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【リストラ】富士通の希望退職に2850人が殺到で日本の終身雇用制は崩壊済みを証明

平日の晴れた日の朝、いつものメンバーと一緒にゲートボールを楽しむ。

「はっはっは、かぶまくらさん、ナイスショット」

「いやいや、とんでもない」

会社員でいたころには考えられなかったようなくつろいだ時間が流れる。

気の合う仲間たちとワイワイしながらゲートボールで勝負をし、午後は犬の散歩に出かける。

これぞ、まさにずっと楽しみにしていた引退生活そのものだ。

お金は大丈夫か、だって?

そんな心配は全くする必要はない。きちんと会社のために勤め上げたおいらには、有り余るほどの退職金が支払われ、しかも企業年金もきっちりと入ってくるから

だから、毎日が穏やかな風が吹く日曜日の午後のようで、とても心やすらかな時間を送っているんだ。

大丈夫、僕はうまくやっている。

は~い、出ましたあああああ!!

外国人がよく言うけど、日本人はほとんど言わないワードの一つ、「僕はうまくやっている」出ましたあああああああああああ!!

...。

残念ながら、おいらたちが生きている現代では、冒頭の通りの絵にかいたみたいな引退後の生活は全く期待できない。

なぜかというと、多くの企業ではすでに企業年金制度などを廃止したり、退職金制度も完備していない企業もかなり増えてきているからだ。

そのため、以前までは労働者たちの夢であった穏やかな引退後ライフはすでに高嶺の花となりつつあるのだ。

60歳で引退し、その後は町内会の活動やゲートボールサークル、それから様々な趣味に取り組んで第二の人生を歩むというお決まりのストーリーは、もはや夢物語になりつつあるのだ。

というのも、昔は社員は家族的な経営方針をとっていた日本企業も、バブル崩壊後の長引く不景気によって西洋ナイズドされてしまい、極めてドライな組織運営に変わってしまっているからだ。

人件費は削られまくり、社員たちは以前のようにして安心して長期間企業に自分の人生をゆだねるのが極めて難しくなってきている。

そのため、以前は就職すればそれで人生詰んだ状態だった日本を代表する大企業においても頻繁にリストラが実施されている。

そうした終身雇用制の完全崩壊を察してか、以前までは死ぬまで企業にしがみついていた労働者たちも、徐々に自分から企業側に見切りをつける傾向にある。

日本を代表する超巨大企業である富士通が希望退職者を募集した結果、なんと2850人もの応募があったというニュースを見かけて、「日本の終身雇用制はやはり完全崩壊しているな」と思ってしまった。

以前までであれば、企業退職者を募集したとしても定員まで人数が集まらないこともしばしばだったが、最近は速攻で定員をオーバーしてしまうケースも珍しくはない。

企業退職に応募すると通常の退職金に割増金が加算されるのだが、これまでは「いやいや、とは言ってもこのまま会社にいた方がいいだろう」という感じで会社にしがみついている社員が多かったので、あまり人数が集まらないことも多かった。

しかし、昨今では転職市場が完全売り手市場となっているのと、「このまま会社に勤めていてもロクなことがない」という感覚が広まっているのか、希望退職者を募集すると速攻で定員オーバーの人数が集まるようだ。

労働者側も企業に体力がなくなってきているのが分かっているので、無理をしてしがみついていてもロクなことがないということがよくわかっているんだよね。

実際、仕事の関係で希望退職に応募して転職した人の話を聞くと、

「割増の退職金がもらえるんで、それで住宅ローンも返済できるので思い切ってやめました。そのまましがみついていてもいいことはないですからね」

だそうだ。

そして、そういった人材に対するニーズは以前よりも高まっていて、同種の仕事であれば条件を落とせばすぐに見つかる場合も多いようだ。

要するに、企業側に多くを期待しても無駄なのを皆が理解し始めていて、割り切って転職する人が増えているということだね。

昨今の人手不足は本当に深刻で、様々な業界において「人がいなくて困る」という状態が発生しまくっている。

なので、労働者側とすると以前よりも再就職の選択肢が広まってきているのだ。

富士通の希望退職者の場合、応募した2850人ほどの人々の中のほとんどがそのままリタイアするのではなく、再就職するという道を選ぶのではないだろうか。

それが、可能な世の中に実際なってきているからね。

これは我々労働者にとっては喜ばしいことであり、また悩ましい問題である。

以前のように会社にしがみついて死ぬまで面倒を見てもらえなくなっている半面、嫌な仕事を歯を食いしばりながら続ける必要性も薄れてきている。

おいらたち今アラフォーの世代が60歳前後の年齢になるころには、転職の1~2回はしているのが当たり前の世の中になる可能性もあると思うね。

なので、どっちみちそうなるのであれば、「退職金もらえねえ」「終身雇用制崩壊乙!!」とか悲観的にならずに事前に準備をしておいた方が、いざ自分が希望退職に応募する立場になったときに冷静な判断が下せるだろうなと思う。

「かぶまくらさん、おめでとうございます!!明日から会社来なくていいです」

いきなりそう言われる日が来ないとも言えないからね。

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