配当利回り4％超の銘柄から配当金が入金
配当利回り4％超の銘柄であるオリックスから、本日配当金が入金されているのを確認した。
オリックスは高配当株であり人気優待株でもある銘柄で、個人投資家たちにも割と名は通った銘柄なのだが、業績が良くても株価が下がるという特徴を嫌われてか、あまり人気がない。
今現在、日本株のポジションを減らしており、自身の日本株ポートフォリオは全く値上がりしない卵銘柄のホクリョウを除いては、すべて高配当銘柄となっている。
現在、相場が調整中だが、高配当株だけを残しているので、特に証券口座を毎日見るでもなく放置をしている。
そして、放置をしていると不労所得である配当金を支払ってくれるのが高配当株のいいところだ。
一方で、オリックスはすでに買値から約10％も値下がりしており、今後も株式市場が調整するのであれば、株価が下がる可能性が高い。
そのため、年間4％程度の配当金ではとてもじゃないが割には合わない。
しかし、例えば今後5年くらいオリックス株を保有したと仮定し、その後株価がトントンであったとしても配当金だけで+20％もの利益が積み上げられることになる。
10年間だと、40％だ。
これは、定期預金などの金融商品では到底不可能な数字だし、自分のような素人がFXを10年やると資産を400％溶かしてしまう可能性があることを考えると、比較的安定的にリターンを狙える投資方法だと言える。
高配当株から配当金を受け取るための資質
このように、高配当株投資は銘柄さえキチンと選べば放置しておくだけでいいので、比較的手間のかからない投資方法だ。
しかし、中には高配当株投資に向いていない人もいる。
それは、株価が気になって証券口座を毎日見てしまう人だ。
もっと正確に言うと、証券口座を毎日見て、株価の上がり下がりに一喜一憂してしまう人の場合は高配当株投資は難しいかもしれない。
というのも、そういった人が株価が下がっている場面で証券口座を見てしまった場合、焦って底値で株を売り飛ばしてしまう可能性があるからだ。
含み益が出ていたり、その銘柄自体に致命的な問題があることが発覚して損切りするのであればいいが、単に焦って売ってしまった場合は本当に意味がない行為をしたことになってしまう。
高配当株の場合は、株価が下がろうが基本的には株をホールドして、ひたすら配当金を積み上げていくのが正しい戦略だ。
そのため、「株をホールドする」という一見単純だが、意外に難易度が高い作業をできない人にはあまり向いていない投資法なのかもしれない。
世界中で配当金の支払いはまだ増え続けるのか？
2018年度、世界中で企業の支払う配当金の額が増えて過去最高を記録しているという記事を、大分以前に書いた。
2019年度も配当金の支払額が過去最高を更新する可能性があると思うのだが、果たしてこの傾向はいつまで続くのだろうか？
個人的な予測としては、不況期には配当金の支払いは減るかもしれないが、10～20年のスパンで考えると、今後も世界中で支払われる配当金の額は増幅していくのではないだろうか。
もしくは、自社株買いという形で株主還元がなされるかもしれないが、とにかく企業が株主に支払うお金は増えていくに違いないと思っている。
というのも、世界経済は今後も膨張していき、欧米型の資本主義が新興国に浸透していくに従って、株主還元に回るお金も増え続けていくはずだからね。
最近は、株主還元意欲が極めて低い日本企業ですら、世界の潮流に合わせざるを得なくなってきているので、多少のアップダウンはあったとしても、この傾向は長期で続いていくはずだ。
証券口座を見ないようにしよう
以前、ウォーレンバフェットが４半期決算に対して異論を唱えていた。
企業の業績を短いスパンで評価することによって起こる弊害のことを考えると、至極まっとうな主張だと思った。
四半期決算が存在するから、短期で株価は動き、その結果保有する自信がなくなった投資家たちが株を売る光景は日常茶飯事だ。
かくいう自分も、証券口座を毎日見ていたら日々の株価に一喜一憂し、短期的な株価の変動で株を売ってしまう。
そのため、可能な限り証券会社の口座にはログインしないようにしている。たまに、「どうなっているかな？」といった感じで見るだけだ。
こうすることが正しいのかどうかはさておいて、長期的に株を保有するには結構いい方法だと思っている。
なので、高配当株投資を始めてみようと思っている方や、株価が毎日期になって仕方なく、ひたすら細かい損切を続けている人は、こういった株の管理方法を検討してみるのも悪くはないだろう。
たぶん、１月に2回程度で全然いいような気がする。
頻繁に株価を見て心を消耗していたら、不労所得である配当金がある意味労働所得になってしまうからね。
まあ、それでも気になってログインしそうになってしまうのが人の性なのだが、そこは我慢したほうが後々の資産増加率にも好影響を与えるのかもしれない。
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