いい借金と悪い借金の定義を理解することが自己破産回避につながる
消費者金融やカードローン、それからキャッシングなどのを繰り返していくと、その先に待っているのは果てしなく膨張する借金や、膨張していく債務、それから自己破産等の絶望的なワードだ。
そのため、借金と聞くだけで体中に怖気が走るような感覚を覚える人も多く、「借金」と聞くと大体の人はダークなイメージを頭の中に思い浮かべる人が多い。
確かに、借金というのは使い道を間違えると、人の人生をメチャクチャにする恐ろしいものなのだが、そうである場合とそうでない場合がある。
というのも、「いい借金」をして自分の人生を豊かにしていく人もいるからだ。
同じように金を借りるのに、なぜ「悪い借金」と「いい借金」といった感じで種類が分かれてしまうのかと疑問に思う方もいるかもしれないが、これには理由がある。
その理由をきちんと理解していないと、場合によると「悪い借金」ばかりを借り続けることになる。
悪い借金をしてしまった場合は、借金の返済に必死なる羽目になり、月々の給与をそれだけのために使うといった感じになってしまい、最悪の場合は自己破産という悲惨な結末を迎えることになってしまうケースすらある。
よい借金かどうかを見分ける必要がある。
いい借金というのは、要するに自分自身が借りた金額に対して帰ってくるリターンが大きくなるような借金のことを指す。
例えば、賃貸用の不動産を2000万円で買ったとして、その不動産が毎年200万円を生み出し、10年後に売却したところ2500万円で売れるとしたら、それは「いい借金」と言っていいだろう。
また、何か資格を取るために専門学校に通うために100万円を借り、その資格を取ったことによって年収が100万円以上アップしたなら、それは「いい借金」だと言える。
このように、「いい借金」とは、借りたお金以上のリターンを後々もたらしてくれるような借金のことを指す。
このように、借金というのはその結果借りた額以上のリターンが生み出されれば、「悪い借金」どころか素晴らしいものだと言える。
ただ、難しいのはそれが本当に「いい借金」かどうかを判断出来るかどうかという点と、適切な額を借り入れられるかという点だ。
先ほどの話ではないが、例えば100万円を借りて教材やセミナーなどに突っ込み商売や副業を始めたとして、その結果1万円しか稼げなかったらそれは「いい借金」とはいえない場合が多い。
もちろん、その経験を次に生かせれば「いい投資」になる可能性はあるが、生かすことが出来なければ、単にマイナス99万円の負債を背負うだけだ。
そのため、借金をする前にはそれが「いい借金」に該当するかどうかを入念に検討する必要があるだろう。
悪い投資を重ねると自己破産する可能性がある
前項でお話した「いい借金」の対極にあるのが「悪い借金」なのだが、これは誰にでも判別することが出来るだろう。
「悪い借金」とは、借り続ければ借り続けるほど負債が膨らみ続けていく種類の借金のことだ。
その最たるものが「自分の欲望」を満たすためだけに借りる借金だ。
例えば、ギャンブルにはまって借金を繰り返したり、女にハマって借金を繰り返すなど、一瞬の快楽のために借りて一瞬で消えてしまうような使い方をするならば、それは確実に「悪い借金」だ。
また、価値が上がるか下がるかという投資的な考え方でいくと、高級外車などの時価額が落ちやすい車を買ってしまった場合、乗っている間は気持ちがいいかもしれないが、売る時には価格が落ちているので、それは「悪い借金」だと言ってもいいだろう。
ただ、車の場合は使用価値も考えて判断しないといけないので、そういった高級外車に乗っていてモテたりした、といったリターンがあるのであれば、一概に悪い借金だとは言えないかもしれないけどね。
ただ、間違いないのは、欲望に負けて「悪い借金」を繰り返すと最終的には経済状況が破壊されてしまい、最悪の場合は自己破産というシナリオが用意されているということだ。
そのため、もしも借金をする場合は、それが「悪い借金」か、それとも「いい借金」かを真剣に考える必要があるだろうね。
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