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税金の無駄使い半端ねえ!!クールジャパン機構が提訴されていた..

は~い、みなさんこんにちは~!!

給料日になるたびに、巻き上げられている税金の額を見て、ゲロ吐きそうになっているかぶまくらですよ~!!

おいらと同じように、給与明細の額を見てゲロを吐きそうになっているサラリーマンは、この薄暗い日本社会に無限に存在していると思うのですが、本日はそんな我々サラリーマンが支払っている血税が無駄使いされている可能性があるというお話についてだ。

皆さんは、海外需要開拓支援機構というものを知っているだろうか?

なにそれ?っていう方もいらっしゃるだろうが、クールジャパン機構と言えばだれでも聞いたことがあるだろう。

クールジャパン機構とは、官民共同の機関で、文字のとおり「クールな日本」を世界に向けて発信するような事業を支援することを目的として設立された機構のことだ。

一体どんなことをしているのかというと、「世界に向けて、日本のアニメ産業を広めるような事業を展開したい!!」という企業などに対して、「はい、どーぞ」と気前よく金を出したりしてやるわけだ。

クールジャパン機構は官民共同のファンド運営機関ではあるのだが、政府が旗を振って設立している機構なので、その資本のほとんどは政府の出資によるものだ。

つまり、我々が日夜悲鳴を上げながら稼いだお金で収めた税金で作ったと言ってもいい機構なのだ。

ええやないですか、クールなジャパンを世界に向けて発信する。

それで少しでも世界に日本の産業が浸透し、出資した事業によって利益が出て国が豊かになれば。

だけど、最近、このクールジャパン機構が出資した事業が赤字を出しまくっているというのだ。

...。

血税使うなあああああああああああああああああああああああああああああ!!!

🍣  🍣  🍣

本日、クールジャパン機構が長崎県の企業グループから提訴されたという朝日新聞デジタルの記事をYahooニュースで見かけた。

どうやら、共同出資して運営会社を設立し進めていたアメリカでの日本茶カフェの事業で損失が拡大したため、クールジャパン機構が一方的に運営会社を清算しようとしているのが原因らしい。

地銀などを中心とする企業グループ側は、機構が要求する新ブランドの商標登録などのせいで無駄な費用がかさんでおり、そういった無駄を省くために単独で事業を継続したいという意志を示している。

つまり、クールジャパン機構の意志が働いて進めた部分が、著しく事業負担を重くしてしまっているせいで損失を被っているため、機構に関与されない形で自分たちだけで事業をやりたいということだ。

...。

この記事を読んで思ったのだが、やはり役人が民間の仕事にかかわるとロクなことがない。

基本的に役所というのは、民間企業とは違い、利益追求という概念事態が皆無だ。

田舎の市役所に行ったりすると分かると思うが、尋常じゃないくらい無駄に人が配置されている。

一度驚いたのが、何かの書類を取りに窓口に行った際、おいら一人に対して三人くらいの職員が、「いらっしゃいませ!!」と集まってきてくれたことがあった。

よくよくその市役所の中を見回してみると、おいら以外にいたのは、よぼよぼのじいちゃん数名という状況だった。

それに対して、広いフロアにたくさんの職員がいたのを目にしたとき、なんとなく違和感を感じた。

普通の企業だったら、余剰人員があまりにも過剰になり利益を圧迫するようであれば、リストラをするか早期退職者を募るかなどの選択肢を検討するのが通常だ。

しかし、役所ではそういったことはほとんど行われない。

もちろん、地域や部署によれば民間を超えるほど激務の役所もあるが、全体を見渡せば一般的に役所というのは民間よりも仕事が楽で、ノルマ等も皆無の場合が多い。

つまり、利益追求という概念自体がないのだ。

だから、役所が関わる仕事というのは、無駄にジャブジャブと金を使ってよく国民やマスメディアから批判をされる。

そして例にもれず、クールジャパン機構が出資する事業も赤字を垂れ流し続けており、その存在意義自体が非常に疑問視されている。

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その失敗事業の中でも象徴的だと言われているのが、三越伊勢丹HDと共同で進めていた、マレーシアでの巨大百貨店事業だ。

マレーシアの首都であるクアラルンプールの一等地を買い取り、クールジャパンを全面に押し出して進めていたこの巨大百貨店事業だが、販売されている商品の値付けが、新興国で外国人をターゲットにしたボッタくりを超えるほどの驚異的な金額となっていたらしい。

山梨産のぶどうが2房2万円!!いちごが1パック2000円!!普通の缶詰1000円!!ドレッシング1000円!!

