最高益予測からさらに上方修正した配当利回り5％の高配当株
以前、この記事で爆上げしたと書いた後、再び株価が停滞していた配当利回り5％超の高配当株であるアサヒHDが決算を発表し、過去最高益予測からさらに上方修正を発表していた。
上方修正の理由は、金価格が高止まりしていることからも分かる通り、貴金属価格が高騰しているため、同社の主力事業である金属リサイクル部門の収益が予測以上となっているからだ。
さらに、アサヒHDはマッサジチェアーを販売する事業を展開していたのだが、その事業を担っていた子会社のフジ医療機器を台湾証券取引所に上場しているジョンソンヘルステック社に売却することを発表した。
正確には、株式の60％を売却し、40％はアサヒHDが引き続き保有し続けるようだ。
ジョンソンヘルステック社は、元々フジ医療機器の代理店で、世界中に300店超の直販店を持っており、その販売網を生かして同社の売上高を上げる計画で、将来的にはIPOも狙っているようだ。
だから、アサヒHDは40％株式を継続保有するわけだね。本当にIPOしたら、面白そうだ。
自分的には、マッサジチェアーの販売は、さすがにメイン事業のリサイクル部門とシナジー効果がないのでは？と思っていたので、今回の売却はよかったのでは？と思っている。
配当利回りが高い株の株価が上昇したらどうするのか？
アサヒHDは人気がない銘柄なので、これだけの朗報を出したにも関わらず、PTSは閑散としていて盛り上がってはおらず、明日にならないと上がるのかどうかが全く分からない。
ところで、配当金を支払ってくれる高配当株の株価が上昇したときは、一体どうするのか？という問題があるのだが、これは非常に悩ましいところだ。
というのも、キャピタルゲインを決済して、さらに銘柄を乗り換えていくことで「複利」の力が効くのだが、KDDIのように自分が売却した後に値上がりしてしまう銘柄もあるので何が正解なのかは不明だ。
定期的に貰える不労所得である配当金はやはり魅力的だしね。
アサヒHDは配当性向を50％に以前引き上げたことからも分かる通り、株主還元意欲も高くて結構いい銘柄だと思うので、注目を浴びさえすれば、現在のバリュー株状態からは脱出しそうな感じがするんだけどね。
以前の記事で書いた通り、金価格が上昇すれば株価は上がると思って保有していた銘柄なので、これで株価が上がったらジャストミートなので、非常にうれしいのだが、果たして上がるかな？
日本株は今のところ消費税増税の影響は皆無
それにしても、最近は非常に日本株の勢いが凄い。
ついに、日経平均が23000円にタッチしたし、自分が保有する銘柄もオリックスが僅かにマイナスなのと、ソフトバンクGか孤高の爆下げを演じている以外は全て含み益状態となっている。
日本株は消費税増税の影響が非常に恐れられていたが、今のところは問題がないどころか株価は上昇しまくっているのだ。
ただ、消費税増税の影響が出るにはタイムラグがあると思うので、徐々に外食産業系の銘柄に影響が出てくるかもしれない。
ほかにも、米中貿易が無事平穏に解決に向かうのかという問題や、世界景気の後退など、株式市場が下げそうな要素はいくらでもあるのだが、結構株価は堅調だね、本当に。
自分としては、日経平均3万円をぜひ見てみたいのだが、軽減税率の終了という問題もあるので、まだまだそんな株価をお目にすることは難しいかもしれないね。
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