決算ギャンブル、という言葉を聞いたことがある方も多いかもしれないが、基本的には、短期で企業の業績の伸びと連動した株価の伸びに期待する投資主張のことをさす言葉だ。
自分自身を例にとって言うと、昨年投資をしていたケンコーマヨネーズや、日本トリム、それから夢テクノロジーや三機サービスへの投資なんかは、決算勝負にかけたギャンブル的な投資だったと言ってもいいだろう。
一方で、S&P500に連動したETF等に投資するインデックス投資については、ギャンブル投資とは対極に位置する確実性の高い投資手法だと言われている。
著名投資家のウォーレンバフェットも、「素人は個別株に手を出してはいけない、S&P500に連動したETFに資産の90%を投資しなさい」的なことを言っている。
その証拠に、年初に落ち込んでいたS&P500は現在過去最高値付近まで上昇しており、VOO等のS&P500連動型ETFに投資していた投資家たちは胸をなで下ろしている。
一方で、日本株に投資をしていたおいらの場合は、フルボッコ状態とまではいかないまでも、日本株ポートフォリオが数%の含み損となっている。
「あああ、日本株なんか買わんと、S&P500買っておけばよかったあああああ」
そう思っているのは紛れもない事実なのだが、自分としてまだ日本株、それも小型株投資が持つ魅力と可能性を捨てきることが出来ないでいる。
先日、三機サービスを意気消沈しながら損切したのだが、よく考えたら元々業績が良くなく、人件費の問題が悪決算の根底にあったので、少しリバウンドしたところで売っておけばよかったのだ...。
「あああああ、お金消えたあああああああ」
損切した後、頭を掻きむしりながらそう叫んでいたのだが、「決算ギャンブル」を選んでしまったのだから、それもしょうがない。
小型株投資の場合、決算ギャンブルで勝利すると、本当に1日で株価が10%以上上昇し、好決算が続くと株価が加速度的に上昇していく。
そのため、日本人投資家がお金持ちになったパターンの中でも、最も多くの成功者を出している投資方法が小型株への集中投資だ。
小型株にある程度の資金を注入し、しばらくの間保有しておくと、短期間で一気に資産が増えるケースがあるので、決算ギャンブルに勝ち続けた投資家の中には、サラリーマンでは手にすることの出来ない額の資産を手にする人もいる。
小型株投資に成功した人の中には、それこそ、1億超えの資産を保有している人も結構いるからね。
しかし、その一方で、小型株に集中投資して死亡する人も多く、成功者の裏側には多くの屍が転がっているという、非常に厳しい世界でもある。
一攫千金を狙う投資方法は危険と相場は決まっているが、確かにその通りで、適切なリスク管理が出来ないと一気に資産を失ってしまう危険性をはらんでいるのが小型株投資だ。
おいらは、このようなクソ雑記ブログを運営してはいるが、一応真面目に株式投資の研究はしていて、実践の方も試行錯誤しながらやっている。
このブログでも断片的に書いているように、小型株にも結構手を出していて、うまくいく場合もあれば、失敗する場合もある。
そして、現状の自分的な結論としては、「分散投資をする」と「損切を徹底する」という要素が小型株投資で死亡しないためには必須だと思っている。
というのも、「絶対にこの株いける」と思って買った株であっても見込み外れだったということは結構あるので(自分だけかもしれないが)、その時に一気に資産が減ってしまわないように、銘柄は分散しておく必要があるからだ。
ただし、数十銘柄ではなく、ある程度リスクを取って数銘柄買っておくという感じにしている。
なんでそうしているかというと、成功している投資家は大体そうしているからだ。
ピーターリンチが言うには、自信があるのであれば、5銘柄くらいがベストだそうだが、おいらは自分にはあまり投資の才能がないと心得ているので、米国株や高配当株、それからベトナム株なんかにも分散して投資をしている。
ただ、小型株に振り分ける資金については、大体2~3銘柄くらいに分けるようにしている。
その方が、プラスに触れたときの資産増加率が大きいので、資産が減るというリスクもあるのだが、今のところはそんな感じでやっている。
「損切を徹底しなさい」
小型株の指南をしている本や、著名な投資ブロガーの記事、それから株雑誌なんかにも書かれているが、小型株の場合は決算内容が悪かった場合、高速で損切をするのが鉄則だ。
おいらは、昨年までその辺をきちんと理解出来ていなかったのだが、そうしないと資産が秒速で減ってしまう可能性が高いということを最近ようやく理解した。
なので、ナンピンなど持ってのほかで、よほどその銘柄に対して確信がある場合以外は絶対にやらない方がいいだろう。
むしろ、株価が上昇したときに追加買い(ピラミッディング)した方がいい。
おいらがうまくいったケースもそのパターンで、色々本やネットで書いてあることをそのまま実践してみただけだが、ピラミッディングした方が本当にうまくいくケースが多い。
ただ、それも失敗した場合を想定して、資金の多くを失うリスクは背負わないようにコントロールしながらやる必要があるだろうね。
現在、おいらがメインに投資している小型株のホクリョウだが、購入してからひたすら株価は低迷している。
ただ、これ以上低迷しないレベルだと思っているので、怯えながら放置していたところ、4月26日に上方修正の予測を出した。
というのも、ホクリョウの事業は卵の生産販売なのだが、落ち込んでいた鶏卵価格がここにきて上昇してきたからだ。
おいらはたまにJAの鶏卵価格の推移をチェックしているのだが、確かに最近鶏卵価格は東京、大阪、名古屋、福岡と上昇傾向にある。
ただ、一気に増えた鶏たちが大量に死亡しない限りは、鶏卵価格が大きく上昇し、ホクリョウの業績にプラスの作用をもたらすことはないと考えていたので、こんなに早く業績が回復するとは思っていなかった。
まあ、業績が回復してきたと言っても、まだまだ全然なのだが、もしも供給量の問題で鶏卵価格が上昇しているのであれば、「もしかしたら株価上がるかも、お兄ちゃん...」と思っている。
ホクリョウの決算は5月14日なので、決算ギャンブルというか含み損なのでそれをやるしかないんだが、果たして株価は上昇するんだろうか?
というか、ここから業績が回復して大幅に株価が上がって欲しいのだが無理だろうか。
この銘柄で予測がハマって大幅な株価上昇を手にすることが出来たら、めっちゃドヤ顔出来るので上がって欲しいんだが...。
取りあえず、神社に行ってお参りして神に祈るしかない。
★小型株投資は本当に高リスクな投資方法なので、当ブログ読者には全くおすすめしないし、やめておいた方がいいと思う。どうしてもやる場合は、「銘柄分散」と「高速損切」を徹底しよう。かぶまくらが、身銭を切って学んだ鉄則なので、これをやるだけで死亡する確率は減ると思う。ちなみに、決算ギャンブルであれば米国株のグロース株でやった方が確実性は高いように思う。
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