月に20万円の不労所得が月20万円の借金に大変身!!
まいど!!
最近、アンチエイジングのため資生堂のエスケーⅡを飲んでるかぶまくらです!!
さて、さっそくこのブログの読者である全国2000万人のサラリーマン読者の皆さんに質問なんだが、皆さんは不労所得を20万円手に入れたいと思いますか?
「いえす、いえっすうううううううううう!!」
恐らくは、大体の方は興奮しながらこんな感じで答えるのではないだろうか。
私も同じ質問をされたなら、「いえっすううううううううう!!」と超ハイテンションで回答するだろう。
なぜなら、我々サラリーマンたちはもはや労働所得であるお給料を稼ぐことに疲れ切っており、「不労所得」という甘美なワードを聞くとテンションが劇上がりするように出来ているからだ。
そのため、不労所得というキーワードは人の判断能力を著しく食らわせる魔力を持っているのだ。
そんな魔力の力にやられてしまい、どう考えても不労所得を得ることが出来ない方法で不労所得を得ようとする人が後を絶たない。
そのため、月に20万円の不労所得を得るために始めたのに、月に20万円の借金を背負い込む羽目になってしまった、という悲劇が起こったりするのだ。
不労所得って借金のことなんですか?
「この物件に投資をすれば、将来20万円の不労所得が手に入りますよ」
「本当ですか...?」
ワンルームマンションを扱う不動産業者に営業を掛けられているのは、今年40歳になるKさんだ。
Kさんは長年コツコツと貯金してきたため、ある程度まとまった頭金が貯まり、ちょうど不動産投資を始めようと考えていた。
そんな時に、不動産会社の営業マンから電話がかかってきたので会ってみたのである。
その営業マンが言うには、最初は月20万円の返済が必要なのだが、客が入ればそれが月5万円の返済でよくなり、将来的には月20万円の不労所得を得ることが出来るようになる「見込み」があるという。
「このエリアはどんどん人が入ってきているので、家賃価格もうなぎのぼりなんですよ」
そう言われると、確かにこのエリアはそうかもしれないな...という気がしてくる。
「不動産投資の経験が全くない」にも関わらず、すっかりKさんはその気になっていた。
「よし、買う...」
Kさんはついに、決断を下した。
そして、悲劇の物語が幕を開けたのです。
資産が負債にかわっちゃったよ♡
「おかしい...おかしいぞ...」
Kさんがおかしいと感じたのは、不動産を買ってから半年が経過した頃からだった。
Kさんが買ったワンルームに一度入居者がついたのはいいのだが、2か月で夜逃げをしてしまい、家賃は一銭も入ってこなかった。
それどころか、その入居者が無断で猫を飼っていたらしく、部屋の壁紙はボロボロになり、部屋には悪臭が立ち込めていた。
そのため、修繕費が50万円くらい管理会社からかかると言われ、泣く泣く修繕をした。
その後は入居者がつくこともなく、毎月20万円の借金を返済し続ける日々が続いている。
さらには、よく調べてみるとそのエリアはすでに単身者用のワンルームマンションの供給が飽和状態にあって、家賃がずっと下がっている状態なのだ。
「騙された」
ぽつりと呟いた時にはもう遅かった。
これからあと何年も、Kさんは月20万円の借金を返済し続けていかなければならない。
「ふ、ふりょうしょとく、しょとくは、どこ?」
夜中に高濃度のアルコール入り炭酸飲料をあおりながらそう呟いても、すでに後の祭りだった。
自分できちんと考えて投資をしましょう
ここまで読んだ方なら分かると思うが、まあ、世の中甘い話はないということだ。
株式投資や不動産投資で大ダメージを負うほどの失敗をしてしまうパターンは大体このストーリーの通りで、要するに人が持ってくる「うまい話」に乗って大失敗というパターンが多い。
その場合、「自分が理解できないもの」に投資をしているので、はっきり言ってそれがいいものなのか悪いものなのかすら判断が出来ない。
なので、営業マンや投資ブロガーや著名投資家の甘い言葉に誘われて大金をぶち込み、再起不能なほどの超大ダメージを負ってしまう。
数万、数十万レベルの小ダメージなら勉強代として悪くはないが、数百万、数千万レベルになってくると再起不能になってしまうケースもある。
なので、「うまい話」を聞いたなら、きちんと調べてから判断することを賢明な読者のみなさまにはおすすめしたいね。
株で夢をかなえよう
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