会社の帰り道、青黒い顔をしながらコンビニに立ち寄り、雑誌コーナーで週刊誌を手に取りパラパラとめくる。
毎日仕事でヤニ臭いハゲのオッサンどもの姿を見すぎているため、週刊誌のグラビアで目に癒しを与えてあげるのが毎日の日課となってしまっている。
「ああ、ええなあ、最近の若いもんは最高や...」
そう呟きながらページをめくっていると、衝撃的な記事が目に飛び込んできた。
ー深田恭子さん結婚かー
「え...え!?」
なんと、おいらが大好きな超人気女優の深田恭子の結婚が間近に迫っているとのことだった。
まさか...そんなことが。
一瞬、絶望で体中の力が抜けてしまい、立ち読みしていた雑誌を床に落としてしまった。
この記事で書いた通り、おいらは無類の深田恭子好きだ。
深田恭子の写真集があれば、おかず無しで白米の大盛りごはんを三杯はおかわりできてしまうほどの大ファンなのだ。
記事を見てみると、お約束通りお相手はどこかの企業の社長さんらしい。
「また社長...」
一介の雑魚サラリーマンに過ぎない自分の無力さに、涙があふれ出す。
俺がもしも年商1兆円クラスの企業の社長だったら、きっと深田恭子を幸せにしてあげられるのに...。
そう考えると、明日にでも会社へ辞表を提出し、その足で法務局に行って「株式会社かぶまくら」の登記手続きを行いたくなるが、そんなことをすれば3ヶ月後には大阪城公園でホームレスデビューしてしまうのは確実だ。
...。
さてと、こんな感じで結婚をするという報道だけで、一介のサラリーマンであるおいらに絶望を与えてくれるほどの人気を誇る深田恭子だが、「日経エンタテイメント!」が発表している2018年度版のタレントパワーランキングでも堂々の4位にランクインしている。
このランキングは、株式会社アーキテクトという会社が実施しているもので、認知率と誘因率などに基づいて調査を実施してランキングを決めているらしい。
ちなみに、認知率は、①名前も顔も知っている、②名前は知っているが、顔は思い浮かばない、③このタレントを知らないの三項目のうちどれかを選択してもらう。
そして、誘引率は認知率の質問で①と回答した人を対象に調査を実施し、下記の4項目について質問をして割り出す。
●とても見たい、聴きたい、知りたい
●見たい、聴きたい、知りたい。
●見たくない、聴きたくない、知りたくない
●まったく見たくない、聴きたくない、知りたくない
2018年の第1位は綾瀬はるかで、2位は新垣結衣、3位は石原さとみで4位に深田恭子と、そうそうたるメンバーがランクインしている。
最近、東京ガスが深田恭子をCMに採用しただけで新電力の契約数が激増したというが、やはりその影響力は日本トップクラスだったのだ。
なんせ、深田恭子効果で契約数が10万件も伸びたというからね..。
2016年4月1日からスタートした電力の全面自由化だが、これまでは東京電力や関西電力などの大手資本が独占してきた電力市場に競争化をもたらすことで、ユーザーである契約者たちにより安価な電力やプランが提供され始めている。
ただ、様々な業種から参入が相次いだ新電力事業だが、やはり資本の大きさがものを言うのか、現在シェアを握り始めているのは東京ガスやKDDI、それからJXTGエネルギーなど、元々本業で高シェアを誇っていた企業の存在感が大きい。
電力は完全なるコモディティー事業なので、経営資源が豊富な大手電力会社の方が採算を取りやすいんだろうね。
おまけに、電力会社をスイッチングさせるのはそもそも面倒だという人も多いだろうし、さらには電力は日常生活における最重要ライフラインの一つなので、経営の不安定な新興電力事業者だと事業から撤退してしまう等のリスクもある。
そのため、全面電力自由化がスタートしたにも関わらず、家庭向け電力販売全体における新電力のシェアは10%超にとどまっている。
まあ、契約者にとったら電力なんてどこの会社と契約しても一緒だから、結局は安心出来る大手と契約してしまうんだろうね。
