配当金という不労所得ではなく労働収入という収入が重要視される理由
配当金や家賃収入等の不労所得は何もしなくても手に入る収入で、会社員たちが毎日ストレスまみれで血管がブチ切れそうになりながら頑張って稼ぐ労働所得とは全く別物の収入だと言ってもいい。
普通に考えれば、配当金や家賃収入等の不労所得は自分の時間と自由を拘束されないで手に入れることが出来る所得なので、そちらの方が価値が高いに決まっている。
というのも、自分の時間や自由というのは「お金」では決して買うことが出来ない有限の資産なので、その資産を保全してくれる配当金や家賃収入といった不労所得の価値は言葉では言い表すことが出来ないのだ。
しかし、それでも「労働所得こそが正当な所得で、それ以外の所得は不純な所得である」と本気でそう思う人も多い。
そして、中には「副業で収入を得るなど邪道」という人も実際にいる。
冷静な頭で考えれば誰でも理解出来ることだと思うのだが、ハッキリ言ってお金はお金であって、配当金であろうがネットビジネス等の副業で稼ごうが、労働で稼ごうが、その性質は1ミリも変わることはない。
「この10円は労働所得で稼いだので不労所得より価値があります。なので、うまい棒10本買えますか?」
そんなことを駄菓子屋のお婆さんに言ったら、即警察を呼ばれてしまうだろう。
というのも、うまい棒の値段は10円であって、労働で稼いだからといって10円の価値は10円でしかないからだ。
みんな一緒でみんないい。みんな違っててみんないいわけねえ!!
なぜ労働所得を得ることによって安心感を覚える人が多いかというと、それは労働所得という所得によって生活をしている人間が圧倒的多数だからだ。
自分自身もそうなのだが、世の中の多くの人は労働によって収入を得ていて、その人たちの親、お爺ちゃんなども、代々労働所得によって生計を立ててきたケースが圧倒的に多い。
そして、我々が生きているこの資本主義社会は株式会社がベースとなって形成されており、そこでサラリーマンとして働く人が圧倒的多数だ。
そのため、「会社に行って貰うサラリーこそが正当な収入である」という洗脳がサブリミナル効果のように刷り込まれているのだ。
なので、それ以外の収入を得ることに著しい抵抗感と恐怖感を覚えるのだ。
例えば、副業で収入を得る、不労所得を得るといったことを、なんだか悪いことのように捉える人もいる。
なぜかというと、今の世の中には「みんな一緒でみんないい」という価値観が蔓延しているからだ。
ユーチューブ広告のキャッチコピーで有名な「みんな違っててみんないい」は、現在の日本の社会風潮の真逆を主張しているから、あれだけのインパクトがある。
つまり、実際のところ今の日本は「みんな一緒でみんないい」という価値観に汚染されている状態だと考えて間違いはないだろう。
そのため、労働所得のみが正当な所得、という価値観が正当化される傾向にあるのだ。
収入の複線化で感覚を変えていくことがこれからは重要
自分としては、これからの時代はサラリーマンとしての労働所得だけに頼るのではなく、副業や不労所得などの所得を得ることで、収入を複線化していくことが重要だと考えている。
というのも、これからはどんどん株式会社内での競争は相対的に厳しくなっていき、ごく一部の人が高給を得て、そのほかの人は成果を出さない限りは所得が上がらないという状況になっていくと予測しているからだ。
最近、日本企業でも新卒に1000万円以上の給与を支払う、というニュースを見かけるが、要するに優秀な人材には惜しみなくお金を支払う一方で、優秀でない人材に対してはお金を惜しむ、という状況になってきているのだ。
これから、多くの企業でもそういった環境が整備されていく可能性が高いように思う。
というのも、現在はグローバル規模で人材の取り合いになっており、お役所的な日本企業もさすがに慢性的な人手不足で本格的に生産性を上げざるを得なくなっているので、生産性を向上させられるような人材には多額の給与を支払う必要があるのだ。
そういった状況を考えると、自分のように特に優秀でもない労働者たちは、不労所得や副業などで収入の複線化を実現しておき、給与額のダウンなどをカバーする準備をしておく必要があると思う。
また、これからは首切りも活発になってきそうな雰囲気が漂っているので、そういった場面に備えるといった意味でも、収入の複線化は非常に重要になってくるだろう。
なので、徐々にそういった所得を得る努力をし、「労働所得のみが正当な所得」という価値観を外していくことは非常に重要だと言える。
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