株価の大暴落によって不労所得での生活が破壊されるリスク
先週の株式相場は、まさに株価大暴落と呼ぶのにふさわしいほど株価が下落し、日経平均株価は節目の20000円を割り込み、さらには17000円さえ割り込むという場面もあったが、まさに市場は大パニックといった状態だった。
その影響で株式市場では様々なタイプの株式がまさに投げ売り状態で売買され、インカムゲイン投資家に人気のある高配当株やJリートもまさに投げ売り状態といった感じだった。
そのため、多くの投資家たちが配当金目的で買っていた高配当株を売却し、配当利回りが極限まで高まっていた高配当株も激増していた。
そんな高配当株たちをいったい誰が保有していたかというと、前述したようなインカムゲイン、つまりは配当金目的で株を買っていた投資家たちで、そういった投資家たちが高配当株を売却することにより、多額の配当金を支払ってくれる高配当株の配当利回りが上昇したのだ。
高配当株を売却した投資家の中には、恐らくは配当金や家賃収入といった不労所得だけで生活をしている投資家もいたと思うのだが、こういった株価の下落はそういった不労所得だけで生きる人々の生活を破壊してしまう可能性すらあるのだ。
配当金の減配と株価の大暴落の関連性について
配当金が減額されると、いったいどのような現象が起こるかというと、シンプルに株価が暴落するケースが多い。
というのも、配当利回りが高い高配当株の場合、「配当金を受け取ること」を目的に株を買っているケースが多いので、そういった人々の場合、配当金の額が下がると株を投げ売りしてしまう可能性が高いからだ。
その場合、もしも高配当株の配当金で生活をしている投資家がいたとして、保有株がそういった暴落に巻き込まれたとしたら、生活の基盤が破壊されてしまう可能性がある。
というのも、不労所得で生活をしているセミリタイア状態にある人の場合、そういった高配当株からの配当金だけが収入源、というケースもあるので、その場合は最悪のケースすら想定される。
最悪のケースとは、それはつまり不労所得で生きる生活をはく奪され、労働所得で生きる生活に逆戻りするということだ。
大体の場合はすでに不労所得だけで生活をしている投資家の場合は、非常に多くの銘柄に分散投資しているケースが多いので、1銘柄の株価大暴落によって生活が不可能になることは非常に稀だろう。
しかし、暴落相場が続き、本格的な経済不況が来てしまった場合は話が別で、シンプルに配当金が減り続けて株価が暴落するという現象が起こり、本当に生活基盤が破壊されてしまう可能性があるだろう。
セミリタイアでも不労所得以外の収入源を確保しておく必要がある
さて、株価の大暴落や不況の到来というのは、現実的には誰にも正確に予測が出来ないものだということは、今回のコロナショックで完全証明されてしまった。
なので、はっきり言って自分自身の不労所得がいつ途絶えてしまうのかなんて、恐らくは誰にも予測が出来ないのだ。
例えば、配当金が減額されてしまったり、家賃収入が激減してしまったりといった事態については予め予測できるケースもあれば、全く予測不可能なケースもある。
その場合、前項で述べた通り、せっかく不労所得で生活をする配当金生活が実現したとしてもその生活が今回のような株価の暴落やそれから始まる不況によって破壊されてしまうケースはある。
なので、不労所得で暮らすセミリタイア生活を目指す場合であっても、きちんと自分自身であるていどは稼げる緩い収入を得ることはかなり重要だろう。
別にハードな仕事をする必要まではなく、最低限の生活費を稼げる程度の緩い仕事でいいので、一つ別の収入源を育てておくと、今回のような事態があった場合にパニックにならなくても済む。
そういった意味では、不労所得で暮らす配当金生活を目指す場合であっても、そういった別収入を緩く構築していく必要はあるんだろうね。
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