年収１０００万円のサラリーマンはお金持ちではないという事実
年収１０００万円のサラリーマンというと、相当なお金持ちだと考えられているケースが多く、多くのサラリーマンが「年収１０００万円」という状態に憧れをいだいている。
年収１０００万円のサラリーマンは日本のサラリーマンの約５％ほどだと言われており、年収１０００万円のサラリーマンはある意味日本のサラリーマンピラミッドの頂点部分に君臨する限られた層だと思われている。
毎日のように旨いものを食い、いい女を抱き、タワマンに住んでいる。
そんなイメージを抱いているサラリーマンを多いのだが、それははっきり言って間違いだと言っていいだろう。
というのも、年収１０００万円というのは別に金持ちでもなんでもないただの平民にすぎないからだ。
なぜ年収１０００万円が金持ちではないかというと、それは日本が重税大国で、サラリーマンが税金納入マシーンだからだ。
そして、「贅沢」という行為は驚くほどお金を失う。
私が年収１０００万円を稼いでいるかどうかは想像に任せるが．．．笑、年収１０００万円があまりお金持ちではないということをこの記事を読んだら納得していただけるだろう。
税金と時間とお金持ちの定義
さてと、ここで少しクエスチョンなのだが、いわゆる「お金持ち」の定義とはいったい何のことを指すのだろうか？
私の見解は明確で、それは「時間」の自由があることだ。
というのも、広義の意味で考えると「時間」という資産は何にも代えがたく、時間さえあればお金を稼げるし、時間さえあれば様々な楽しみを自由に享受することが出来る。
一方で、お金だけを持っていたとしても時間がカツカツだったなら、そのお金を持って墓場まで出かけていくだけの人生を歩むことになってしまうかもしれない。
そのため、本物の超お金持ちは時間を自由を非常に大切にする。例えば、移動中でも仕事が出来るように飛行機のファーストクラスを使ったり、運転手を雇って車を運転させたり、なんかがそれに当てはまる。
年収１０００万円のサラリーマンになると、一部の特殊技能を持った人以外は激務の場合が多く、時間の自由などはないケースが非常に多い。
次に、税金の話をすると、サラリーマンというのは累進課税制度によりガッツリと税金を絞られてしまうため、年収１０００万円でも実際の手取りは７３０万～７５０万円程度だ。
そして、その手取り年収で月２０万円以上の家賃のタワマンなんかに住んでしまうと、実際に使えるお金は年間で５００万円以下になってしまう。
それで車を持ったり保険に加入したりなんかしてしまうと、もはや普通のサラリーマンと大差ないくらいの金銭状態になってしまうだろう。
お金持ちになりたいのなら労働者だけでは不可能
個人的には、やはりサラリーマンで１０００万円稼いでいたとしても、「時間」が自由にならない限りはもはや普通の社畜と大差がないというのは正直なところだ。
なので、もしもプチでもいいからお金持ちになりたいのであれば、やはり投資をすることが重要だろう。
というのも、株式のキャピタルゲインや配当金は税率的に所得税に比べて稼げば稼ぐほど有利になっており、税金面でまずは圧倒的に有利だ。
そして、投資の場合は時間がお金を稼いでくれると言ってもよく、「時間」の自由を手にすることが出来る可能性があるのだ。
一方で、必死こいて年収１０００万円のサラリーマンになったとしても、「時間」の自由を持てないのであれば、その人生は楽しいものではないだろう。
なので、必死で働いて労働所得を増やすのも悪くはないのだが、それと並行して投資をきちんとして自分を自由にする「時間」を作ってくれる資産を築くことにも意識を集中したいものだ。
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