...。

誰が買うねん笑!!と思わず突っ込みたくなるが、マジでそういう値段設定で商品を販売していたらしい。

他にもありえない価格設定のフィギアや仏像など、様々な珍品が異次元の値付けで販売されていたというのだ。

その結果はというと、もちろん客は来ず、したがって売り上げも低迷して赤字を垂れ流しまくり、最終的に三越伊勢丹HDに全株式を売却してしまった。

いや、普通になめてるやろ...。

そんなことに血税を使われるくらいなら、大学生や若い実業家が運営するベンチャー企業に出資するファンドに金を使ってもらったほうがよほどいい。

なんで市民が納めている税金を、意味不明な巨大事業につかえてしまうのか、本当に理解に苦しむところだ。

しかし、それもクールジャパン機構が完全政府主導の機構だということを考えれば納得がいってしまう。

利益追求をしなくても、大きく責任を問われることの無い人たちが運営している機構なのだから、それも当然ということだ。

🍣 🍣 🍣

クールジャパンという概念自体は別に悪いものではなく、実際に海外でも日本の文化は非常に高く評価されている。

ユネスコの無形文化遺産にまで登録されている和食、フランス人にも絶大な人気を誇る日本のアニメ文化やコスプレ、それから日本の伝統工芸品に、ファッション...。

どれも、日本が世界に誇ることの出来る、素晴らしいものばかりだ。

しかし、ではなぜクールジャパン機構が出資する事業は次々と失敗してしまうのか?

それは恐らくだが、役人主導となってしまっているため、それらの素晴らしい文化等の商業化に完全に失敗してしまっているからだ。

アルバイトでも、会社員でも、事業主でも、どんな仕事でもそうだと思うが、素晴らしい成績や数字=大きな利益を出そうとおもったら、何でも本気で取り組む必要がある。

利益とは、おおまかにいえば収入ー経費なので、出来るだけ収入を大きくし、そして経費を削減していかないと利益が大きく伸びることはない。

収入の部分を伸ばすには、数字に直結する営業活動を頑張ったり、短期間で売れる新製品を必死になって作り出す必要がある。

また、経費を削減するには、無駄な費用は何かを的確に把握し、ターゲットを決めたら徹底的に取り組むということが必須だ。

はっきり言って、これは二つともかなりしんどい作業だ。この二つに本気で取り組んだ場合、定められた業務時間を大きくオーバーして働く必要があるし、大きなストレスもかかってくる場合が多いだろう。

したがって、この二つを頑張れる人というのは、たとえ民間の企業でもかなりの少数派だ。

それは、民間企業でもやる気を失っている社員の割合が、やる気のある社員の割合を大きく上回っているという調査結果からもよく分かる。

クールジャパン機構の場合、そこに集まっている人というのは、天下りでやってきた人間か、役人のどちらかだと聞く。

そう考えると、彼らは事業に失敗しても別に大きな損失を被るわけではないから、前述した収入を最大化して、経費をひたすら削るというしんどい作業を頑張る可能性は極めて低い。

だから、現状を継続すればするほど、クールジャパン機構は赤字を垂れ流し続けることはほぼ確実だと言っていいだろう。

...。

もうこれやめろよ...。

血税を納めている弱小サラリーマンとしては、本当にそういいたいが、多分やめねえんだろうな。

せめて政府は金だけ出して、中身は現役バリバリの民間だけで運営するという方針にでもしてくれたらいいのだが、恐らくはそれもしないだろう。

クールジャパンって一体何なんだろう?

マジで疑問に思う。

血税で成り立っている時点で、クールでも何ともないと思うのはおいらだけだろうか...。

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