り崩していけるだけの貯金は必要だろう。
このことに異議を唱える人は、年金2000万円問題がクローズアップされた現状ではおそらくいないのではないだろうか？
しかし、それでも貯金を全くしない、という人は相当数存在しているのだ。
それも、本当に生活が逼迫していて貯金が出来ないのではなく、ある程度余裕があるにもかかわらず、浪費を好むがゆえに貯金がゼロだというパターンだ。
この場合は、支出の激しさも相まって、普通に考えてどこかで経済的に破たんしてしまう可能性が高い。
そうならないためには、やはり早くから貯金をする努力をしておくべきだろう。
貯金を習慣にする方法で老後難民化を防止する
老後難民化を防止するために、いかにして貯金をしていくかだが、それにはやはり、貯金を習慣化していくということが重要だ。
貯金を習慣化するのにおすすめなのが、この記事でも紹介した500円玉貯金を継続する、という方法だ。
どれだけ貯金が苦手な人でも、1日か2日に一度500円玉貯金をすることであれば、習慣化すれば可能となるだろう。
そして、500円玉貯金に慣れてきたら、徐々に月々数万円などの目標を設定し、本格的に貯蓄計画を立てればいいのだ。
最初から大きな額を貯金しようとすると、もともと浪費壁のある人であればかなり苦しい思いをし、大体の場合は挫折してしまうだろう。
しかし、いくら浪費家の人であっても、ポケットに入っている500円玉を貯金箱に放り込むくらいは可能なはずだ。
そして、貯金をし続けた結果貯まったお金を見れば、今度は貯金をもっとしたくなってくる可能性がある。
というのも、貯金という作業には中毒性があって、いいか悪いかは別にして貯金をしまくっていると、最終的には「お金を貯めること」が趣味になる可能性があるからだ。
そして、貯金自体が趣味になってしまえば、いやでも浪費癖は治るだろうし、さらに貯金をしまくれるようになるだろう。
そうして、まずは500円玉貯金からスタートして貯金する喜びを知り、その後に本格的な貯金にチャレンジするという方法が、浪費家の人がきちんと貯金できるようになる方法として考えられる。
千里の道もまずは一歩から、という感じで、浪費しすぎて貯金が全く出来ず、将来的に老後難民化する可能性があるのではないだろうか？と怯えている人は、この方法を試してみるのも悪くはないだろうね。
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