しかし、そんな状況をCMでダンスを披露するだけで打開してしまうのが深田恭子の凄さだ。
皆さんも見たことがあると思うのだが、深田恭子がダンスをしているあの東京ガスのCMが流れると目がテレビに釘付けになってしまう。
CMには小さな男の子が出てきて深田恭子に、「電気を東京電力にまとめてもらってどうだった?」、と優しく質問をされている。
正直、見ていてうらやましかった。
自分も5歳くらいの幼児に戻って、東京電力のCMのオーディションに参加し、深田恭子と共演したいと真剣に思ってしまった。
...。
そう思わせるほどのインパクトをおいらに与えてくれた東京ガスのCMなんだが、改めてテレビCMの影響というのはまだまだ大きいのだということを知った。
最近は、ユーチューブやAbemaTVなど、インターネットメディアの勢いに押されて既存のテレビメディアはどんどん衰退していってしまっているが、なんやかんやでテレビCMの効果というのはやはり侮れない。
深田恭子とCMの年間契約をするには5000万円超の金がかかるというから、TV局に支払う放映料も考慮すると、テレビCMにかかる費用というのは半端ではない金額だ。
しかし、それでも企業が今だにこぞってテレビCMを流しまくるのは、やはりそれだけの効果があるからだということだろう。
特に、東京電力や東京ガス、それに通信会社のKDDIやNTTドコモなど、サービス自体はどこと契約しても変わりないという企業の場合は、イメージ戦略が非常に重要である。
「あの企業はテレビでCMを流していたから信用力がある」
冷静に考えれば、単にお金があるからCMを流しているのか、消費者にまだ売れていない信用力が低い商品を売りたいからCMを流すと考えるのが自然だが、日本の消費者たちは今だにテレビに洗脳されているので、ついついそう思ってしまうのだ。
なので、電力会社や通信会社など、コモディティ系のサービスを商売にしている企業が有名俳優や女優をCMに採用するのにはそれなりの意味があるのだ。
KDDIなんて、もうそれを前面に押し出している感じがするからね笑。
それにしても、一体どこに行ったら深田恭子みたいな女と知り合うことが出来るのだろうか?
何と何を合体させたら、あんなにパーフェクトな女が生まれてくるのか、一度科学的に分析して欲しいと思ってしまうくらいだ。
本当にね...謎だよね。
そら、CMだけで5000万円稼ぐわ...と納得できるくらい魅力的な女だからね。
ただ、最近はユーチューブなどで活躍するVチューバーが大人気らしいし、中国では人間そっくりなAIアナウンサーまで誕生しているので、もしかしたら近い将来はそういった人工物たちが深田恭子等のタレントが今やっている仕事を奪ってしまうかもしれないとも思う。
AIの開発競争は激化しているが、なんとアイドルの顔を自動的に生成するAIなんかも開発されいるようなので、将来的には深田恭子を超えるほどの人工アイドルが誕生する可能性も無いとは言えない。
3Dプリンターの形成技術とシリコン素材が驚異的に進化し、そこにAIによる行動プログラミングが搭載されれば、もしかしたら人工の深田恭子が誕生する可能性もあるかもしれない。
想像するだけで何となくエグいが、見てみたい気もする...。
見たことが無い方がいればユーチューブで一度ご覧になって欲しいんだが、中国で実験的に作り出したAIアナウンサーの映像は本当に凄い。
もうね、マジで人間と見分けがつかないんだよ。
今は映像なのでまだいいんだが、あれが形成技術とミックスされたら、本当に人間と見分けがつかないアンドロイドが誕生するに違いないと思ってしまう。
そうなると、タレントランキングがAIアイドルに総ナメされてしまう可能性だってある。
アイドルは全部ロボット、みたいなね。
まあ、おいらはそうなっても全力で生身の人間である深田恭子の方を応援するが...。
株で夢をかなえよう
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