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悲報!!よっちゃんイカが値上げを実施!!

そ、そんな...。まさかこんなことが起こってしまうなんて。

朝起きてニュースを見て、おいらは立ち上がれないほどの衝撃を受けてしまった。

NYダウは過度なリスクへの意識が緩和されて219ドルほど値を上げ、大親友のエクソンモービル君の株価も回復してきたのにも関わらず、おいらは起きてからずっと体育座りで嗚咽を上げていた。

「かぶちゃん、よっちゃんイカ食べようや」

「ご、ごめん、おいら、今月はもうお小遣いねえから」

「そんなもん、俺が奢ってやるよ」

「え、ありがとう...」

みなさんはよっちゃんイカという駄菓子をご存知だろうか。イカを乾燥させて甘酸っぱい味をつけた少し弾力のあるお菓子なのだが、これが中々うまくておいらは大人になった今でも食べている。

おいらは、よっちゃんイカを食べると、まだ幼かったころ親友のたけちゃんがお小遣いの少ないおいらによくよっちゃんイカを奢ってくれたことを思い出す。

何故だろうか、よっちゃんイカを食べるといつもそのときのことが思いだされて涙が止まらなくなってしまう。

冷静になって考えれば、お父様が上場企業の役員だったたけちゃんは、小学校低学年ながら月に1万円お小遣いをもらっていたのだが、パパ上があまり仕事をしていなかった家庭で育ったおいらのお小遣いは月に100円だった。つまりそこには資本主義社会における残酷な格差が生まれていたのだ。

だけどそんなことは関係ない。よっちゃんイカとたけちゃんの思い出は、世知辛いこの世界でおいらを甘美な気分に浸らせてくれる数少ない美しい思い出の一つなのだ。

そんな...そんなよっちゃんイカがついにインフレの波に飲み込まれてしまった。

なんと、カットよっちゃん10g(30円)が姿を消してしまい、カットよっちゃん15g(50円)に値上げするというのだ。g換算にすると約1割の値上げを実施するわけだ。

おまけにだ、当たりくじ付きのよっちゃんイカも販売終了となってしまうのだ!!

よっちゃんイカ(30円)には、当たりくじが付いているものがあって、それも姿を消してしまう。

「たけちゃん、これ当たりクジや!!」

「ほんまや、やったなカブちゃん!!やったやった!!」

うびいい、たけちゃんよお!!よっちゃんイカうめえなああ!!

仕事でストレスの溜まった日は、よっちゃんイカを100袋ほど大人買いし、かたっぱしから開けて当たりクジを探した。もちろん発泡酒をあおるように飲みながらだ。

そして当たりクジを見つけた日は、発泡酒を飲むのを中断し、素足で家の玄関を飛び出してコンビニまでダッシュし、当たりクジを差し出してよっちゃんイカをもう一袋追加した。

「はやくイカを出せこの野郎!!!!」

「OK、OK、Please wait、スコシマッテクダサイ」

インド人の店員はいつも丁寧に対応をしてくれるのだが、このときばかりは少し哀れむような目でおいらのことを見ていた。

とにかく、思い出のよっちゃんイカが値上げをしてしまうということに今朝衝撃を受けてしまった。

しかし、最近は色々な製品が値上げされてきて、徐々にデフレ基調からインフレ基調に世の中の流れが変わりつつあるように感じる。卵や乳製品、キャットフードによっちゃんイカ。気づかないところで様々な物の値段が上がっているのだ。

これまでの日本は圧倒的なデフレ社会だったが、これからは徐々にインフレ社会へと変わっていくような気がする。日本政府は今だに金融緩和を継続中だが、世界の流れは利上げの方へと変わりつつある。

そうすると、利回りの高いドルなどの外貨が買われ、相対的に円安になってしまうので、結果として輸入品は高くなってしまう。日本は生活に必要なもののほとんどを輸入に頼っているので、輸入コストが高くつけば日用品や食品の値段は上がってしまうのは当然だ。

だから、保有する金融資産のうち半分くらいはリスク資産にしておかないと価値が目減りしてしまう可能性がある。例えば企業は商品の値段を上げれば、売り上げが激減しない限りは利益は上昇して結果として株価や配当金も上昇する。

1割程度の値上げであれば、消費者が慣れ親しんだ商品を買い続けるのはすでに証明されている事実だ。例えば自販機の缶コーヒーは100円から110円になったとき、「もう誰も買わなくなる」くらいに言われていたが、130円になった今でも普通にみんな自販機で缶コーヒーを買って飲んでいる。

新成分配合!や新製品登場!ということでほとんど同じような商品を投入すれば、消費者は「新しくなったし仕方ないね」と普通に商品を買う場合がほとんどだ。

その辺を考えると、現在では値上がりしすぎてあまり買うべきではないように思える株もある程度は持っておいたほうがいいんだろうな、と思う。

株を保有する比率は自分で計算してみてリスクに耐えられる範囲にするのが賢明だろう。1000万円あるのであれば、50%は現金、50%は株や投資信託といったくらいが今のおいらの許容範囲だ。

相場が大崩壊して、株が50%値下がりしたとしても、半分を現金にしておけば500万円×0.5=250万円と500万円でまだ余裕がある。しかし、これが1000万円×0.5=500万円となるとかなり凹んでしまう。

フルスロットル投資が一番効率がいいのだろうが、メンタルが強靭でないと普通の人には中々難しいだろうなと思う。信用取引まで駆使している人は凄すぎる。そのメンタルには敬意を表するしかない。

よっちゃんイカが値上がりしただけで崩壊してしまうメンタルを持つおいらにはとても不可能だ。

現状では日本円はリスクオフ時に値上がりする最強のディフェンシブ資産なので、半分くらい日本円であればよっちゃんイカの値上げにも耐えられる。

ああ...あの弾力性のある甘酸っぱいイカの味が口の中に蘇ってきた。今日の晩飯は白米とよっちゃんイカに決定だ。

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