高配当株であり人気優待株であるオリックスの配当利回りの上昇について
オリックスと言えば、高配当株投資家であれば誰でも知っている人気株で、さらにはオリックスは株主優待制度を用意している人気優待株でもあるため、優待株投資家たちにも人気がある。
オリックスの配当利回りは最近は常時4%を突破している状態で、さらには配当性向も30パーセント程度だったため、これからもオリックスは長期間配当金を支払ってくれるに違いないと信じている投資家も多い。
しかも、オリックスの株主優待制度は株主優待カタログから自分自身が好きな一品を選べるという、極めて優待株投資家に好まれるような内容のものだったため、多くの株主優待を好む投資家たちから指示されていた。
そのため、オリックスはかなり人気がある高配当株であり人気優待株だったのだが、ここ最近のコロナショックにより、オリックスの株価も凄まじい下落に襲われてしまっていた。
直近で毎日NYダウがサーキットブレーカーが発動するほどの激下げを演じ、日経平均も暴落を繰り返していた環境下において、一瞬だが株価が1100円台にまで下落してしまっていた。
これはかなり衝撃的な暴落で、その瞬間のオリックスの配当利回りは余裕で6%を超えてしまっていて、さらには株主優待利回りのことを考えると、100株だけで投資するならすさまじい利回りの状態になっていたのだ。
オリックスの業績について
オリックスの事業ポートフォリオを確認すると、様々な分野に広がっているのだが、金融、不動産、リース事業がメインとなっている。
これらの事業は好景気下では非常に利益を生み出しやすい事業なので、オリックスはアベノミクス後のここ数年の好況に乗ってどんどん利益を計上し、多くの投資家たちに多額の配当金をもたらしてきた。
そんなオリックスだが、逆に不況下においては逆風が吹きやすいビジネスモデルとなっており、特に最近手を広げていた不動産はかなりの打撃を受けるのではないかと考えている。
また、好調だった航空機のリース事業についても、現在は世界各国でコロナウイルスの影響により移動が制限されている状態なので、かなり厳しいものとなっていくように思う。
オリックスはあの100年に1度の経済危機と呼ばれたリーマンショックの時ですら利益を計上していた素晴らしい事業ポートフォリオを持った企業だ。
しかし、今回のコロナウイルスによる経済危機では、「人」と「物」という経済が動くための潤滑油が完全に途切れてしまっているので、その点において状況が全く違っている。
そのため、今後オリックスの業績がどうなっていくのかは要注目だろう。
日本経済の今後はどうなるのか?
前項で書いた通り、現在はコロナウイルスの感染拡大により、世界各国の多くの都市がロックダウンして都市閉鎖状態に追い込まれるなど、おおよそ現実に起こっている出来事とは思えないような事態が広がってしまっている。
今現在の日本経済は、過去の経済成長期とは経済構造が大きく変化し、物を輸出する輸出国から外国人観光客によるインバウンドに依存した経済に変わってきていた。
その影響が、今の現時点でモロに出てしまっており、はやくも旅館や民博事業者の中には倒産するような事業者も出てき始めている。
このような状況が続いていくと、ほぼ確実に日本経済は過去にないくらいの状態まで悪化してしまう可能性が高い。
日本政府がリーマンショック越えの経済対策を打つと言っているのだが、最近の日本はカネをばらまいたとしても高齢者の数が圧倒的に多いので、その「お金」を経済が活性化するように使うのか疑問だ。
最近の若者は車離れをしているため、そういった高額商品を買うことも少ないだろうし、さらには生活するのに精いっぱいと言った感じの若者も多い。
消費の中心となる若年層に何とかお金がいきわたるようにする政策を取らないと、恐らくはこの状況を乗り切ることは難しいのではないだろうか...。
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