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貯金だけでは将来的にはお金が増えないので投資をする必要があるは本当なのか

「貯蓄から投資へ」というキャッチフレーズを聞いたことがある人も多いと思うが、日本人はいまだに「投資より貯蓄」を好む傾向が強い。

日本政府はかなり本気で日本人の貯金好きを問題視していて、NISAや、つみたてNISAなど、税制上の優遇制度を用意して、「貯蓄から投資へ」のシフトを進めようとしている。

しかし、「投資は恐い」「投資はギャンブル」といった感じで投資を嫌煙する人も多く、「投資から貯蓄へ」のシフトチェンジはまだまだ進んでいない。

日本人が貯金好きな理由

日本人が海外の人々と比べてどれだけ貯金が好きかというと、家計の金融資産における貯金の割合につき、米国は1割強程度、欧州は3割程度なのに対し、日本は5割超程度となっている。

また、株式や投資信託などリスク資産は資本主義の総本山の米国では5割弱程度、欧州は3割程度なのに対して、日本は1割強程度と驚異的な低さを誇っている。

なぜ日本人はここまで貯金が好きなのかという理由についてだが、一つは日本の社会的環境も影響している可能性が高い。

よく言えば保守的、悪く言えば閉鎖的、というのが日本社会の特徴だ。

「失敗」を許さず、「出る杭は打ちまくる」という薄暗い空気が漂っているここ日本では、基本的に新しいことにチャレンジしたりすることは非常にリスクが伴う行為だ。

そのため、非常にディフェンシブなメンタルを持つ人が多く、「投資」というチャレンジをするよりも、「貯金」というディフェンスに力を入れる人が多いように思う。

「みんなと一緒が幸せ」という資本主義的には明らかに間違っている価値観が浸透してしまっているため、みんなと同じように「貯金」に励む傾向が高いのだ。

投資をした方がいいのか

それでは、日本人も欧米人等と同じように投資をした方がいいのかというと、資本主義社会の構造を考えれば、どう考えても貯金よりも投資をした方がいい。

「投資」というのは、基本的にはリスク資産にお金を預けて、その後リターンを得ようとする行為のことだ。

そのため、そこには当然「お金」を減らしてしまうというリスクがある。

なので、保守的な人が多い日本人はあまり投資をするリスクを好まない傾向が高い。

しかし、ある程度資本主義の構造を勉強したことがある方なら、逆に投資をせずに貯金だけをし続ける方がリスクが高いということを理解している。

資本主義と言うのは、書いて文字のごとく、資本家が支配する社会のことで、我々サラリーマンに代表される労働者たちは、資本家に利益をもたらすために働く奴隷だと言える。

なので、基本的には「資本家」の側に回らないと、いつまで経っても働きづめの労働者の境遇からは抜け出すことが出来ないのだが、そのことに気が付いている人は驚くほど少ない。

現金の価値も下がる

貯金だけをする人が陥る思考バイアスに、「現金の価値は下がらない」という誤った固定観念に基づく考え方がある。

しかし、現金の価値と言うのは為替相場の値動きなどの影響で日々動いているのが事実だ。

例えば、対ドルで円が1円安くなると、その分円の価値は下がり、その結果石油等の輸入品の価格が上昇するケースが多い。

そして、インフレーションという要素、つまりは物の価格が上がるということを考慮すれば、相対的に考えて現金の価値は下がっていると言える。

現在の日本は人手不足で人件費が上昇傾向にあり、その分を商品やサービスの価格に転換しないと企業経営が維持出来なくなってきている。

そのため、様々な物やサービスが値上がりしているのだが、その結果「現金」の価値が下がっていると認識している人は少ない。

「現金」は使ってこそ初めて価値を発揮し、物の価値という意味では使わなければただの紙屑だ。

そのため、「現金」の価値というのは、等価交換の価値を物差しに判断するべきなのだが、なぜかその点については考慮されないケースが多い。

投資で資産を増やす

前項で述べた通り、「現金」の価値は物価の上昇や為替の変動により下がり続けるというリスクがあるのだが、そのリスクに対応するには「投資」によって資産を増幅させるという方法が有効だ。

歴史的にみると、世界経済は緩やかに拡大しているので、方法としては全世界型のインデックスファンドに投資をして、その恩恵に預かるという方法が一番確実性が高いように思う。

また、同じように歴史的に右肩上がりの成長を続けてきた米国株式市場に連動したインデックスファンドに投資を実施するという方法も、投資の世界では唯一の最適解と呼ばれている。

「投資」というと、このブログで自身が実践している個別株への投資、FX、仮想通貨などリスクが高い投資対象をイメージする人が多い。

しかし、実際は日本に住んでいれば誰でも買える投資信託や、ETFといった金融商品で比較的リスクを軽減しながら「投資」を実践することが出来る。

そして、今やそれらの投資信託やETFは数万円あれば投資を開始出来るくらい、投資環境が整備されてきているので、その気さえあれば誰でも投資をスタートすることは可能だ。

別に、持ち金の全額を投資に充てる必要はない。

自分が保有している現金のうち、「無くしてもいい」と思える金額から投資をスタートして、そこから徐々に「貯蓄から投資へ」を実践していけばいいのだ。

そうすることによって、資本主義社会の恩恵を受け、「現金」の価値が下がるという現象にも対応できる可能性があるので、個人的には「貯蓄から投資へ」という流れは投資対象を選別さえすれば正しい流れだと思っている。

ただ、やるかやらないかは個人の判断によるところであり、「投資」によるリスクもリターンも自己責任で個人に帰属するものだ。

その点を踏まえたうえで少額から「貯蓄から投資へ」をスタートするのであれば、その選択は長期的に選択した者に大きなリターンをもたらすのではないかと考えている。

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