セミリタイアをするためには配当金だけでは足りないと思った件
セミリタイア生活とは、給与収入だけではなく資産が生み出してくれる収入だけである程度生活ができる状態となり、「労働」に縛られる状態から解放され、自分が好きなことでお金を稼いだりしながら暮らしていく生活のことを一般的には意味する。
セミリタイア生活に突入すると、まるで花から蜜を吸う蝶のようにリラックスをしながら人間らしく暮らすことができ、より人間らしく生きていくことができると考えている人は多い。
配当金や家賃収入などの、いわゆる不労所得と言われる所得を得ることによって悠々自適に生活ができ、労働によって必死でお金を稼ぐ必要性から解放されたその状態は、一見穏やかなように感じられる。
しかし、単に所得の問題を解決しただけでは、充実したセミリタイア生活を送ることはできない。
というのも、人生では「お金」にフォーカスが当てられることが多いが、実はそれ以外の要素が重要な役割を果たしていることも多いからだ。
そのため、「お金」だけにフォーカスをしたセミリタイア生活の場合、最終的には破たんししてしまう可能性すらあるのだ。
配当金で暮らしていければそれは幸せ?
ちょっと想像して欲しいのだが、あなたは1日中人と話をしない日が何日くらいまでは続いても平気だろうか?
配当金や家賃収入だけで生活できる状態が完成し、実際にセミリタイア生活に突入したとしよう。
そうすると、日常で会話を交わす相手がかなり減ってしまうことになる。家族がいる方なら家族だけとか、自分のように独身の人間の場合は1日中だれとも会話をしない、という状態になってしまうことになるだろう。
そして、配当金や家賃収入だけで暮らしている場合、仕事をしなくても暮らしていけるので惰性に任せると滅茶苦茶暇になってしまうという可能性すらある。
その場合、果たしてその「暇」を持て余すことなく、自分で工夫をして楽しめるのか?ということは考えておいた方がいいだろう。
人間というのは本質的には非常に怠惰な生き物なので、一度、配当金や家賃収入だけで暮らしていける状態が完成してしまうと、勤勉に仕事をするという生活には戻ることが出来なくなってしまう可能性がある。
そのため、「暇」な状態を自分自身が苦痛に感じずに過ごすことが可能なのかどうか?ということはよく考えてみた方がいいだろう。
セミリタイアした後の労働について考える
セミリタイアした後の一番のデメリットとして、通常の場合は人との接点が減ってしまう、という点が挙げられるだろう。
というのも、人間というのは人との接点がないと段々と心が沈んでいくケースも多く、活力が減退してしまう可能性があるからだ。
というのも、人間というのは群れで生活をするとういう行動を何千年、何万年と続けてきた動物で、群れの中で「コミュニケーション」を行うことで自分自身の存在意義や価値を見出す動物だからだ。
そのため、セミリタイアした後に社会から断絶された状態になってしまうと、それまで属していたコミュニティで得ていたそれらの感覚を別の場所で得る必要が出てくる。
なので、例えセミリタイアして仕事を卒業したとしても、また新たなコミュニティに属して自分自身という存在を確認できる「場」を確保する必要があるのだ。
趣味のコミュニティ、情報発信で自分で作るコミュニティ、または地域コミュニティなど、なにかしらのコミュニティにセミリタイア前に属しておくことは結構重要だ。
そうしておかないと、せっかくセミリタイア生活を実現したとしても、最終的にはまた元通り会社に行きたくなって同じような職場環境の場所に年収を下げて再就職という憂き目に遭ってしまう可能性があるからね。
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