消費者金融やカードローンに頼らないために
ローン地獄という言葉を聞くと、何となく胃がギュッとなるような感覚を覚える。
借金を意味するローンに地獄という言葉がドッキングすると、泥沼の中で窒息しそうな感覚を人に与えてしまう。
ローン地獄というと、一般的な人とは関係ないような気がするかもしれないが、実は結構身近にも「ローン地獄」に陥っている人というのはいる。
住宅ローンや自動車ローンなど、金額は大きいが世間の多くの人が組んでいるローンの場合、額が大きくて返済がきつくても「ローン地獄」という言葉はしっくりこない。
ローン地獄といえば、毎日の生活費も苦しく、ひたすら消費者金融やカードローン等で自転車操業を繰り返す人を思い浮かべてしまう。
しかし、これらの巨額のローンは、一歩間違えると人をローン地獄へと突き落としてしまうトリガーになる可能性があるのだ。
あまりそういった認識が持たれないのは、自動車ローンや住宅ローンに借金というイメージが薄いからだ。
しかし、利息は低くてもそれらはれっきとした借金なのだ。
そのため、そういったローンを含めて、借金によってローン地獄へと落ちてしまわないための対策を事前に考えておく必要がある。
確実に返済出来る計画を立てる
たまに、自分自身の年収とはかけ離れた額のローンを組んで高級車を買って乗り回している人がいる。
年収300万円台で600万円以上もする高級外車に乗っていたり、というのがその例だが、その場合月々の返済額がかなり負担になってしまう場合も多い。
また、例え年収が高かったとしても、高額な住宅ローン+自動車ローンを組んでいると返済が家計にかなりの負担を与える。
この場合、最も問題となるのはローンの返済が滞ってしまうことだ。
高額な外車を買ってみたはいいものの、ローンの返済が苦しくなって車を手放さなければならなくなった、というのは実際に起こり得るケースだ。
そして、車を手放したくない場合、生活費をローンに回す羽目になり、結果としてカードローンや消費者金融等で金を都合してしまうところまでいくと最悪だ。
そういった事態を防止するためには、きちんと事前に月々の返済計画を立て、それが自分自身の収支と見比べて現実的かどうか?という点を考えないといけない。
「そんなの当たり前でしょ」
と思う方もいるかもしれないが、なぜか非現実的な返済額を設定する人というのは実際にいる。
なので、自分自身で返済出来る月々の額はどれくらいなのか?を入念にシュミレーションしておく必要がある。
例えば、手取りの収入額が20万円だったとして、食費、家賃、光熱費や携帯代等の生活費を除いて残る金額が5万円なのなら、その5万円の範囲内でローンを返済していく必要がある。
自分の支出額を把握しているか?
これもよくあるパターンで、自分自身の月々の支出額を把握しておらず、ローンを組んでしまったら何と収支が赤字になってしまうという人がたまにいる。
自分自身が月々いくら使っているのか、正確に把握している人というのは結構少ない。
特に、自分のような独身者の場合、好きなようにお金を使うことが出来るため、支出がずさんになってしまう傾向が強く、そのため「一体月に幾ら使っているのか?」、全く把握していない人もいる。
しかし、月々自分が幾ら支出しているのかを把握していないと、余裕のある金額もわからないので、本当はローンの組みようがないはずだ。
なので、自分自身が月に幾ら「お金」を使っているのかは、それが自動車ローンであれ、住宅ローンであれ、必ず把握しておく必要があるだろう。
外食を頻繁にしている人の場合、自分が思っているよりも多くの額を食費に使っていたり、実は自分が思っているよりも固定費が多かったりなど、確認してみないとわからないことも多いからね。
ローンを組む必要があるのかを考える
住宅ローンにしろ、自動車ローンにしろ、カードローンにしろ、借りる前には必ず「そのローンを組む必要があるのか?」を考える必要がある。
住宅ローンを組む場合、本当にその家にずっと住むのか、ローンを返済した後の家や土地の価値はどの程度なのかを考えたりする感じでね。
車にしたってそうで、もっと安い中古車ではダメなのか、高額な外車が本当に自分にとって必要なのか、また、そもそも自動車自体が生活するのに必須の地域か等を考えるだけで無駄な買い物をすることはなくなるはずだ。
カードローンや消費者金融の場合は利息が高く、「リスクが高い」部類の借金だとすぐに認識することが出来るが、他のローンについても借り方によっては非常に高リスクとなる可能性はあるのだ。
ローンを組むということは、未来の収入を当てにして借金をするということなので、確実に返済できる計画を立てておかないと、思わぬ落とし穴にハマってしまいかねない。
人間というのは不確実性の中で生きているので、いつ会社が倒産して給与が途絶えてしまうかも分からないし、いつ事業が失敗して無一文になってしまうのかも分からない。
人生は不確実だからこそ楽しいのかもしれないが、こと「お金」の面については確実性を重視したプランを立てておきたいものだ。
株で夢をかなえよう
※自動車ローンを組んでいる人は、下記のボタンを猛プッシュして欲しい!!住宅ローンに興味のある方も猛プッシュを頼む!!それ以外の方は、押さなくてもいい。
↓